滋賀県の代表的な湧水
※アクセス制限の定義
☆:可(目視、近接、触れる)、◎:可(目視、近接)、○:可(目視のみ)、×:不可、―:不明
☆:可(目視、近接、触れる)、◎:可(目視、近接)、○:可(目視のみ)、×:不可、―:不明
市区町村名 | 名称 | ふりがな | 所在地 | 概要等 | アクセス | 湧水保全活動 | 写真等 |
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彦根市 | 十王村の水 | じゅうおうむらのみず | 彦根市西今町 | 水源に神社が祀られている。『名水百選』に選定されている。 | ☆ | 十王村の水保存会が清掃活動を実施。 | 名水百選HP |
長浜市 | 堂来清水 | どうらいしょうず | 長浜市高山町字堂来 白龍神社付近 |
7km奥地にある「奥の池(夜叉ヶ池)」が水源とされ、堂来地蔵尊とともに信仰されてきた。 | - | 名水百選HP | |
近江八幡市 | 浅小井町湧水 ※複数あり 正式名称は不明 |
あさごいちょうゆうすい | 近江八幡市浅小井町 | 町内に3ヵ所水が湧き出すところがあり、そこを親水公園に整備し憩いの場にしている。 | ◎ | 湧水を活用した親水公園を3ヵ所に整備。 町内のまちづくり委員会にが清掃活動を実施。 |
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近江八幡市 | 金剛寺湧水 | こんごうじゆうすい | 近江八幡市金剛寺町 | 湧水とふれあえる階段式の浸水護岸や農作物を洗うことができる洗い場が設けられているほか、水車が取り付けられており、地域のコミュニティの場となっている。 | ◎ | 自治会等が毎週清掃活動を実施。 「湧水の郷金剛寺」がホタルの生息のための保全活動を実施。 |
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近江八幡市 | 野田町湧水 | のだちょうゆうすい | 近江八幡市野田町 | 野田町は、農村集落として農業用水の確保に苦慮していた。明治の耕地整備に伴い、事業費の大半を投じ湧水池を整備。湧水地からポンプアップした湧水は、町内の小川や水路へ流し生活用水として利用されている。現在では親水公園として整備し憩いの場としている。 | ◎ | 野田町まちづくり委員会と野田町自治会が毎月の清掃を実施。 町民全員が年2回の手入れを実施。 |
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近江八幡市 | ①北川湧水 | ①きたがわゆうすい | 近江八幡市安土町常楽寺 | 町内を流れる川で自噴しており、地蔵堂が設けられている。湧水の周辺では鯉が飼われている。小学校の課外授業で児童が訪れることも慣例となっており、学校教育の場としても活用されている。 | ◎ | 周辺住民および町内会が清掃活動を実施。 | 地図 |
近江八幡市 | ②音堂湧水 | ②おとんどゆうすい | 近江八幡市安土町常楽寺 | 町内を流れる川で自噴しており、地蔵堂が設けられている。湧水の周辺では鯉が飼われている。 | ◎ | 周辺住民および町内会が清掃活動を実施。 | 地図 |
近江八幡市 | ③梅の川 (※現在枯渇しているため、湧水の把握件数には含んでいない) |
③うめのかわ | 近江八幡市安土町常楽寺 | 現在枯渇しているため湧水は見ることはできない(案内看板のみ)。織田信長が茶の湯に使ったとされている。 | ◎ | 周辺住民および町内会が清掃活動を実施。 | 地図 |
甲賀市 | 御場泉 | おんばせん | 甲賀市土山町 | 天照大御神の御神霊に供えられ、また、倭姫命の飲料水として献上されたと伝えられている。 | - | 自治振興会が湧水を小水力発電として利用しており、管理を実施。 | |
湖南市 | 善水元水 | ぜんすいもとみず | 湖南市岩根 | 「善水」とは、本来「医王善逝の御香水(いおうぜんぜいのおこうずい)」という。医王とは薬師、善逝とは如来の意味があり、傳教大師は百伝の池水をもって薬師如来の宝前にて医王善逝の秘法を修する事7日間、桓武天皇の病気平癒を祈念され忽ちの内に快癒されたことから『善水寺』の号を賜ったという。すなわち、「善水」とは百伝の池水を元水として、本尊薬師如来の宝前にて医王善逝の秘法にて祈願した水のことである。 | ☆ | 井戸水にフィルターをかけている。 | 写真・善水寺HP |
高島市 | 針江の生水 | はりえのしょうず | 高島市新旭町針江 | 安曇川の伏流水が湧き出しているもので、川端(かばた)とよばれる井戸が今も110ヵ所残っている。川端は人々の暮らしに利用され、水と生活が密着した独特の美しい風景を作り出している。 | ○ | 「針江生水の郷委員会」が来訪者をコントロールすると共に、川端の素晴らしさを地域の方に再認識してもらい未来へ引き継いでいく活動を実施。 各家庭が定期的に水質調査を実施。 |
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米原市 | 泉神社湧水 | いずみじんじゃゆうすい | 米原市大清水 | 伊吹山からの生命の水ともいわれ、石灰岩の間を縫って湧き出した水はミネラルが豊富。一年を通して水温が約11℃と一定で、湧出量は1日に約4,500トンある。伊吹山の神に敗れた日本武尊が、この水を飲んで正気を取り戻したとされる伝説の水のひとつで、『名水百選』に選定されている。 | ◎ | 大清水地区の「名水の里委員会」が湧水を核としたまちづくりを実施。 | 写真 |
米原市 | 居醒の清水 | いさめのしみず | 米原市醒井 | 霊仙山系の伏流水と考えられ、醒井宿を流れる地蔵川の源流で、日本武尊伝説が残る地のひとつである。地蔵川には、清水や湧水にしか生息しないというハリヨや梅花藻という白い可愛らしい水中花が生息。1日の湧出量は約15,000トンである。『平成の名水百選』に選定。 | ◎ | 醒井地区の「地蔵川とハリヨを守る会」が水生生物調査や観察会を実施。 | 写真 |
日野町 | 若草清水 | わかくさしみず | 蒲生郡日野町村井 | 千利休の七哲の一人だった日野城主蒲生氏郷が、茶の湯にこの水を使ったと言われている。 | ○ | 区民が清掃等の定期的な管理を実施。 | |
愛荘町 | 山比古湧水 | やまびこゆうすい | 愛知郡愛荘町松尾寺 | 鈴鹿山系の山裾、宇曽川の源流にほど近く、湖東流紋岩帯を通って地表に湧出している。地元の山比古地蔵尊にあやかり「山比古湧水」と命名された。『平成の名水百選』に選定されている。 | - | 山腹緑化のため植林された木々の保全管理を実施。 植樹、整備された宇曽川渓谷一帯の定期的な清掃活動や自然観察会、ウォーキングの開催。 組合員をはじめ地域住民が一体となっり、山比古湧水が憩いの拠点となるような活動に取り組んでいる。 |
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愛荘町 | 軽野湧水 | かるのゆうすい | 愛知郡愛荘町軽野 | 鈴鹿山系から、地下水としてくぐってきた水が湧出している。湧出口が7ヵ所近くあり、古来より地域住民の生活用水として使われている。水温は年間を通じて12℃を保ち、湧水地独特のミズハコベ、カワモズクの水生植物などが見られる。 | - | 「軽野湧水湿原景観保全会」が保全活動を実施。 | |
甲良町 | 大日池湧水 | だいにちいけゆうすい | 甲良町正楽寺 | 勝楽寺境内で湧き出す小さな池。湧出量は少ない。 | ◎ | 「佐々木道誉公顕彰会」が年3回程度の草刈り、清掃を実施。 | |
甲良町 | 弘法池湧水 | こうぼいういけゆうすい | 甲良町長寺 | 昔、弘法さんが食事の後に喉の渇きを潤すためにご飯の箸でこの地を掘って湧き出したといわれる、山の中の小さな池。 | ◎ | ||
多賀町 | 河合不動明王の湧水 | かわいふどうみょうおうのゆうすい | 多賀町河内山女原付近 | 名称の看板があるが、地元ではそのような名称で呼ぶことはないらしい。 | ○ | ||
多賀町 | 佐目の出壺 | さめのでつぼ | 多賀町佐目 | 山からの地下水が多く湧き出している。 | × | ||
多賀町 | 名称不明 | 多賀町杉~保月 | 山から流れ出る湧水が道路沿いにあり、コップが置いてある。 | ○ | |||
多賀町 | 名称不明 | 多賀町河内宮前 | 河内風穴の地下水流が芹川水系エチガ谷に流れ出ている。河内風穴事務所から風穴の入り口までの間にある。 | ○ | 河内観光協会が周辺部を管理。 |