報道発表資料
2025年05月16日
- 総合政策
(仮称)横浜町風力発電事業に係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見の提出について
環境省は、「(仮称)横浜町風力発電事業環境影響評価準備書」(コスモエコパワー株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。
環境大臣意見では、
(1) 地域全体の環境影響の低減を図るため、可能な限り事業者間で調整し、必要な情報を共有することで、累積的な影響を考慮した事業計画とすること
(2) オジロワシ等の年間予測衝突数の予測が相対的に高いT01、T07及びT09、ノスリの営巣地と近接しているT04の風力発電設備については、専門家等の助言を踏まえ、ブレード塗装、シール貼付等の鳥類からの視認性を高める措置や、特にノスリについて営巣地からの離隔の確保や代替巣の設置等の措置を稼働前から講ずること
(3) 事後調査の結果、重要な鳥類に対する重大な影響が認められた場合には、専門家等からの助言を踏まえて、稼働調整等を含む追加的な環境保全措置を講ずること
等を求めている。
■ 背景
環境影響評価法及び電気事業法は、出力50,000kW以上の風力発電所の設置又は変更の工事を第一種事業とし、経済産業大臣は、事業者から提出された環境影響評価準備書※1の審査に当たって、環境大臣の意見を聴かなければならないこととされている。
本件は、「(仮称)横浜町風力発電事業環境影響評価準備書」について、この手続に沿って経済産業大臣に対して意見を提出するものである。
今後、事業者は、環境大臣の意見及び関係地方公共団体の長の意見を受けた経済産業大臣勧告等を踏まえ、法に基づく環境影響評価書の作成等の手続が求められる。
※1 環境影響評価準備書:環境影響評価の結果について環境の保全の見地からの意見を聴くための準備として、調査、予測、評価及び環境保全措置の検討を実施した結果等を示し、環境の保全に関する事業者自らの考え方を取りまとめた文書。
本件は、「(仮称)横浜町風力発電事業環境影響評価準備書」について、この手続に沿って経済産業大臣に対して意見を提出するものである。
今後、事業者は、環境大臣の意見及び関係地方公共団体の長の意見を受けた経済産業大臣勧告等を踏まえ、法に基づく環境影響評価書の作成等の手続が求められる。
※1 環境影響評価準備書:環境影響評価の結果について環境の保全の見地からの意見を聴くための準備として、調査、予測、評価及び環境保全措置の検討を実施した結果等を示し、環境の保全に関する事業者自らの考え方を取りまとめた文書。
■ 事業の概要
青森県上北郡横浜町において、最大で出力55,900kWの風力発電所を設置する事業。
・ 事業者 コスモエコパワー株式会社
・ 事業位置 青森県上北郡横浜町(対象事業実施区域面積 約569ha)
・ 出力 最大55,900kW(単機出力 4,300kW×13基)
・ 事業者 コスモエコパワー株式会社
・ 事業位置 青森県上北郡横浜町(対象事業実施区域面積 約569ha)
・ 出力 最大55,900kW(単機出力 4,300kW×13基)
(参考)環境影響評価に係る手続
【配慮書の手続】
・ 公表 平成28年3月1日~同年3月30日(住民意見3件※2)
・ 青森県知事意見提出 平成28年5月31日
・ 環境大臣意見提出 平成28年4月28日
・ 経済産業大臣意見提出 平成28年5月25日
【方法書の手続】
・ 縦覧 令和4年12月6日~令和5年1月5日(住民意見2件※2)
・ 青森県知事意見提出 令和5年5月1日
・ 経済産業大臣勧告 令和5年6月1日
【準備書の手続】
・ 縦覧 令和6年11月1日~同年12月2日(住民意見5件※2)
・ 青森県知事意見提出 令和7年4月22日
・ 環境大臣意見提出 令和7年5月16日
※2 環境の保全の見地からの意見の件数。
・ 公表 平成28年3月1日~同年3月30日(住民意見3件※2)
・ 青森県知事意見提出 平成28年5月31日
・ 環境大臣意見提出 平成28年4月28日
・ 経済産業大臣意見提出 平成28年5月25日
【方法書の手続】
・ 縦覧 令和4年12月6日~令和5年1月5日(住民意見2件※2)
・ 青森県知事意見提出 令和5年5月1日
・ 経済産業大臣勧告 令和5年6月1日
【準備書の手続】
・ 縦覧 令和6年11月1日~同年12月2日(住民意見5件※2)
・ 青森県知事意見提出 令和7年4月22日
・ 環境大臣意見提出 令和7年5月16日
※2 環境の保全の見地からの意見の件数。
連絡先
環境省大臣官房環境影響評価課環境影響審査室
- 代表
- 03-3581-3351
- 直通
- 03-5521-8237
- 室長
- 加藤 聖
- 室長補佐
- 西山 卓也
- 審査官
- 寺田 彩乃
- 審査官
- 袖野 新