茨城県の代表的な湧水
※アクセス制限の定義
☆:可(目視、近接、触れる)、◎:可(目視、近接)、○:可(目視のみ)、×:不可、―:不明
☆:可(目視、近接、触れる)、◎:可(目視、近接)、○:可(目視のみ)、×:不可、―:不明
市区町村名 | 名称 | ふりがな | 所在地 | 概要等 | アクセス | 湧水保全活動 | 写真等 |
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水戸市 | 笠原水源 | かさはらすいげん | 水戸市笠原町 | 水量豊富で江戸時代から水道水として利用されている。史跡として整備されている。 | ◎ | 都市公園の中の史跡として整備。 水戸市が年1回の水質検査を実施。 |
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水戸市 | 玉龍泉 | ぎょくりゅうせん | 水戸市見川1丁目 | 偕楽園公園の一角にあり、高低差を利用して噴水として利用している。 | ◎ | 偕楽園公園内にあり、管理されている。 水戸市が年1回の水質検査を実施。 |
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水戸市 | 軍民坂湧水 | ぐんみんざかゆうすい | 水戸市上国井町 | 湧出量が豊富である。 | ◎ | 湧水を受ける枡を設置。 水戸市が年1回の水質検査を実施。 |
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水戸市 | 小沢の滝 | こざわのたき | 水戸市北見町 | 緑豊かな斜面緑地から湧き出した水が、小さな滝となり流れ出ている。滝周辺は都市緑地として整備されている。 | ◎ | 背後の緑地と一体として、都市緑地として整備、管理を実施。 水戸市が年1回の水質検査を実施。 |
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水戸市 | 曝井 | さらしい | 水戸市愛宕町 | 万葉集第9巻に『那須郡曝井の歌』として詠まれた地に湧き出ている。 | ◎ | 背後の竹林と湧水の溜まる池周辺を和風庭園の都市緑地(万葉曝井の森)として整備。 水戸市が年1回の水質検査を実施。 |
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水戸市 | 神明宮 | じんめいぐう | 水戸市八幡町 | 近隣の神社と相まって、歴史的な面影を残す。 | ◎ | 湧水の溜まる池周辺を都市緑地として整備。 水戸市が年1回の水質検査を実施。 |
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水戸市 | 吐玉泉 | とぎょくせん | 水戸市常磐町1丁目 | 1842年偕楽園開園当初から園内に湧水があった。現在は大理石で整備され、湧水量も多く来園者に親しまれている。 | ◎ | 水戸市が年1回の水質検査を実施。 | |
日立市 | 小豆洗不動尊の湧水 | あずきあらいふどうそんのゆうすい | 日立市東成沢町3丁目 | 小豆洗不動尊の境内にあり、鮎川の河岸段丘の崖の途中から湧き出している。 | ◎ | ||
日立市 | 池の川弁天様の湧水 | いけのかわべんてんさまのゆうすい | 日立市中成沢町2丁目 | 国道6号下の鹿島神社の隣に湧出している。 | ○ | 地元住民が環境整備を実施。 | |
日立市 | 泉が森湧水及びイトヨの里泉が森公園 | いずみがもりゆうすいおよびいとよのさといずみがもりこうえん | 日立市水木町2丁目 | 泉神社境内にある湧水で、『常陸国風土記』にも記されている。『平成の名水百選』に選定。 | ◎ | 地元住民による湧水を利用した『イトヨの里泉が森公園』の管理およびイトヨの保護活動を実施。 | |
日立市 | 大久保の風穴 | おおくぼのかざあな | 日立市大久保町地内 | 桜川上流の鍾乳洞下部の穴から清水が流れ出ている。 | ○ | ||
日立市 | 金沢弁天池の湧水 | かねさわべんてんいけのゆうすい | 日立市東金沢町4丁目 | 赤松の木立が目立つ弁天公園にあり、湧き出した水が池を形作っている。 | ◎ | ||
日立市 | 桐木沢水神様の湧水 | きりきざわすいじんさまのゆうすい | 日立市 西成沢町1丁目 |
国道6号から桐木沢を西に入ると「水神宮」と書かれた赤い鳥居と祠があり、その岩の下から湧き出している。 | ◎ | ||
日立市 | 銀水沢の湧水 | ぎんすいざわのゆうすい | 日立市助川町3丁目 | 銀水沢と呼ばれる谷間にあり、車道沿いの杉林の斜面から湧き出している。 | ◎ | ||
日立市 | 呉坪の八幡清水 | くれつぼのはちまんしみず | 日立市中深荻町呉坪 | 個人の宅地の山裾から湧き出している。昔から生活用水として利用されてきた。 | × | ||
日立市 | 化粧水 | けしょうすい | 日立市助川町地内 | 助川海防城跡に湧出しており、姫の化粧に使用されたという言い伝えがある。案内板あり。 | ◎ | ||
日立市 | 笹目弁天池の湧水 | ささめべんてんいけのゆうすい | 日立市入四間町 | 山間部の杉林の中に湧出。山裾に湧く水を溜めて池を造り灌漑用水としていた。池の中には弁財天の小祠が祀られている。 | ◎ | ||
日立市 | 諏訪の水穴 | すわのみずあな | 日立市諏訪町太平田 | 鮎川渓谷の一部の鍾乳洞から清水が流れ出ている。水穴は信州諏訪に通じているという伝説がある。 | ○ | ||
日立市 | 別雷皇太神の湧水 | わけいかづちこうたいじんのゆうすい | 日立市東町3丁目 | 別雷皇太神が祀られている、浜の宮海岸崖の岩の間から湧き出している。 | ○ | ||
日立市 | 民家 | 日立市諏訪町3丁目 | 諏訪神社の裏手の個人宅地の山裾から湧き出しており、庭の池を形作っている。 | × | |||
日立市 | 豆腐工房の湧水 | とうふこうぼうのゆうすい | 日立市入四間町 | 工房の駐車場の一角にあり、一般人が自由に利用できるようになっている。水の持ち帰り自由。 | ◎ | ||
日立市 | 切目の名水 | きれめのめいすい | 日立市十王町高原 | 杉林の中から湧き出している。付近には「湯殿山・月山・羽黒山」の石碑が鎮座している。 | ◎ | ||
日立市 | 奥撫の湧水群 | おくなでのゆうすいぐん | 日立市十王町高原 | 5ヵ所の湧水があり、飲料水や酒蔵などにも利用されている。ホタルも多い。 | ◎ | ||
日立市 | 竪破山登山道周辺の湧水 | たつわれさんとざんどうしゅうへんのゆうすい | 日立市十王町黒坂 | 奇岩・巨石が多い竪破山登山道沿いに5つの湧水がある。 | ◎ | ||
土浦市 | 照井の井戸 | てるいのいど | 土浦市真鍋3-12-1 | 善応寺観音堂下の湧水。水量豊富で、日照りにも衰えず古くから住民や街道を行きかう旅人の飲料水となり,今も湧き出している。 | ◎ | 史跡として市の指定文化財に指定。 | |
結城市 | 結城市大字七五三場 | 雑木林のしぼれ水が山裾から少量湧き出している。 | - | ||||
龍ケ崎市 | 中沼 | なかぬま | 龍ケ崎市北方町839 | 明治43年に小貝川があふれてできた氾濫沼で、昭和49年茨城県の自然環境保全地域に指定されている。面積は1haで、多くの釣り人でにぎわう。 | ◎ | 自然保護指導員が定期的に巡回し、清掃活動等を実施。 市が定期的に水質測定を実施。 |
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龍ケ崎市 | 種井 | たねい | 龍ケ崎市若柴町 | 小道沿いに湧水を集めて、種もみを浸した。稲作の水源としても利用されていた。 | ◎ | 地元自治会で年1回程度、清掃活動を実施。 | 写真 |
高萩市 | 森滝自噴水 | もりたきじふんすい | 高萩市大字秋山地内 | 県道10号線から徒歩1~2分の位置にある。石組みの水槽の底から湧出しており水量豊富。 | ◎ | 写真 | |
高萩市 | 萩平の清水 | はぎだいらのしみず | 高萩市大字上手綱地内 | 県道111号線沿いにある湧水。上方100mほどの水源から長い歳月にわたり四季を通じて湧き出る自然の恵みの水。 | ◎ | 写真 | |
高萩市 | 弘法霊水 | こうぼうれいすい | 高萩市大字下手綱地内 | 大高寺奥之院内にある湧水。 | ◎ | 写真 | |
北茨城市 | 腰越湧水 | こしごえゆうすい | 北茨城市華川町小豆畑 | 市内の湧水のうち最も採水者が多く、時には順番待ちの状態になる。 | ◎ | 定期的に水質調査を実施。 | |
北茨城市 | 才丸湧水(福寿の湧水) | さいまるゆうすい(ふくじゅのゆうすい) | 北茨城市関本町才丸 | 水田があることから、清掃は行き届いている。 | ○ | 定期的に水質調査を実施。 | |
ひたちなか市 | 沢田湧水地 | さわだゆうすいち | ひたちなか市馬渡605-4(国営ひたち海浜公園内) | 東海・阿字ヶ浦砂丘に蓄えられた大量の雨水が地下水として湧き出してできた湿地である。 | ○ | 国営ひたち海浜公園内にあり、適切に管理。 地元の中学校の生徒による調査・研究も行われている。 |
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潮来市 | 大生の思井戸 | おおうのおもいど | 潮来市大生 | 所在地は潮来市大生前谷津にあり、大生神社の御手洗池となっている。神社の祭礼などに使われていた。 | ◎ | ||
常陸大宮市 | 雪村筆洗の池 | せっそんふであらいのいけ | 常陸大宮市下村田 | 水質は良好で、公園として整備されている。 | ◎ | 年1回の水質検査を実施。 | 地図・写真 |
常陸大宮市 | 三蔵の滝 | さんぞうのたき | 常陸大宮市宇留野 | 山裾から湧き出している。 | ○ | 年1回の水質検査を実施。 | 地図 |
桜川市 | 延命水 | えんめいすい | 桜川市本木 | 坂東33観音札所第24番の雨引観音に向かって右側の杉林の中にあり、「延命観音菩薩の袖よりしたたり落ちた聖水で、延命のご利益があらたかである。」と言われている。 | ☆ | ||
行方市 | 椎井の池 | しいのいけ | 行方市玉造甲 | 常陸国風土記の夜刀神伝説から、「池の周りに椎の木があり清泉が湧き出るので椎井の池となった」と言われている。 | ◎ | 特になし | |
大洗町 | 天妃山 | てんぴさん | 大洗町磯浜町 | 天妃山の山裾から湧き出している。 | - | ||
大子町 | 八溝川湧水群 | やみぞがわゆうすいぐん | 久慈郡大子町上野宮地内 | 八溝川湧水群は金性水、銀性水、鉄水、白毛水、龍毛水の5箇所からなり、徳川光圀が命名したと云われている。 | ◎ | 町・観光協会・地元保勝会がゴミ拾い等の環境美化活動を実施。 | 写真 |
美浦村 | ぶくぶく水 | ぶくぶくすい | 美浦村馬掛・土浦 | 奈良時代初期に編さんされた『常陸国風土記』より「行幸天皇が浮島の仮宮に行幸された際、献上できる水がなく占い師によって掘らせた井戸を掘った。今は雄栗の村にある。」とあり、雄栗の井戸が陸平貝塚のぶくぶく水のあたりといわれている。 | ◎ | 周辺の草刈り等を実施。 | 地図・ 写真・写真 |
八千代町 | 弘法水 | こうぼうすい | 八千代町栗山974番地 | かつては岩の切れ目から溢れ出ていたが、現在は盛土されている。湧水は谷津田となって少量流れている。 | × |