神奈川県の代表的な湧水

※アクセス制限の定義
 ☆:可(目視、近接、触れる)、◎:可(目視、近接)、○:可(目視のみ)、×:不可、―:不明
市区町村名 名称 ふりがな 所在地 概要等 アクセス 湧水保全活動 写真等
川崎市 緑ヶ丘霊園内湧水地 みどりがおかれいえんないゆうすいち 川崎市高津区下作延 身近に湧水に触れることができ、心癒される場所。 湧水の調査を年1回程度実施。 写真
川崎市 生田緑地内湧水地 いくたりょくちないゆうすいち 川崎市多摩区枡形 岡本記念館の東側にある北向きの斜面に位置する湧水地。 湧水の調査を年1回程度実施。 写真
川崎市 飛森の谷戸湧水地 とんもりのやとゆうすいち 川崎市宮前区初山 生田緑地の東側に位置する湧水地。 湧水の調査を年1回程度実施。 写真
川崎市 早野聖地公園中の谷湧水地 はやのせいちこうえんなかのたにゆうすいち 川崎市麻生区早野 中ノ谷池の北側にある。早野地区の田畑の灌漑用水源となっており、鶴見川に流入している。 湧水の調査を年1回程度実施。 写真
川崎市 高津区市民健康の森湧水地 たかつくしみんけんこうのもりゆうすいち 川崎市高津区野川 市民健康の森内に位置する湧水地。 湧水の調査を年1回程度実施。 写真
川崎市 久末緑地湧水地 ひさすえりょくちゆうすいち 川崎市高津区久末 久末緑地内に位置する湧水地。 湧水の調査を年1回程度実施。 写真
川崎市 梶ヶ谷第一公園湧水地 かじがやだいいちこうえんゆうすいち 川崎市高津区梶ヶ谷 湧水地周辺は、春には桜が咲き乱れ、夏は緑と蝉しぐれ、秋は落葉と、四季を通じて風情がある場所である。 湧水の調査を年1回程度実施。 写真
相模原市 横山丘陵緑地公園湧水 よこやまきゅうりょうりょくちこうえんゆうすい 相模原市中央区上溝4丁目地先 照手姫伝説が残されている湧水。    
相模原市 道保川公園湧水 どうほがわこうえんゆうすい 相模原市中央区上溝1359番地外 湧水周辺ではゲンジボタルが見られる。    
相模原市 史跡勝坂遺跡公園湧水 しせきかっさかいせきこうえんゆうすい 相模原市 有鹿神社(小さな祠)の脇の湧水。    
鎌倉市 名称なし   鎌倉市鎌倉山2-2-2 夫婦池公園内にある湧水。    
鎌倉市 名称なし   鎌倉市岩瀬字上耕地
630-7
岩瀬下関防災公園内にある湧水。    
逗子市 亀の泉 かめのいずみ 逗子市小坪1-9 市営住宅地の一角にあり、地域のシンボルとなっている。 地元自治会が管理。 地図
秦野市 河原町湧水 かわらまちゆうすい 秦野市河原町3番 街中に残された数少ない湧水として、地域による保全が進められている。 地下水汚染浄化事業の実施。
毎月、湧出量調査の実施。
 
秦野市 今泉湧水池
(今泉名水桜公園)
いまいずみゆうすいち 秦野市今泉395 古代からの水汲み場所で、池の底からは、石器時代、奈良・平安時代の土器破片等が大量に出土している。現在の池は昭和初期に造られたもので、それ以前は荒地に囲まれた湧水だった。池底からは日量約2,500トンの地下水が湧き出し、秦野盆地湧水群の中でもトップクラスの湧出量を誇っている。 地下水汚染浄化事業の実施。
毎月、湧出量調査の実施。
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秦野市 小藤川湧水 ことうがわゆうすい 秦野市今泉605-1 街中に残された数少ない湧水として、地域による保全が進められている。 地下水汚染浄化事業の実施。
毎月、湧出量調査の実施。
 
秦野市 白笹稲荷神社湧水池
(一貫田湧水)
しらささいなりじんじゃゆうすいち 秦野市今泉1052 小さな崖から水晶のような水玉がしたたり流れ、一貫田の湧水と合流し、室川へ流れ出ている。 地下水汚染浄化事業の実施。
毎月、湧出量調査の実施。
 
秦野市 赤松沢湧水 あかまつざわゆうすい 秦野市渋沢赤松沢 渋沢丘陵の小さな谷あいの湧水で、昭和50年代中頃まで水道水源として利用されていた。    
秦野市 谷津湧水 やつゆうすい 秦野市渋沢谷津2263 渋沢丘陵の小さな谷あいの湧水で、昭和50年代中頃まで水道水源として利用されていた。この湧水を利用して水田が作られ、谷戸田を形成している。 年に2回飲料水質検査を実施。  
秦野市 若竹の泉 わかたけのいずみ 秦野市千村 渋沢断層からの湧水で、渋沢丘陵に沿って流れる室川の源流に位置する。
【案内】渋沢駅より『千村台』行きバスに乗車し、『東原』で下車後、徒歩8分。
年に2回飲料水質検査を実施。  
秦野市 柳川地区湧水池 やながわちくゆうすいち 秦野市柳川 小盆地を形成する柳川地区は、里地の原風景を残し、湧水を利用した水田がある。周辺には、市指定第1号の生き物の里がある。 毎月、湧出量調査を実施。  
秦野市 春嶽湧水 はるたけゆうすい 秦野市蓑毛 蓑毛からヤビツ峠に向かう柏木林道が金目川を渡る場所にあり、水道水源としても利用されている。水質は硬度が低く、軟らかい湧水。
【案内】秦野駅より『ヤビツ峠』または『蓑毛』行きバスに乗車し、『蓑毛』で下車後、徒歩30分。
年に2回飲料水質検査を実施。  
秦野市 護摩屋敷の水 ごまやしきのみず 秦野市寺山1692 『護摩屋敷』とは、山伏がヌルデの木などを焚いて修行をする場所を指す。修行に訪れた僧たちは、ここの水で身を清めたと伝えられている。
【案内】秦野駅より『ヤビツ峠』行きバスに乗車し、『ヤビツ峠』で下車後、徒歩20分。
年に2回飲料水質検査を実施。 写真
秦野市 葛葉の泉 くずはのいずみ 秦野市菩提2317-15 昭和60年に秦野盆地湧水群が『名水百選』に選定されたことをきっかけに、地域住民によって整備された。
【案内】秦野駅より『菩提』経由『渋沢』行きバスに乗車し、『菩提原』で下車後、徒歩60分。
年に2回飲料水質検査を実施。  
秦野市 竜神の泉 りゅうじんのいずみ 秦野市戸川 山腹に竜の形をした岩があることから、水を司る「竜神」が宿ると伝えられる場所。昔から行者や猟師などが喉を潤し、ひと息ついた泉として知られている。
【案内】渋沢駅より『大倉』行きバスに乗車し、『大倉』で下車後、徒歩45分。
年に2回飲料水質検査を実施。  
秦野市 まいまいの泉 まいまいのいずみ 秦野市今泉598-2 かつて数多く掘られた、らせん状に井戸を掘り込む『まいまいず井戸』にちなんで命名された。地下水質の改善が進み、飲用に適する水質に達したため、地下水の監視用に掘られた井戸を利用して、地下20mから地下水を自噴させている。
【案内】秦野駅より徒歩10分、南公民館敷地内。
地下水汚染浄化事業を実施。
毎月、飲料水質検査を実施。
 
秦野市 どうめいの泉 どうめいのいずみ 秦野市平沢1116-3 宅地開発により不明となった『どうめい湧水』にちなんで命名された。地下水質の改善が進み、飲用に適する水質に達したため、地下水の監視用に掘られた井戸を利用して、地下30mから地下水を自噴させている。
【案内】秦野駅より徒歩15分、どうめい北児童遊園地内。
地下水汚染浄化事業を実施。
毎月、湧出量調査、および飲料水質検査を実施。
 
秦野市 弘法の清水 こうぼうのしみず 秦野市大秦町1-31 弘法大師の言い伝えがある湧水で、どんな日照りのときも枯れることがないことから、古くから地元の生活水として利用されている。 地下水汚染浄化事業の実施。
隔月で飲料水質検査を実施。
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厚木市 広町の湧水 ひろまちのゆうすい 厚木市中荻野 湧水は広町公園内の水辺広場の水として利用されている。   写真地図
厚木市 薬師堂の湧水 やくしどうのゆうすい 厚木市妻田西3丁目 寺院の一角にあり、石灯籠としめ縄に囲まれている。石碑あり。   写真地図
大和市 大和水源地 やまとすいげんち 大和市上草柳 引地川の水源。 ×    
伊勢原市 八幡谷戸遊水池 はちまんやとゆうすいち 伊勢原市西富岡八幡谷戸 水鳥や貴重な水棲動物が生息し、また、水量も豊富であるため、農業用水としても利用されている。 平成20年度にのり面整備を実施。
年2回、周辺の草刈を実施。
 
海老名市 亀島湧水 かめじまゆうすい 海老名市上今泉6丁目 亀島公園となっている山からの伏流水で、透明度と水質が良好。    
海老名市 独鈷井戸 どうこいど 海老名市上今泉4丁目 常泉院という寺の敷地内にある湧水で、近くにある座間丘陵からの伏流水。    
海老名市 三日月井戸 みかづきいど 海老名市上今泉4丁目 常泉院という寺の敷地内にある湧水で、近くにある座間丘陵からの伏流水。    
海老名市 浅井の水 あさいのい 海老名市国分北1丁目 普段の湧出量は少ないが、雨の後等にはきれいな水が多く湧き出す。    
座間市 いっぺい窪湧水 いっぺいくぼゆうすい 座間市南栗原4丁目 古くは巡礼者や近くを通る人がここで一杯の水をいただいていたことから「いっぺい窪」といわれている。現在は愛好家が湧水でわさびを育てている。 × わさびを育てている環境団体が管理。  
座間市 龍源院湧水 りゅうげんいんゆうすい 座間市入谷西2丁目 近くの鈴鹿神社から縄文後期の遺跡が発掘されたことから、鈴鹿遺跡の住人が生活用水として利用されていたといわれている。    
座間市 谷戸山公園内の湧水 やとやまこうえんないのゆうすい 座間市入谷東1丁目 県立座間谷戸山公園で湧き出している。湧水は園内の池や水田を潤し、夏には蛍を見ることができる。    
座間市 番神水湧水 ばんじんすいゆうすい 座間市入谷西2丁目 日蓮上人がお経とともに杖をついた先から湧いたという伝説が残る湧水。    
座間市 芹沢川に湧き出す湧水 せりざわがわにわきだすゆうすい 座間市栗原 芹沢公園内から湧き出し、芹沢川の源となっている。古くはこの湧水を利用して養魚場が営まれていた。    
座間市 神井戸湧水 かめいどゆうすい 座間市入谷西4丁目 古くから周辺住民の飲料水として利用されてきた。現在でも野菜等の洗い水として利用されている。    
座間市 心岩寺湧水 しんがんじゆうすい 座間市入谷西3丁目 境内や周辺で縄文中期の遺跡や土器片が発見されたことから、先史時代から周辺住民の生活用水として利用されていたといわれている。    
南足柄市 清左衛門地獄池湧水 せいざえもんじごくいけゆうすい 南足柄市狩野865 湧水箇所に大きな池を造り、その池の中央に厳島神社を勧請し、隣に観池山弁財寺を建立して清左衛門を祀っている。平成20年6月には、『平成の名水百選』に認定された。    
南足柄市 苅野厳島弁天池湧水 かりのいつくしまべんてんいけゆうすい 南足柄市苅野535 昭和34年に市の水道が敷かれるまで、地域の水源として利用されていた。現在は地域の親水空間となっている。    
南足柄市 金太郎自然園湧水 きんたろうしぜんえんゆうすい 南足柄市矢倉沢1344 金太郎自然園の裏山から湧き出している。この湧水を池に溜め、マス、イワナ、ヤマメ等の養殖を行っている。    
南足柄市 笹子地蔵湧水 ささこじぞうゆうすい 南足柄市塚原 山肌の祠のような場所から湧き出している。湧水の周りには石の地蔵が建立されており、昔から「山の地蔵さん」と呼ばれ、信仰されてきた。    
南足柄市 御嶽神社湧水 みたけじんじゃゆうすい 南足柄市三竹 御嶽神社の石段の左側にある湧水で、昔から「お神水」と呼ばれ、霊水として知られている。    
南足柄市 八乙女池湧水 やおとめいけゆうすい 南足柄市沼田 市内で3番目に大きな湧水池で、年間を通じて水量の変化が少なく、池には鯉が多く飼われている。    
南足柄市 森と水の公園湧水 もりとみずのこうえんゆうすい 南足柄市三竹 周辺の山からの湧水を活用した親水公園である。    
南足柄市 いずみの湧水 いずみのゆうすい 南足柄市三竹 いずみ公民館の裏山から湧き出しており、この水を活用してホタルの養殖を行い、ホタルの里づくりが行われている。    
南足柄市 金剛水 こんごうすい 南足柄市大雄町1157 大雄山最乗寺にある湧水である。    
南足柄市 不動尊の滝水湧水 ふどうそんのたきみずゆうすい 南足柄市大雄町1158 大雄山最乗寺の奥の院西方の峯からこんこんと湧き出している清水である。    
綾瀬市 名称なし   綾瀬市早川城山3-4-1 城山公園内内にある湧水。現状保存しており、ホタルが生息している。 × 環境保全団体が清掃活動を実施。  
葉山町 水源地 すいげんち 葉山町下山口1548付近 以前は御用邸において飲用として利用されていた。現在は利用されていない。 ×    
寒川町 宮山緑地内湧水 みややまりょくちないゆうすい 寒川町宮山 町のほぼ中央にあって、当時湧出量が豊富だったこの池は下流の水田の用水として長年利用されていた。 年1回の状況調査を実施。  
寒川町 安楽寺境内大池湧水 あんらくじけいだいおおいけゆうすい 寒川町岡田 安楽寺という寺の境内の大池にあり、管理されている。コイや小魚などが見られる。 × 年1回の状況調査を実施。  
寒川町 越の山湧水 こしのやまゆうすい 寒川町岡田 神奈川県自然環境保全地域に指定されている。 年1回の状況調査を実施。  
中井町 厳島湿生公園湧水 いつくしましっせいこうえんゆうすい 中井町井ノ口1310 厳島神社周辺は、県下でも稀な湧水が出ている湿生地で、昭和49年に県の自然環境保全地域に指定されている。 地域と一体となり年間を通じて湧水保全に向けた草刈り等の保全活動を実施。
通年における湧出量調査、および年1回の水質調査を実施。
 
大井町 獅子窪の湧き水 ししくぼのわきみず 大井町山田 地層中の火山噴出物(軽石)の部分から湧き出している。湧出量はそれほど多くないが、名水として大切にされている。 なし 写真地図
開成町 名称なし   足柄上郡開成町牛島 水路底より湧き出しているが、湧出量は不明。魚等が生息している。    
箱根町 姫の水 ひめのみず 箱根町大平台 小田原北条氏の姫君が化粧に使ったことに由来している。    
箱根町 嬰寿の命水 えいじゅのめいすい 箱根町木賀 子宝、安産、子育てによい水として知られている。