山梨県の代表的な湧水
※アクセス制限の定義
☆:可(目視、近接、触れる)、◎:可(目視、近接)、○:可(目視のみ)、×:不可、―:不明
☆:可(目視、近接、触れる)、◎:可(目視、近接)、○:可(目視のみ)、×:不可、―:不明
市区町村名 | 名称 | ふりがな | 所在地 | 概要等 | アクセス | 湧水保全活動 | 写真等 |
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富士吉田市 | 杓子山湧水不動湯 | しゃくしやまゆうすいふどうゆ | 富士吉田市大明見4401 | 杓子山からの湧水。源頼朝公が富士の巻き狩の際、不動尊の境内より湧き出る岩清水に矢立の筆をひたして妻の政子の方に便りを書いて送り、それからこの不動尊が、「硯水不動尊」と呼ばれるようになったと伝えられている。地下水や水道水に比べて硫酸、塩素、カルシウムなどのイオンが5~7分の1と少なく、やけどや切り傷など、特にアトピー性皮膚炎によく効くといわれる。水温約10℃の源泉を飲めば、肝臓やじん臓にも効果があるとされる。 | ○ | 不動湯福祉会のメンバーである大明見財産区が、育林作業や間伐および周辺の清掃活動を実施。 大明見財産区の議員が当番制により交代で毎週日曜日(月4回)の清掃や草取りを実施。 夏(8月)には硯水不動尊のお祭りを行い、自然の恵みへの感謝の念を表している。 |
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都留市 | 十日市場湧水 | とおかいちばゆうすい | 都留市十日市場 | 「水源山」の名を山号にもつ「永寿院」の庭や、地元の名産「水かけ菜」の栽培地の近くに佇む「長慶寺」において湧き出している。 | ◎ | 地元住民(地主や自治会、地域協働のまちづくり推進会)が清掃活動を実施。 | 写真 |
都留市 | 夏狩湧水 | なつがりゆうすい | 都留市夏狩 | 湧水の一部は滝となって流れ落ち、その下流、溶岩質の岸壁からはまるで糸のように湧水が滴る。 | ◎ | 地元大学生や地元自治会が清掃活動を実施。 | 写真 |
北杜市 | 三分一湧水 | さんぶいちゆうすい | 北杜市長坂町 小荒間717-1 |
戦国時代の頃、農業用水を三つの村に等配分するために設置されたと伝えられる湧水で、古くから村人たちが大切な水を分かち合ってきた。『名水百選』の選定を受けている、八ヶ岳南麓高原湧水群のひとつ。 | ◎ | 三分一湧水館が、水温、電気伝導率、気温を24時間測定しリアルタイムで観測。この記録をもとに八ヶ岳南麓の湧水環境を分析し、環境保全に努めている。 小荒間長寿者クラブによる環境パトロール(ゴミ持ち帰り指導)の実施。 小荒間東区、中区、西区住民による三分一湧水周辺の草刈、遊歩道の補修。 信玄クラブ(小荒間の地域作りを行っている青年部的ボランティア団体)による三分一湧水周辺の草刈等清掃作業の実施。 市による通年での清掃、周辺樹木剪定、枯れ枝除去。 ボランティアによるゴミ拾いの実施。 |
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北杜市 | 女取湧水 | めとりゆうすい | 北杜市長坂町 小荒間字女取 |
『名水百選』に選定されている八ヶ岳南麓湧水群のひとつ。湧水の一部は長坂町が水道水源として用いているため、周囲を涵養林として整備している。 | ◎ | 森林整備の実施。 | |
北杜市 | 大滝湧水 | おおたきゆうすい | 北杜市小淵沢町 | 大滝神社境内内にあり、木をくり抜いた桶から流れ落ちる様は圧巻。八ヶ岳南麓最大の日量22,000トンを誇る湧水は、1年を通して水温が一定。『名水百選』に選ばれている、八ヶ岳南麓湧水群のひとつ。 | ◎ | 地域住民が月1回の湧水池周辺清掃を実施。 | |
北杜市 | 井詰湧水 | いづめゆうすい | 北杜市小淵沢町 | 鬱蒼とした森の中、県指定天然記念物のモミの木の根元から、清水がこんこんと湧き出している。 | ◎ | ||
北杜市 | 大湧水 | だいゆうすい | 北杜市大泉町 | 「泉さん」と呼ばれ、地名の由来ともなっている。 | ○ | ||
北杜市 | 八右衛門出口 | はちうえもんでぐち | 北杜市大泉町 | 小泉と大泉を結ぶ道路脇にある大木の根本から湧き出している。蛇にまつわる伝説がある。 | ◎ | ||
西桂町 | 小沼湧水水源 | おぬまゆうすいすいげん | 西桂町小沼字米倉 | 米倉地区の桂川左岸から湧き出している。昭和28年5月~平成19年3月まで水道水源として利用されていた。 | × | ||
西桂町 | 浅間神社の湧水 | せんげんじんじゃのゆうすい | 西桂町小沼字浅間 | 1年を通じて一定の水量で、小沼浅間神社の境内に湧き出している。 | ◎ | ||
忍野村 | 忍野八海 | おしのはっかい | 南都留郡忍野村忍草 | 8箇所からなる忍野八海は、富士山の噴火等でできたといわれている。 | ○ | 国の天然記念物でもある忍野八海や村内の主要河川の実態を把握するため、毎年水質検査を実施。 |