環境再生・資源循環

マスバランス方式

「プラスチック資源循環におけるマスバランス方式の活用に 関する基本的な考え方」について

 有識者・専門家等から成るマスバランス方式に関する研究会・検討会で議論した内容を踏まえ、今般、「プラスチック資源循環におけるマスバランス方式の活用に関する基本的な考え方」を整理しました。

概要

 令和4年度から有識者・専門家等で構成されるマスバランス方式に関する研究会・検討会でプラスチック資源循環におけるマスバランス方式に係る課題等について議論してきました。
 今般環境省は、研究会・検討会における議論を踏まえ、「プラスチック資源循環におけるマスバランス方式の活用に関する基本的な考え方」を別添のとおり公表します。

プラスチック資源循環におけるマスバランス方式の活用に 関する基本的な考え方

令和5年度マスバランス方式を用いたプラスチックに関する検討会

開催趣旨

 環境省にて開催した「令和4年度マスバランス方式に関する研究会」の取りまとめ「マスバランス方式を用いてバイオマス由来特性を割り当てたプラスチックの考え方について」においては、国におけるマスバランス方式を用いてバイオマス由来特性を割り当てたプラスチック(バイオマス割当プラスチック)の導入を進める際の課題と今後の対応の方向性を整理しました。これを踏まえ、バイオマス割当プラスチック等の導入に向けた検討を引き続き進めるため、「令和5年度マスバランス方式を用いたプラスチックに関する検討会」を開催しました。

開催日程

  • 令和5年12月20日  令和5年度マスバランス方式を用いたプラスチックに関する検討会  (第1回)
  • 令和6年1月23日 令和5年度マスバランス方式を用いたプラスチックに関する検討会(第2回)
  • 令和6年2月28日 令和5年度マスバランス方式を用いたプラスチックに関する検討会(第3回)
  • 令和6年3月13日 令和5年度マスバランス方式を用いたプラスチックに関する検討会(第4回)
検討会の概要

令和4年度マスバランス方式に関する研究会

 環境省では、マスバランス方式に係る課題の整理等を行うため、令和5年2月~3月にかけてマスバランス方式に関する研究会を開催しました。

開催趣旨

 マスバランス方式とは、特性の異なる原料が混合される場合に、ある特性を持つ原料の投入量に応じて生産する製品の一部にその特性を割り当てる手法であり、プラスチック製品を含む様々な分野の製品にその考え方が適用されつつある。同方式を導入することによりバイオマスや再生原料の活用促進が期待される一方、同方式の導入による環境負荷低減効果等については、知見が十分に蓄積されていないのが現状である。
 こうしたことから、環境省ではマスバランス方式に係る国内外の現状を整理・共有し、企業等関係者及び学識経験者へのヒアリング・意見交換を行い、課題の整理等を行うため、「マスバランス方式に関する研究会」を設置し、マスバランス方式を用いてバイオマス由来特性を割り当てたプラスチックの考え方について整理しました。