報道発表資料

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2020年12月08日
  • 自然環境

宮崎県における高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜の確認(家きん国内18例目)について

令和2年12月7日、宮崎県都城市の肉用鶏農場において、家きん国内18例目となる高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が確認された旨の報告がありました。この報告を受け、発生農場の周辺半径10km圏内を野鳥監視重点区域に指定し、野鳥の監視を強化します。

1.経緯

12月7日(月)

・宮崎県が、12月3日の国内15例目の高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜確認に伴い、都城市内の養鶏場において、移動制限の対象外協議に関する遺伝子検査を実施した結果、陽性と判明。

・宮崎県による立入検査の結果、臨床症状が確認されたため、高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜であることを確定。

2.対応

(1)12月7日に発生農場の周辺半径10km圏内を野鳥監視重点区域に指定し、野鳥の監視を強化します。

(2)今回指定した区域は、12月3日に野鳥監視重点区域として指定済みの区域とほぼ同一であり、同区域では12月7日に緊急調査(鳥類調査、死亡野鳥調査等)を実施していることから、野鳥の監視強化を継続します。

(3)「野鳥における高病原性鳥インフルエンザに係る対応技術マニュアル」(https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/manual/pref_0809.htmlに掲載)に準じて、野鳥の監視強化を始めとした対応を行います。

(4)野鳥サーベイランスにおける全国の対応レベルは、11月5日付けで最高レベルとなる「対応レベル3」に引き上げており、全国での野鳥の監視強化を継続します。

3.留意事項

(1)鳥インフルエンザウイルスは、感染した鳥との濃密な接触等の特殊な場合を除いて、通常では人には感染しないと考えられています。日常生活においては、鳥の排泄物等に触れた後には手洗いとうがいをしていただければ、過度に心配する必要はありませんので、冷静な行動をお願いします。

(2)周辺地域のみならず国民の皆様におかれては、「野鳥との接し方について」に十分留意されるようお願いします。

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/2017yachotonosessikata.pdf

【取材について】

現場での取材は、ウイルスの拡散や感染を防ぐ観点から、厳に慎むようお願いします。

【参考情報】

環境省はホームページで高病原性鳥インフルエンザに関する様々な情報を提供しています。

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/index.html

連絡先

環境省自然環境局野生生物課鳥獣保護管理室

  • 代表03-3581-3351
  • 直通03-5521-8285
  • 室長川越 久史(内線 6470)
  • 企画官立田 理一郎(内線 6465)
  • 係長小西 美代(内線 6477)
  • 係長中山 裕貴(内線 6474)

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