報道発表資料

この記事を印刷
2026年10月20日
  • 自然環境

令和8年度クマ出没対策コンサルティング実証事業に参加する地方公共団体の決定について

 環境省では、人の生活圏へのクマの出没、出没に伴う人身被害の発生が相次いでいる状況を受けて、人の生活圏へのクマ出没に備えた安全対策の強化や、クマ被害対策に係る技術の導入促進等に取り組んでいます。
 その一環として実施する「令和8年度クマ出没対策コンサルティング実証事業」について参加する地方公共団体を募集したところ、13件の応募がありました。
 審査の結果、このうち11の地方公共団体を参加団体に選定しましたので、お知らせします。

事業の背景・目的

 「クマ被害対策ロードマップ」(令和8年3月「クマ被害対策等に関する関係閣僚会議」決定)では、出没時の緊急対応、人の生活圏への出没防止、個体数管理の強化など、関係省庁の連携により総合的に取り組む施策をまとめています。特に、人の生活圏へのクマ出没の未然防止、出没時の対応は喫緊の課題です。
 これらの問題に対して、環境省は「市街地クマ出没対策チーム(通称:アーバンベア対策チーム)」を設置し、①人の生活圏へのクマ出没に備えた安全対策の強化や、②クマ被害対策に係る技術の導入促進等に取り組むこととしました。
 このうち、「令和8年度クマ出没対策コンサルティング実証事業」は、特に①を推進するために実施するものです。本事業では、クマ対策の知見・経験が少ない自治体に対して専門家チームによるコンサルティングを実践し、その効果を検証することを目的としています。

選定に当たり考慮した事項

 選定に当たっては、応募のあった各地方公共団体について、下記要件の充足度等を鑑みて審査を行いました。
  • クマ対策の知見・経験が比較的少ないこと
  • 人の生活圏におけるクマ出没への対策強化を検討していること
  • 打合せ、現地調査、対策案の磨き上げ、一部の対策の試行、効果検証等に、専門家チームと協働して取り組むことができること
  • 実証期間中に担当者を配置できること

選定された地方公共団体

北海道登別市
宮城県
福島県福島市
埼玉県横瀬町
富山県小矢部市
山梨県甲府市
長野県小布施町
三重県尾鷲市
滋賀県彦根市
和歌山県みなべ町
岡山県新庄村

実施内容

 選定された地方公共団体に対して、以下を実施する予定です。
(1)課題整理・対策案の検討
  本事業の事務局は、地方公共団体との打合せを行い、その地域のクマ対策の課題やニーズ等を収集・整理し、最適な対策案を提案します。そして、課題解決
 に最適な専門家を加えた専門家チーム(2~3名程度)を編成します。
(2)対策案の具体化
  専門家チームは、地方公共団体と協働しながら、打合せ、現地調査、対策案の磨き上げ等を行います。
(3)対策の一部試行・検証
  専門家チームは、地方公共団体と協働しながら、具体化した対策案の一部を必要に応じて試行し、その効果検証を行います。

連絡先

環境省自然環境局 市街地クマ出没対策チーム
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8285
幹事
佐々木 真二郎
幹事
小林 誠
チーム員
山本 捺由他