栃木県の代表的な湧水
※アクセス制限の定義
☆:可(目視、近接、触れる)、◎:可(目視、近接)、○:可(目視のみ)、×:不可、―:不明
☆:可(目視、近接、触れる)、◎:可(目視、近接)、○:可(目視のみ)、×:不可、―:不明
市区町村名 | 名称 | ふりがな | 所在地 | 概要等 | アクセス | 湧水保全活動 | 写真等 |
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足利市 | 弘法の池 | こうぼうのいけ | 足利市南大町 | 渡良瀬川扇状地の扇端に立地する湧水で、弘法大師の石芋伝説があることから「弘法の池」と呼ばれている。足利市指定天然記念物の二ホンカワモズクが自生し、栃木県レッドデータブックに掲載されているタンスイベニマダラ等もみられる。 | ◎ | 地元有志で「天然記念物二ホンカワモズク愛護委員会」を結成し、会費収入、自治会からの助成金を湧水の保全、普及活動に充てている。毎年、6月と9月に南大町連合自治会、芋森神明宮総代と協力し、大規模な清掃、カワモズク愛護のための石の保全を行っている。また、年1回会報を発行し、普及に努めている。 | 写真 |
栃木市 | 大悲の滝 | だいひのたき | 栃木市出流町288出流山満願寺内 | 出流川の源泉で、「胎内くぐり」と呼ばれる鐘乳洞の中の湧水が洞の入り口から直接滝となって流れ落ちている。 | ○ | ||
佐野市 | 出流原弁天池 | いずるはらべんてんいけ | 佐野市出流原町 | 古生層石灰岩の割れ目から清水が湧き出し、浅く澄んだ水中を鯉が泳いでいる。『名水百選』に選定。 | ◎ | 磯山弁財天観光協会、町内のボランティア、老人会等が、弁天池を含む磯山公園の清掃を月2回実施。 | |
佐野市 | 円城院厳島泉 | えんじょういんいつくしません | 佐野市赤見町 | 古くは地元の主婦たちの洗濯場として親しまれていた。平成4年度に「としむらふれあい空間整備事業」の指定を受け、地元のむらづくり推進協議会が泉を活かした公園風の集い場として整備した。 | ◎ | 月1回、地元自治会が湧水池周辺清掃を実施。 | |
佐野市 | 西弁天池 | にしべんてんいけ | 佐野市村上町 | 古くから農業用水として利用されている。池には鯉が泳ぎ、地元の住民の憩いの場となっている。 | ◎ | 年1回、地元自治会が池及び周辺の清掃活動を実施。 | |
佐野市 | 人丸神社 | ひとまるじんじゃ | 佐野市小中町 | 湧水をもとにした池には、鯉が泳ぎ、夏には蓮の花が広がる。 | ◎ | ||
佐野市 | 飛駒出川湧水公園 | ひこまいでがわゆうすいこうえん | 佐野市飛駒町8985 | 土地改良事業により造成されたもので、地域住民の憩いの場となっている。 | ◎ | 地図・写真 | |
日光市 | 水無養魚場跡湧水 | みずなしようぎょじょうあとゆうすい | 日光市水無 | 扇状地の湧水で水量が豊富。 | ○ | ||
小山市 | 白髭神社の湧き水 | しらひげじんじゃのわきみず | 小山市大字出井 | 拝殿前の岩下からこんこんと湧き出し、『白髭老人の伝説』が言い伝えられている。『おやま百景』に選定。 | ◎ | 年4~5回、地元自治会が清掃・周辺整備を実施。 | |
大田原市 | 池の御前 | いけのごぜん | 金田北部 | 農業用水として利用されている。季節によって湧出量は変化する。 | ◎ | 保全活動を実施。 | |
大田原市 | おかんじち湧水池 | おかんじちゆうすいち | 金田北部 | 農業用水として利用されている。季節によって湧出量は変化する。 | ◎ | 保全活動を実施。 | |
大田原市 | 町井沢堀 (以前は清水川) |
まちいざわぼり | 上奥沢 | 周囲にクレソンを植え、家庭用で食している。ザリガニやドジョウが生息している。昔はサワガニが捕れ、子供の遊び場になっていた。通年で湧出している。 | ○ | 保全活動を実施。 | |
大田原市 | ため池 (以前の呼び方は、「古っ溜」) |
ためいけ | 上奥沢 | 共有地の萱場にある。かつては雨乞いを行っていた。季節によって湧出量は変化する。 | ○ | 保全活動を実施。 | |
大田原市 | 延命水 | えんめいすい | 滝岡百村橋付近 | 地下35mより自噴しており、農業用水や飲用として利用されている。 | ○ | 保全活動を実施。 | |
大田原市 | 妙徳寺湧水 | みょうとくじゆうすい | 小滝 | かつては川の上流に小滝の地名由来のひとつとされている小さな滝があったが、現在は湧水が隧道から流れる様子のみ確認できる。 | ○ | ||
大田原市 | 小林蓮乗院 | こばやしいんじょういん | 小滝 | 農業用水として利用されている。かつては付近に大きな池があったが、現在は消滅してしまっている。 | ◎ | ||
大田原市 | まないた沢湧水 | まないたさわゆうすい | 桧木沢サイプレス | 農業用水として利用されている。季節によって湧出量は変化する。 | × | ||
大田原市 | 大清水 | おおしみず | 黒羽向町川西小学校下 | 湧出量は少ないが、古くは飲料、洗濯、農業など、生活に結び付いた存在であった。 | × | ||
大田原市 | がんがんやまの清水(A) | がんがんやまのしみず | 黒羽向町 | 古くは「わらび田」として利用されていたが、基盤整備による地下水くみ上げに伴い、湧水が減少している。ホタルが住んでいる。 | ○ | 保全活動を実施。 | |
大田原市 | がんがんやまの清水(B) | がんがんやまのしみず | 黒羽向町 | 湧水量は少ないが、農業用水として利用され、ホタルが住んでいる。 | ○ | 保全活動を実施。 | |
大田原市 | 百目鬼沢 | どうめきざわ | 両郷河原 | 農業用水として利用されている。季節によって湧出量は変化する。 | × | ||
大田原市 | 二合沢湧水 | にごうざわゆうすい | 両郷河原 | 農業用水として利用されている。季節によって湧出量は変化する。 | × | ||
大田原市 | 深井沢湧水 | ふけいのさわゆうすい | 両郷河原 | 農業用水として利用されている。冬は凍結するが、ほぼ一定の湧水量を保つ。 | × | ||
大田原市 | 藤切場湧水 | ふじきりばゆうすい | 両郷河原 | 農業用水として利用されており、季節によって湧水量は変化する。昔藤つるが多かった場所で、ホタルが住んでいる。 | × | ||
矢板市 | 倉掛湧水池 | くらかけゆうすいち | 矢板市倉掛 | 高原山の麓にあり、1年を通じて湧出し、水量は豊富。『矢板市水辺の景観10選』に選定。 | ◎ | 地元自治会が清掃活動を実施。 | |
那須塩原市 | 西遅沢 | にしおそざわ | 那須塩原市西遅沢 | 蛇尾川洪水時等、数年に1度の割合で湧出する。 | - | ||
那須塩原市 | 遅沢 | おそざわ | 那須塩原市西遅沢 | 水量は豊富。1~5月は渇水期。 | - | ||
那須塩原市 | 井口広沢 | いぐちひろさわ | 那須塩原市井口 | 年数回湧出する。 | - | ||
那須塩原市 | 井口湯釜地 | いぐちゆがまち | 那須塩原市井口 | 水量は豊富。冬から春にかけて渇水期。 | - | ||
那須塩原市 | 高柳 | たかやなぎ | 那須塩原市高柳 | 水量は豊富。冬から春にかけて渇水期。 | - | ||
那須塩原市 | 石林北 | いしばやしきた | 那須塩原市石林 | 人工的に掘り下げられている。冬から春にかけて渇水期。 | - | ||
那須塩原市 | 乃木清水 | のぎしみず | 那須塩原市石林 | 水量は豊富。1~5月は渇水期だが、1年を通して湧出している。ノギカワモズク(市指定天然記念物)が生息。 | - | ||
那須塩原市 | 東堀 | ひがしぼり | 那須塩原市石林 | 冬から春にかけて渇水期。具体的な水源ははっきりしていない。 | - | ||
那須塩原市 | 深川 | ふかがわ | 那須塩原市石林 | 1年中湧出する。具体的な水源ははっきりしていない。 | - | ||
さくら市 | 桜野・湧水地 | さくらの・ゆうすいち | さくら市桜野 | 農耕神と結ばれた水神をまつる水源地。 | ○ | ||
さくら市 | 突抜井戸 | つきぬきいど | さくら市喜連川 | 固い岩盤と圧水を利用して自噴する珍しい井戸。 | ○ | ||
那須町 | 吉ノ目湧水 | よしのめゆうすい | 那須町大字富岡 | ||||
那須町 | 初花清水 | はつはなしみず | 那須町大字寄居 | ||||
芳賀町 | 姥ヶ池 | うばがいけ | 芳賀町大字祖母井1622 | 本町東台地の麓に位置する。通称「弁天池」とも呼ばれ、清水が年中涸れることなく、またその水量も一定して増減がない。この清水は、室の八州をかたどった堀筋によって流出し、貴重な灌漑用水として利用されてきた。そのため、古くから尊崇の聖地とされ、祖母井神社もこの地より遷宮されたものであって、「下宮姥が池霊地」となっている。 | ◎ | 姥ヶ池ロマン公園として駐車場やトイレ、広場、ベンチ等が整備されている。 自治会が池や山林の清掃を実施。 |
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塩谷町 | 尚仁沢湧水 | しょうじんざわゆうすい | 塩谷郡塩谷町大字上寺島地内 | 昭和60年に『名水百選』の認定を受ける。湧出量65,000トン/日、年間を通して水温11℃前後と安定している。 | ◎ | 月1回の水質検査を実施。 | |
高根沢町 | おだきさん | おだきさん | 高根沢町大字上高根沢 | 貧しく美しい娘「おだきさん」の入水伝説がある湧水池。『疎水百選』に選定。 | ◎ |