報道発表資料
2025年06月06日
- 総合政策
(仮称)秋田由利本荘ウィンドファーム事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見の提出について
環境省は、「(仮称)秋田由利本荘ウィンドファーム事業に係る計画段階環境配慮書」(コスモエコパワー株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。
環境大臣意見では、
(1) 騒音及び風車の影について、想定区域及びその周辺には、複数の住居等が存在し、そのうち複数の方向から影響を受ける可能性がある住居も存在するため、影響について適切に調査、予測及び評価を行うとともに、風力発電設備について住居等から離隔を取ること等により、影響を回避又は極力低減すること
(2) 想定区域及びその周辺には、土砂流出防備保安林等の保安林及び山地災害危険地区が存在することから、影響について適切に調査、予測及び評価を行うとともに、土砂の崩落又は流出の可能性の高い箇所の改変の回避、土地の改変量の抑制により、自然環境への影響を回避又は低減すること
(3) 想定区域の一部は、ノスリ等の猛禽類及びハクチョウ類の集結地と重複しており、渡り経路となっている可能性があることから、専門家等からの助言を踏まえ、影響について適切に調査、予測及び評価を行うとともに、環境保全措置を講ずることにより、影響を回避又は極力低減すること
等を求めている。
環境大臣意見では、
(1) 騒音及び風車の影について、想定区域及びその周辺には、複数の住居等が存在し、そのうち複数の方向から影響を受ける可能性がある住居も存在するため、影響について適切に調査、予測及び評価を行うとともに、風力発電設備について住居等から離隔を取ること等により、影響を回避又は極力低減すること
(2) 想定区域及びその周辺には、土砂流出防備保安林等の保安林及び山地災害危険地区が存在することから、影響について適切に調査、予測及び評価を行うとともに、土砂の崩落又は流出の可能性の高い箇所の改変の回避、土地の改変量の抑制により、自然環境への影響を回避又は低減すること
(3) 想定区域の一部は、ノスリ等の猛禽類及びハクチョウ類の集結地と重複しており、渡り経路となっている可能性があることから、専門家等からの助言を踏まえ、影響について適切に調査、予測及び評価を行うとともに、環境保全措置を講ずることにより、影響を回避又は極力低減すること
等を求めている。
■ 背景
環境影響評価法は、出力50,000kW以上の風力発電所の設置又は変更の工事を第一種事業とし、環境大臣は事業者から提出された計画段階環境配慮書※について、経済産業大臣からの照会に対して意見を述べることができる。
今後、経済産業大臣から事業者であるコスモエコパワー株式会社に対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられ、事業者は、意見の内容を検討した上で事業計画を決定し、事業段階の環境影響評価手続を行うこととなる。
※ 計画段階環境配慮書:事業への早期段階における環境配慮を可能にするため、事業の位置・規模等の検討段階において、環境の保全について適正な配慮をしなければならない事項について検討を行い、その結果をまとめた図書。
今後、経済産業大臣から事業者であるコスモエコパワー株式会社に対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられ、事業者は、意見の内容を検討した上で事業計画を決定し、事業段階の環境影響評価手続を行うこととなる。
※ 計画段階環境配慮書:事業への早期段階における環境配慮を可能にするため、事業の位置・規模等の検討段階において、環境の保全について適正な配慮をしなければならない事項について検討を行い、その結果をまとめた図書。
■ 事業の概要
秋田県秋田市、由利本荘市において、最大で出力100,000kWの風力発電所を設置する事業。
・ 事業者 コスモエコパワー株式会社
・ 事業位置 秋田県秋田市、由利本荘市(事業実施想定区域面積 約1,525.4ha)
・ 出力 最大100,000kW(単機出力 4,000~5,000kW×20~25基程度)
・ 事業者 コスモエコパワー株式会社
・ 事業位置 秋田県秋田市、由利本荘市(事業実施想定区域面積 約1,525.4ha)
・ 出力 最大100,000kW(単機出力 4,000~5,000kW×20~25基程度)
(参考)環境影響評価に係る手続
・ 令和7年4月30日(水) 経済産業大臣から環境大臣に意見照会
・ 令和7年6月6日(金) 環境大臣から経済産業大臣に意見提出
・ 令和7年6月6日(金) 環境大臣から経済産業大臣に意見提出
連絡先
環境省大臣官房環境影響評価課環境影響審査室
- 代表
- 03-3581-3351
- 直通
- 03-5521-8237
- 室長
- 加藤 聖
- 室長補佐
- 西山 卓也
- 審査官
- 河合 実名子
- 審査官
- 袖野 新