神奈川県 足柄平野 地盤環境情報令和5年度
1.概要
(1) 地盤沈下等の概要
近年の国土地理院の水準測量によれば、特に地盤沈下は認められていない。地下水位は昭和43年度より低下し、自噴井戸が減少するとともに冬期には枯渇する井戸もでているが、近年地下水位は揚水量や季節変化による上下があるものの、ほぼ横ばい状態が続いており、安定的に推移している。
(2)地形、地質の概要
本地域は、酒匂川が形成した扇状地を主とする平野である。
近年の国土地理院の水準測量によれば、特に地盤沈下は認められていない。地下水位は昭和43年度より低下し、自噴井戸が減少するとともに冬期には枯渇する井戸もでているが、近年地下水位は揚水量や季節変化による上下があるものの、ほぼ横ばい状態が続いており、安定的に推移している。
(2)地形、地質の概要
本地域は、酒匂川が形成した扇状地を主とする平野である。
2.地下水採取の状況
平成11年から平成14年の地下水揚水量実態調査(小田原市、南足柄市等2市4町)によれば、地下水揚水量は、僅かずつ減少している傾向が見られ、平成14年の総揚水量は118千m3/日となっている。なお、南足柄市水資源の保全及び利用に関する条例において、平成10年から報告を受けている事業者の地下水採取は近年横ばい減少傾向であり、令和5年度の地下水採取量は33千m3/日となっている。
3.地盤沈下等の状況
特に大きな地盤沈下は認められていない。
4.被害
水位低下、地下水の枯渇、井戸の自噴停止が一部地域で生じている。
5.対策
地下水等の採取規制は、小田原市、南足柄市、開成町、真鶴町の2市2町で、地下水採取の事前届出あるいは許可及び揚水量の報告等を義務付けている。