宮城県の代表的な湧水

※アクセス制限の定義
 ☆:可(目視、近接、触れる)、◎:可(目視、近接)、○:可(目視のみ)、×:不可、―:不明
市区町村名 名称 ふりがな 所在地 概要等 アクセス 湧水保全活動 写真等
登米市 平貝の清水 ひらがいのしず 登米市南方町下平貝128 南方町には昔から七つの清水と八つの沢があり七清水八沢と語り伝えられてきた。その清水も開発等によっていつしか消滅、現存するのは平貝の清水だけとなり、平成二年に南方町(現登米市)文化財として指定された。 年数回の湧水周辺の清掃と草刈り作業を実施。  
栗原市 薬師の清水 やくしのしみず 栗原市築館字館下地内 築館薬師ヶ丘の南に位置し、昔から「せいまさんの清水」という名前で地域の皆さんに親しまれていた。私有地につき立入制限あり。    
栗原市 桂葉清水 かつらはしみず 栗原市高清水長福寺24 旧町名の由来となった湧水群「高清水七清水」を代表するもので、昭和60年に『名水百選』に選定されている。
平成4年に周辺を公園として整備した。
月1回、水質の定期調査と湧水井戸の洗浄清掃を実施。  
栗原市 金剛院清水 こんごういんしみず 栗原市高清水本町 高清水七清水の一つで、現在も湧出しており、自家用水として利用されている。私有地につき立入制限あり。 個人所有者が管理。  
栗原市 本町裏清水 もとまちうらしみず 栗原市高清水下町 高清水七清水の一つで、現在も湧出しており、自家用水として利用されている。私有地につき立入制限あり。 個人所有者が管理。  
栗原市 鷹の羽清水 たかのはしみず 栗原市金成姉歯根岸 源義家が奥州征伐のため下向し、鷹の羽の矢を射った岩穴から清水が湧出した。    
栗原市 金明水 きんめいすい 栗原市栗駒沼倉耕英地内 栗駒山の南東麓、ブナ林に囲まれた地に湧出する。    
東松島市 太郎坊清水(一杯清水) たろうぼうしみず(いっぱいしみず) 東松島市大塩 深谷の名水として知られた清泉で、別名「一杯清水」とも言われる。一杯汲んでもまた一杯と湧き、水位が決して変わらないためと伝えられている。 定期的に清掃活動を実施。  
大崎市 清滝不動の滝 きよたきふどうのたき 大崎市古川清滝字清水帯61 杉木立に覆われた不動尊の堂宇を中心に相対して2つの滝があり男滝(おだき)女滝(めだき)という。いずれも水位落差1m内外だが四季を通じて気象の変化に左右されることなく常に一定の水量を保っているのが特徴である。 平成20年度まで、市での水質検査を実施。  
蔵王町 水神社 すいじんじゃ 蔵王町字東湯口地内 元和9年(1623年)蔵王連峰刈田岳の噴火を境に、それまで湧出していた湯が清水に変わり、旱ばつになっても困ることがなくなったため村人たちが清水に感謝し、神社を建てて水神を祭ったと伝えられている。 年2回程度、水神社の湧水箇所周辺の清掃を実施。
周辺の環境保全を啓発するための掲示板等を設置。
 
七ヶ宿町 鏡清水 かがみしみず 七ヶ宿町字干蒲地内 白石川の源流。江戸時代、お姫様が髪の乱れを直す際に鏡の代わりとして使用したことが名前の由来。 地域で清掃等を実施。 写真
大河原町 蟹清水 かにしみず 大河原町堤字大井戸51 古来よりいかなる干ばつにも涸れることがなく村人から保護されてきた。また、湧き口にはサワガニが群生し、「蟹清水」の名前の由来となった。 ×    
川崎町 ブドウ沢清水 ぶどうさわしみず 川崎町大字今宿字小屋沢山 ブナ林から流れ出す清水。林道沿いにあるため、落石等の危険及び対向車との通行に支障あり。    
亘理町 田澤清水 たざわしみず 亘理町逢隈田沢字糀町地内 古来より周辺の水田の底に沢のような流れがあり、「田沢」という地名になったとされている。この地の肥沃な土地と清水の清流で出来た米は、味、品質共に良く、亘理藩主の御膳米や清酒の原料の糀米として使用されていたと伝えられている。 田沢清水地蔵尊が祀られている。地元町内会が看板設置、周辺草刈、花の植栽を実施。 写真
山元町 幸福の水 こうふくのみず 山元町坂元字上山地内 山元町から角田市へ通じる県道(主要地方道角田山元線)脇にある清水。 地域住民が周辺環境の整備・保全を実施。 地図写真写真
南三陸町 蔵王権現のケヤキ ざおうごんげんのけやき 南三陸町入谷字桵葉沢地内 惣内山中腹にある蔵王権現の御神木の大ケヤキ。その根元から湧き出る清水。約600年前の伝説が今に伝わる。