報道発表資料
2025年04月28日
- 保健対策
「化学物質に関するグローバル枠組み(GFC)-化学物質や廃棄物の有害な影響から解放された世界へ-国内実施計画」の策定について
1.「化学物質に関するグローバル枠組み(GFC)-化学物質や廃棄物の有害な影響から解放された世界へ-国内実施計画」(以下「GFC国内実施計画」という。)をGFC関係省庁連絡会議において取りまとめました。
3.今後は、本GFC国内実施計画に基づき、GFCの枠組みに沿った化学物質管理の取組を関係省庁との連携を深めつつ進めていきます。
2. また、2025年2月18日(火)から同年3月21日(金)までの間に実施した、GFC国内実施計画(案)に対するパブリックコメント実施結果について公表します。
3.今後は、本GFC国内実施計画に基づき、GFCの枠組みに沿った化学物質管理の取組を関係省庁との連携を深めつつ進めていきます。
■ 背景
化学物質に関するグローバル枠組み(Global Framework on Chemicals:GFC)は、環境と人の健康を保護するために、化学物質と廃棄物の有害な影響を防止、又はそれが実行可能ではない場合は最小化することを目的として、第5回国際化学物質管理会議(2023年9月にボンで開催)で採択されました。この枠組みは、「国際的な化学物質管理に関する戦略的アプローチ(SAICM)」の後継となる新たな枠組みです。5つの戦略的目的及び28の個別ターゲットが設定されており、多様な部門(農業、環境、保健、教育、金融、開発、建設、労働等)における多様な主体(政府、政府間組織、市民社会、産業界、学術界等)による、化学物質のライフサイクル*を通じた化学物質管理を目指しています。(*製造から使用、循環利用、廃棄に至る過程)
我が国ではGFCの採択を受け、これに基づくGFC国内実施計画を策定するため、2024年4月にGFC関係省庁連絡会議を設置し、GFC国内実施計画の策定を進めてきました。また、市民、労働者、事業者、行政、学識経験者等の様々な主体が参加する意見交換等の場である「化学物質と環境に関する政策対話」での議論も取り入れながら、GFC国内実施計画(案)を取りまとめました。
我が国ではGFCの採択を受け、これに基づくGFC国内実施計画を策定するため、2024年4月にGFC関係省庁連絡会議を設置し、GFC国内実施計画の策定を進めてきました。また、市民、労働者、事業者、行政、学識経験者等の様々な主体が参加する意見交換等の場である「化学物質と環境に関する政策対話」での議論も取り入れながら、GFC国内実施計画(案)を取りまとめました。
■ 「GFC国内実施計画(案)」に対する意見募集(パブリックコメント)の結果報告
(1) 意見募集概要
- 募集期間:令和7年2月18日(火)から3月21日(金)
- 意見提出方法:電子政府の総合窓口(e-Gov)のフォーム、郵送
(2)意⾒募集の結果
- 提出意見数:363 通
- 意見の概要及び意見への対応:添付資料「GFC国内実施計画(案)に対する意見募集の実施結果について」のとおり
■ 今後の進め方
今後は、GFCの理念である多様な部門における取組を実現すべく、GFC国内実施計画に基づいた化学物質管理の推進に向けた取組を関連省庁と連携して推進いたします。また、GFC国内実施計画の英語版をGFC事務局へ提出すると共に、2025年6月24日(火)からプンタデルエステ(ウルグアイ)で開催される第1回GFCに関する公開作業部会等、機会を捉えて各国に向けて日本の取組を積極的に発信していきます。
添付資料
連絡先
環境省大臣官房環境保健部化学物質安全課水銀・化学物質国際室
- 代表
- 03-3581-3351
- 直通
- 03-5521-8259
- 室長
- 高木 恒輝
- 室長補佐
- 村田 貴朗
- 担当
- 新道 千加子