自然環境・生物多様性

(公社)日本動物園水族館協会との協定の締結について

協定の概要

(公社)日本動物園水族館協会(以下「日動水」という。)と環境省は、絶滅危惧種の生息域外保全や外来種対策、普及啓発等に係る取組に関して一層の連携を図り、我が国の生物多様性保全の推進に資することを目的として、「生物多様性保全の推進に関する基本協定書」を締結しました。

 日動水と環境省自然環境局は、これまでツシマヤマネコなど絶滅危惧種の生息域外保全などの取組において協力を行ってきました。また、平成26年4月11日に環境省が策定した「絶滅のおそれのある野生生物種の保全戦略」において、生息域外保全の取組連携などの強化を目的とした協定を締結することとしていました。
 それらを受けて、まずは絶滅危惧種の生息域外保全及び外来種対策等に係る取組に関して一層の連携を図ることにより、我が国の生物多様性保全の一層の推進に資することを目的として、本協定を締結したものです。

 本協定の締結に係る署名式を、平成26年度日動水総会の場をお借りして、平成26年5月22日(木)に執り行いました。日動水の山本茂行会長(当時)と、環境省の谷津龍太郎環境事務次官が、それぞれ署名を行い、本協定の発効を確認しました。

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協定書の本文はこちら

生物多様性保全の推進に関する基本協定書(平成26年5月22日締結、令和3年10月13日一部変更) [PDF 711KB]

本協定の内容

[1] 絶滅危惧種の生息域外保全の取組を連携して実施します。ツシマヤマネコやライチョウのように、全国にまたがる複数の施設のご協力を得て飼育、繁殖を実施するような種をはじめとして、本協定に基づき協力体制を正式に位置づけて、より一層の取組強化を図っていきます。

[2] 外来種対策について、日動水は防除手法の開発に対する専門的助言、調査研究等への協力を必要に応じて行います。

[3] 普及啓発について、動物園・水族館は多くの来園・来館者が訪れる場所であり、普及啓発の場として大変重要な役割を担っています。生物多様性の保全について考えて頂くきっかけとなる普及啓発の取組を協力して推進します。

参考リンク

協定締結に関する記者発表資料

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