報道発表資料
2025年06月10日
- 総合政策
(仮称)佐藤ヶ平風力発電事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見の提出について
環境省は、「(仮称)佐藤ヶ平風力発電事業 計画段階環境配慮書」(株式会社ユーラスエナジーホールディングス)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。
環境大臣意見では、
(1)想定区域及びその周辺は、国内希少種であるクマタカ等の生息が確認されていることに加え、薬研鳥獣保護区が存在することから、専門家等からの助言を踏まえ、鳥類への影響について適切に調査、予測及び評価を行い、環境保全措置を講ずることにより鳥類への影響を回避又は極力低減すること
(2)想定区域及びその周辺は、燧岳山腹ブナ群落、佐藤ヶ平ヒバ遺伝資源希少個体群保護林等に加え、チシマザサーブナ群団等の自然度が高い植生が存在していることを踏まえ、風力発電設備等の配置等の検討に当たっては、現地調査を実施した上で、植物及び生態系への影響について適切に予測及び評価を行い、これらの植生等の改変を回避又は極力低減すること
等を求めている。
環境大臣意見では、
(1)想定区域及びその周辺は、国内希少種であるクマタカ等の生息が確認されていることに加え、薬研鳥獣保護区が存在することから、専門家等からの助言を踏まえ、鳥類への影響について適切に調査、予測及び評価を行い、環境保全措置を講ずることにより鳥類への影響を回避又は極力低減すること
(2)想定区域及びその周辺は、燧岳山腹ブナ群落、佐藤ヶ平ヒバ遺伝資源希少個体群保護林等に加え、チシマザサーブナ群団等の自然度が高い植生が存在していることを踏まえ、風力発電設備等の配置等の検討に当たっては、現地調査を実施した上で、植物及び生態系への影響について適切に予測及び評価を行い、これらの植生等の改変を回避又は極力低減すること
等を求めている。
■ 背景
環境影響評価法は、出力50,000kW以上の風力発電所の設置又は変更の工事を第一種事業とし、環境大臣は事業者から提出された計画段階環境配慮書※について、経済産業大臣からの照会に対して意見を述べることができる。
今後、経済産業大臣から事業者である株式会社ユーラスエナジーホールディングスに対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられ、事業者は、意見の内容を検討した上で事業計画を決定し、事業段階の環境影響評価手続を行うこととなる。
※ 計画段階環境配慮書:事業への早期段階における環境配慮を可能にするため、事業の位置・規模等の検討段階において、環境の保全について適正な配慮をしなければならない事項について検討を行い、その結果をまとめた図書。
今後、経済産業大臣から事業者である株式会社ユーラスエナジーホールディングスに対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられ、事業者は、意見の内容を検討した上で事業計画を決定し、事業段階の環境影響評価手続を行うこととなる。
※ 計画段階環境配慮書:事業への早期段階における環境配慮を可能にするため、事業の位置・規模等の検討段階において、環境の保全について適正な配慮をしなければならない事項について検討を行い、その結果をまとめた図書。
■ 事業の概要
青森県むつ市において、最大で出力60,200kWの風力発電所を設置する事業。
・ 事業者 株式会社ユーラスエナジーホールディングス
・ 事業位置 青森県むつ市(事業実施想定区域面積 約947ha)
・ 出力 最大60,200kW(単機出力 4,000~6,000kW程度×14基程度)
・ 事業位置 青森県むつ市(事業実施想定区域面積 約947ha)
・ 出力 最大60,200kW(単機出力 4,000~6,000kW程度×14基程度)
(参考)環境影響評価に係る手続
・ 令和7年4月30日(水) 経済産業大臣から環境大臣に意見照会
・ 令和7年6月10日(火) 環境大臣から経済産業大臣に意見提出
・ 令和7年6月10日(火) 環境大臣から経済産業大臣に意見提出
連絡先
環境省大臣官房環境影響評価課環境影響審査室
- 代表
- 03-3581-3351
- 直通
- 03-5521-8237
- 室長
- 加藤 聖
- 室長補佐
- 西山 卓也
- 審査官
- 袖野 新
- 審査官
- 河合 実名子