報道発表資料
2025年05月23日
- 総合政策
九州新幹線(武雄温泉・長崎間)に係る佐世保線(肥前山口・武雄温泉間) 複線化事業に係る環境影響評価事後調査報告書に対する環境大臣意見の提出について
環境省は、「九州新幹線(武雄温泉・長崎間)に係る佐世保線(肥前山口・武雄温泉間)複線化事業環境影響評価事後調査報告書」(独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構)に対する環境大臣意見を国土交通大臣に提出した。
環境大臣意見では、
(1)本事業により得られた知見を後続事業及び類似事業の環境影響評価に活用するため、並びに地域の住民、地方公共団体等の関係者の情報交流の拡充、促進を図るため、本報告書について、継続的な公表に努めるとともに、関係者に対して情報提供を行うこと
(2) 列車走行に伴う騒音及び振動に係る環境影響の低減効果を維持するため、軌道及び車両の維持管理を行う者に対し、適切な引継ぎ及び必要な情報提供を行うこと
等を求めている。
環境大臣意見では、
(1)本事業により得られた知見を後続事業及び類似事業の環境影響評価に活用するため、並びに地域の住民、地方公共団体等の関係者の情報交流の拡充、促進を図るため、本報告書について、継続的な公表に努めるとともに、関係者に対して情報提供を行うこと
(2) 列車走行に伴う騒音及び振動に係る環境影響の低減効果を維持するため、軌道及び車両の維持管理を行う者に対し、適切な引継ぎ及び必要な情報提供を行うこと
等を求めている。
■ 背景
環境影響評価法では、10km以上の鉄道の設置又は改良の工事を第一種事業とし、環境大臣は、事業者から送付された報告書※1について、国土交通大臣を経由して意見を述べることができる。本件は、この手続に沿って意見を提出するものである。
今後、国土交通省九州運輸局長から事業者である独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構に対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられることとなる。
※1 報告書:事業の実施後に事後調査の結果や環境保全措置の内容、効果等を取りまとめ、報告・公表する文書。
今後、国土交通省九州運輸局長から事業者である独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構に対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられることとなる。
※1 報告書:事業の実施後に事後調査の結果や環境保全措置の内容、効果等を取りまとめ、報告・公表する文書。
■ 事業の概要
・ 事業者 独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構
・ 事業位置 佐賀県武雄市、杵島郡大町町及び江北町
・ 事業規模 JR佐世保線の一部を複線化 延長約12.8km※2
※2 平成31年4月に「九州新幹線武雄温泉・長崎間工事実施計画」の変更が認可され、当初の対象区域約12.8kmのうち約6.9kmについて複線化が実施された。
・ 事業位置 佐賀県武雄市、杵島郡大町町及び江北町
・ 事業規模 JR佐世保線の一部を複線化 延長約12.8km※2
※2 平成31年4月に「九州新幹線武雄温泉・長崎間工事実施計画」の変更が認可され、当初の対象区域約12.8kmのうち約6.9kmについて複線化が実施された。
(参考)環境影響評価に係る手続
【方法書の手続】
・ 縦覧 平成25年2月26日~同年3月26日(住民意見2件※3)
・ 佐賀県知事意見提出 平成25年7月11日
【準備書の手続】
・ 縦覧 平成26年12月26日~平成27年2月4日(住民意見2件※3)
・ 佐賀県知事意見提出 平成27年6月16日
【評価書の手続】
・ 環境大臣意見提出 平成27年10月30日
・ 国土交通省九州運輸局長意見提出 平成27年11月27日
【報告書の手続】
・ 令和7年4月9日 国土交通大臣から環境大臣に意見照会
・ 令和7年5月23日 環境大臣から国土交通大臣に意見提出
※3 環境の保全の見地からの住民意見の件数
・ 縦覧 平成25年2月26日~同年3月26日(住民意見2件※3)
・ 佐賀県知事意見提出 平成25年7月11日
【準備書の手続】
・ 縦覧 平成26年12月26日~平成27年2月4日(住民意見2件※3)
・ 佐賀県知事意見提出 平成27年6月16日
【評価書の手続】
・ 環境大臣意見提出 平成27年10月30日
・ 国土交通省九州運輸局長意見提出 平成27年11月27日
【報告書の手続】
・ 令和7年4月9日 国土交通大臣から環境大臣に意見照会
・ 令和7年5月23日 環境大臣から国土交通大臣に意見提出
※3 環境の保全の見地からの住民意見の件数
連絡先
環境省大臣官房環境影響評価課環境影響審査室
- 代表
- 03-3581-3351
- 直通
- 03-5521-8237
- 室長
- 加藤 聖
- 審査官
- 河合 実名子
- 審査官
- 永島 賢吾
- 審査官
- 袖野 新