群馬県の代表的な湧水

※アクセス制限の定義
 ☆:可(目視、近接、触れる)、◎:可(目視、近接)、○:可(目視のみ)、×:不可、―:不明
市区町村名 名称 ふりがな 所在地 概要等 アクセス 湧水保全活動 写真等
前橋市 馬の水 うまのみず 前橋市柏倉町地内 昔、周辺では唯一の水場であり、通行人が馬に水を飲ませていたことから、この名称が付いたと言われている。    
前橋市 赤城神社の湧水 あかぎじんじゃのゆうすい 前橋市三夜沢町114(赤城神社境内) 神社の境内にある湧水で「御神水」と呼ばれている。地元のみならず、他県からの来訪者も多い。    
伊勢崎市 あまが池 あまがいけ 伊勢崎市上田町 大間々扇状地扇端の湧水。 地域住民が環境整備を実施。  
伊勢崎市 男井戸 おいど 伊勢崎市三和町 鯉が数匹生息している。    
太田市 矢太神沼 やだいじんぬま 太田市新田大根町 国指定「新田の荘遺跡」内にある。通年で自噴が確認でき、一級河川石田川の水源地となっている。    
太田市 千五郎池 せんごろういけ 太田市新田大根町 矢太神沼の東に位置し周年湧出。江戸期の代官「本間千五郎」が開削した。    
太田市 重殿 じゅうどの 太田市新田市野井町 国指定「新田の荘遺跡」内にある。中世鎌倉時代の豪族、大館氏と岩松氏がこの湧水を巡って論争をおこした文献が残る。一級河川大川の水源地となっている。    
太田市 団蔵坊 だんぞうぼう 太田市新田大根町 沼底全体から湧出している。名前の由来が大慶寺の僧侶との関係が深いといわれている。    
太田市 風吹沼 かざふきぬま 太田市新田大根町 沼をさらうと冬の季節風(空っ風)が吹くといういわれが名前の由来とされ、現在も農業用水として利用されている。    
太田市 美濃谷戸沼 みのがいとぬま 太田市新田大根町 合祀前の「諏訪神社」にまつわる呼称とされている。沼の構造が三段になっている。    
太田市 妙参寺沼 みょうさんじぬま 太田市新田大根町 江戸時代から残る大きなため池。曹洞宗寺院が接していたことにより命名。現在は公園として整備されている。    
太田市 一の字池 いちのじいけ 太田市新田市野井町 長方形の石組みの形状から名付けられた。中世の新田義貞の武将一ノ井貞政の館跡の一部に含まれる壕のなごりがある。    
太田市 通木 つうき 太田市新田市野井町 個人の屋敷の中にあり湧出量は多い。屋敷林内でも湧出が見られ、湧水の原始的風景が見られる。    
太田市 谷地池 やちいけ 太田市新田市反町 大正中頃から日本に入ってきた帰化植物「オオフサモ」が見られ、現在は公園として整備されている。    
太田市 羅釜 らかま 太田市新田市野井町 かつて農業用水に利用されていた。中世にあった寺院の僧侶が飲料水にしたことが名前の由来といわれている。    
太田市 清水 しみず 太田市新田上田中町 大奈荷神社の西にあり、かつては境内にあった。規模は小さいが自噴が見られる。    
沼田市 玉原高原の湧水 たんばらこうげんのゆうすい 沼田市上発知町字迦葉山国有林内 周辺にはブナ林が広がる。玉原湿原への遊歩道脇にあり、一般採水者も多い。    
渋川市 木曽神社の湧玉 きそじんじゃのわくたま 渋川市北橘町下箱田 木曽三社神社の境内から湧出している。 地元の宮司を中心に住民が清掃活動を実施。
年1回程度の水質検査を実施。
 
藤岡市 弘法の井戸 こうぼうのいど 藤岡市下日野字高井戸     写真
藤岡市 おどけ様の霊水 おどけさまのれいすい 藤岡市上日野字名無村     写真
富岡市 鳴沢不動の霊泉 なるさわふどうのれいせん 富岡市上丹生 湧水に続く道は狭いが、舗装されている。 所有者が管理。  
安中市 鉱泉の源泉 こうせんのげんせん 安中市原市 磯部温泉の源泉とされる。炭酸含有量が多く、気泡が湧いてくる。飲用の適否は不明。 所有者が管理。  
安中市 下がり貝の清水 さがりかいのしみず 安中市西上秋間 周りは林に囲まれており、湧水量は豊富。以前は飲用可能であったが、現在の飲用の適否は不明。 市民有志が清掃を実施。  
榛東村 ガラメキ湧水 がらめきゆうすい 榛東村大字上野原 下流域において農業用水に利用されている。 ×    
榛東村 稔沸池 ねんぶついけ 榛東村大字広馬場 田用水に利用されている。 地域住民が定期的に清掃、管理を実施。  
榛東村 水揚沢 みずあげさわ 榛東村大字上野原 村の上水道として利用されており、下流域では農業用水に利用されている。 × 定期的に清掃、管理を実施。  
甘楽町 渡井戸 わたりいど 秋畑 洗い場として利用されている。 地域住民が保全管理を実施。  
中之条町 ぼくぼく弁天 ぼくぼくべんてん 中之条町大字大塚字壁谷 中之条上水道水源として利用されている。 × 湧出点はコンクリートで覆われ、門柵施錠されている。
上流地域対策は特になし。
 
長野原町 狩宿湧水 かりやどゆうすい 長野原町大字応桑字狩宿 年間を通じて冷涼な水が湧出している。春や夏には、植物が水辺に群生している。 なし  
嬬恋村 干俣のしみず ほしまたのしみず 嬬恋村大字干俣 県道大前須坂線沿いに湧出している。 年12回の水質検査を実施。
湧水箇所の園地を整備。
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嬬恋村 嬬恋清水 つまごいしみず 嬬恋村大字田代 四阿山の山頂直下、標高2,200m付近(関東最高地)にある湧水。登山道から東へ約100mで、入口に看板あり。 遊歩道維持管理委託にて整備。 写真
草津町 日晃寺の湧水 にちこうじのわきみず 吾妻郡草津町大字草津 参道入り口に湧出している。    
東吾妻町 箱島湧水 はこしまゆうすい 吾妻郡東吾妻町大字箱島 箱島不動尊境内の大杉の根元から湧出する。『名水百選』にも選ばれ、下流ではホタルが生息し、6月~7月下旬ごろが見頃となる。湧出量は日量約3万トン。 自動車の乗り入れ不可。 写真
片品村 大清水湧水 おおしみずゆうすい 片品村大字戸倉 尾瀬、大清水駐車場の物見小屋「大清水小屋」の売店先にある湧水で、店主のご厚意より水汲み可能。 定期的に清掃管理を実施。冬期は閉鎖。  
片品村 戸倉湧水 とくらゆうすい 片品村大字戸倉 戸倉第一駐車場入口にある「ぷらり舘前関所」付近にある湧水。 地域住民が定期的に清掃管理を実施。冬期は閉鎖。  
片品村 伊閑町の清水 いかんちょうのしみず 片品村大字土出 昔から生活水として地域住民に利用されている。 所有者が定期的に清掃管理を実施。冬期は閉鎖。  
片品村 花の谷湧水 はなのたにゆうすい 片品村大字鎌田 役場の隣、「道の駅 尾瀬かたしな」敷地内にあり、裏山の中腹より湧出している。 定期的に清掃管理を実施。冬期は閉鎖。  
片品村 観音様の水 かんのんさまのみず 片品村大字御座入 霊験あらたかな水として、地域住民に親しまれている。 地域住民が定期的に清掃管理を実施。  
片品村 武尊の恵水 ほたかのめぐみ 片品村大字花咲 『名水百選』認定を記念し、訪れる人々のために「花の駅・片品」の玄関隣に設置されている。 定期的に清掃管理を実施。冬期は閉鎖。  
片品村 武尊の湧水 ほたかゆうすい 片品村大字花咲 大量に湧き出す清水を目の当たりで見られ、触れる事もできる村内唯一の場所。 地域住民が定期的に清掃管理を実施。冬期は閉鎖。  
片品村 花咲の出水 はなさくのでみず 片品村大字花咲 「武尊の湧水」の上方に位置する湧水。給水口が整備されている。 地域住民が定期的に清掃管理を実施。冬期は閉鎖。  
片品村 丸沼高原涼水 まるぬまこうげんりょうすい 片品村大字東小川 北関東以北最高峰の日光白根山からの伏流水で、村内で一番高い場所にある水場である。 定期的に清掃管理を実施。冬期は閉鎖。  
片品村 岩清水 いわしみず 片品村大字戸倉 尾瀬沼への登山道三平峠下にあり、群馬県の山岳水場の中で最もきれいな水と言われている。 定期的に清掃管理を実施。車の乗り入れ不可。また、冬期はアクセス不可。  
片品村 菩薩界の水 ばさつかいのみず 片品村大字花咲 日本百名山で修験者の山として知られる武尊山唯一の水場。 定期的に清掃管理を実施。車の乗り入れ不可。また、冬期はアクセス不可。  
川場村 滝沢 たきのさわ 川場村大字天神   地域住民が清掃活動を実施。  
川場村 富士山 ふじやま 川場村大字谷地   地域住民が清掃活動を実施。  
川場村 岩観音 いわがんのん 川場村大字谷地   地域住民が清掃活動を実施。  
川場村 赤坂 あかさか 川場村大字萩室   地域住民が清掃活動を実施。  
昭和村 大井戸 おおいど 利根郡昭和村大字糸井地内 昭和村簡易水道水源として使用されている。 役場建設課が周辺の草刈り等を実施。  
みなかみ町 谷川の6年水 たにがわの6ねんすい みなかみ町阿能川 関越トンネル掘削の際に湧出した。関越自動車道谷川岳PA上下線ともに引いてあり無料で飲用可能(塩素殺菌済)。 NEXCO東日本谷川岳PAが管理。  
みなかみ町 矢瀬湧水 やぜゆうすい みなかみ町月夜野2936 道の駅「月夜野矢瀬親水公園」内に湧出する。矢瀬遺跡発掘の際に発見されたもので、現在は「縄文の水」として親しまれている。飲用不可。