報道発表資料

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2016年09月02日
  • 自然環境

「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律施行令の一部を改正する政令」の閣議決定について

「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律施行令の一部を改正する政令」が、本日閣議決定されました。この政令は、国際希少野生動植物種にオオメダイチドリ等の112種の追加等を行うものです。あわせて、本年7月5日(火)から8月3日(水)の間に実施した本政令に関する意見募集の結果を取りまとめましたので、お知らせいたします。

1.改正の趣旨

環境省では、絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(平成4年法律第75号)に基づき、国際的に協力して種の保存を図ることとされている絶滅のおそれのある野生動植物の種を「国際希少野生動植物種」として絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律施行令(平成5年政令第17号)で指定し、その譲渡し等について規制しています。

この国際希少野生動植物種については、日本が締結している渡り鳥等保護条約に基づき、相手国から絶滅のおそれのある鳥類として通報のあった種が指定対象の一つとなっています。

このたび、渡り鳥等保護条約の協定国の1つであるオーストラリアから絶滅のおそれのある鳥類として通報していた種を変更する旨の通報があったことを踏まえて、国際希少野生動植物種の加除等を行うものです。

2.政令の主な概要

(1)オオメダイチドリ(Charadrius leschenaultii)等の112種を国際希少野生動植物種として新たに指定するとともに、ヒメエミュー(Charadrius leschenaultii)等の28種を国際希少野生動植物種から除外します(別表 第2関係)。 ※添付資料1参照

(2)譲渡し等を規制する卵として(1)のオオメダイチドリ等の卵を追加するとともに、ヒメエミュー等の卵を規制の対象外とします。(第2条関係)

(3)この政令の施行期日は、平成28年10月1日とします。(附則第1条関係)

3.意見募集(パブリックコメント)の結果

(1)意見募集期間 平成28年7月5日(火)~平成28年8月3日(水)

(2)意見募集結果 意見提出件数1通 ※添付資料2参照

添付資料

連絡先
環境省自然環境局野生生物課
直通 03–5521–8284
代表 03–3581–3351
課長  :植田 明浩(6460)
課長補佐:中島 慶次(6465)
専門官 :辻田 香織(6468)

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