報道発表資料

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2026年06月17日
  • 自然環境

博多港アイランドシティ(ふ頭ゾーン)で確認されたヒアリの遺伝子解析結果について(令和8年6月10日の続報)

 令和8年6月10日付け報道発表のとおり、博多港アイランドシティ(ふ頭ゾーン)で要緊急対処特定外来生物のヒアリ(Solenopsis invicta)約300個体が確認されました。
 博多港アイランドシティ(ふ頭ゾーン)においては、令和5年度にヒアリが確認され、防除を実施した経緯があります。防除完了後、環境省がフォローアップとしてヒアリの生息状況調査を継続的に実施しており、今回その中で初めてヒアリが確認されました。
 このため、令和5年度に確認された集団と、今回確認された集団の関係を調べるため、国立研究開発法人国立環境研究所が遺伝子解析を実施しました。
 その結果、令和5年度に確認された集団と今回確認された集団は遺伝的に異なる集団であることが確認されたのでお知らせします。

経緯

6/5(金)
環境省が国立研究開発法人国立環境研究所に遺伝子解析用の個体サンプル(働きアリ20個体)を送付し、遺伝子解析を依頼(※1)。
6/8(月)
国立研究開発法人国立環境研究所が遺伝子解析作業を開始。
6/11(木)
遺伝子解析作業が完了し、令和5年度に確認された集団と今回確認された集団の遺伝子型(ミトコンドリアCytochrome c Oxidase I (COI)遺伝子のハプロタイプ)が異なることを確認。
 
※1:令和5年度に確認された集団の個体サンプル(働きアリ13個体)は同年度中に国立研究開発法人国立環境研究所で遺伝子解析済みであった。

遺伝子解析の概要及び結果

 今回の遺伝子解析の概要及び結果について、国立研究開発法人国立環境研究所の見解は以下のとおりです。
・サンガーシークエンス法を用いて個体サンプルのミトコンドリアCOI遺伝子のハプロタイプ(※2)を解析した。
・その結果、今回確認された集団のハプロタイプは20個体全てSi-A(※3)、令和5年度に確認された集団のハプロタイプは13個体全てがSi-C(※3)であった。
・従って、今回確認された集団と令和5年度に確認された集団は遺伝的に異なる集団であり、今回確認された集団は、以前の残存個体ないしその子孫ではなく、新たな侵入に由来するものと判断される。

※2:ミトコンドリアCOI遺伝子とは、ミトコンドリアDNA上に存在する、母系遺伝する遺伝子であり、ハプロタイプとは塩基配列の違いによって区別される遺伝子の型である。ハプロタイプを調べることで集団間の遺伝的な違いを知ることができる。
※3:国立研究開発法人国立環境研究所では2017年の国内におけるヒアリ初確認時より、国内に侵入したヒアリのミトコンドリアCOI遺伝子830bpの塩基配列を解析し、ハプロタイプを決定しており、Si-A、Si-Cはいずれも、日本国内で複数回発見されているハプロタイプである。

連絡先

環境省自然環境局 野生生物課 外来生物対策室
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8344
室長
中島 治美
室長補佐
田中 里奈
担当
中口 圭
 
 
九州地方環境事務所 野生生物課
直通
096-322-2413
課長
松木 崇司
専門官
上村 清彦

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