3.干潟観察で気をつけなければならないこと
干潟観察に行く時は次のことに気をつけて、他の人に迷惑をかけないように、けがのないようにしましょう。
行動 | 注意事項 |
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出かける前に | 特に干潟観察に限ったことではありませんが、どこに誰と一緒に行って、帰りは何時くらいになるか、家の人に伝えておきましょう。また、一人では行かないようにしましょう。 |
採取禁止の場所 | 観察する場所が漁業協同組合の管理する場所で、水産動植物の採補禁止区域(アサリ、ハマグリ、アカガイなどの貝類を採ってはいけない場所)になっていないかどうか確認しておきましょう。多くの場合、入りやすい所に看板が立ててあります。どうしても他に適当な場所がない場合には、組合の事務所に行き、断って入るようにしましょう。 |
観察・標本採取のとき | 観察のほかに、標本を採集するときは、確実に保存する最小限の量ですむようにしましょう。 観察中に採った生物は見終わったら元のすみ場所に戻しておきましょう。また、石などをひっくり返したり、砂・泥を掘り返したりしたあとは、元の状態に戻しておきましょう。特に、石の裏に巣を作ったりしている生物は動くことができませんから、ひっくり返されたままでは死んでしまいます。 |
危険なこと | 泥の干潟の場合、足が抜けなくなるよう場所があります。そういった場所には近づかないようにしましょう。また、もし足が抜けなくなった場合は、慌てないで、手をついたりしてからだを低くして体重を分散させ、ゆっくりと足を抜きましょう。 中が見えない穴にむやみに手を入れるのは危険です。瀬戸内海では命にかかわるほど危険な生物はいないはずですが、カニ類に挟まれることがあります。 干潮のときに沖のほうに行き過ぎると、満潮になった時に水深が深くなり、帰れなくなる場合があります。潮が満ちてくるのは思ったより早いので注意しましょう。あらかじめ、潮が満ちてくる時間等を確認しておき、観察のときは、こまめに時間を確認しましょう。 |