報道発表資料

この記事を印刷
2026年05月19日
  • 地球環境

「製品・サービスのカーボンフットプリントに係るモデル事業(業界団体・企業群支援/地域人材育成支援)」について

 
  1. 環境省は、製品・サービスのライフサイクルを通じた温室効果ガス排出量(CFP:カーボンフットプリント)の算定・表示に取り組む業界団体・企業群及び地域人材育成に取り組む団体等を支援するモデル事業について、参加団体・企業等の公募を開始します。 
  2. 公募期間は、令和8年5月19日(火)から同年6月16日(火)17時までです。 

背景・事業概要

 令和7年2月に改定された「地球温暖化対策計画」においては、消費者が積極的に脱炭素に貢献する製品・サービスを選択できる社会を目指すことが示されています。 
 そのためには、企業が自社の製品・サービスのカーボンフットプリント(CFP)の算定を行い、消費者に伝える取組を推進することが必要です。 
 環境省では、そのような取組を加速するため、CFPの算定・表示に係るモデル事業を実施するとともに、具体的な手引きとしてカーボンフットプリントガイドライン、(別冊)CFP実践ガイド、CFP表示ガイドを経済産業省との連名で発表しています。また、令和7年度はCFP共通ルール策定ガイド、CFP人材育成ガイド、今日から減らすCO2―中学生からわかるCFP等を発表しました。 
 他方、個社のみでCFPの算定・表示を行うことは難易度が高く、業界によるCFPの算定・表示ルールの共通化や、CFP算定・表示に係る人材育成や算定基盤の整備が求められています。 
 そこで、本事業では業界団体又は業界のリーディング企業群によるCFPの算定・表示ルールの共通化および業界内でのCFPの普及促進に向けた支援を行います。加えて、国民が脱炭素に貢献する製品・サービスを選択できる社会の実現に向けて、CFPの算定・表示に関する人材育成を支援し、地域の企業等の脱炭素経営を後押しすることで、脱炭素を通じて地域経済や暮らしを支えることを目指します。

実施内容

 

本モデル事業では、以下の3つの取組について支援します。  

(1)【共通ルール策定支援事業】業界団体又は企業群が行う、業界の製品・サービス群のCFPの算定/表示に関する共通ルール策定に向けた取組 

  参加団体は、以下の取組を実施します。 

  ①検討スケジュールや中長期・短期のゴール、ルール活用の方向性等を決める。  
   ・対象製品の設定やスケジュールの設計等を行う。   
   ・業界におけるCFPの中長期的・短期的な目標や本モデル事業でのゴール、それを踏まえたルール活用の方向性等を定める。   

  ②WGを実施し、業界の製品・サービス群の算定・表示ルールを策定する。 
   ・既存のルールや各社の取組を調査し、参加団体にて議論を行い、算定・表示ルールを策定する。  
   ・策定したルールについて参加団体で算定/表示の実証を行い、改善点等を検討し、ルールを更新する。  
   ・CFPの算定・表示ルールに関して、実現に向けたロードマップを策定する。 

  ③策定したルールの発行や報告会での発表を行う。   
   ・策定したルールを発行し、報告会等において発行したルールについて発表する。 

(2)【普及促進支援事業】業界団体又は企業群が行う、CFPの算定/表示の普及促進に向けた人材育成およびCFP算定簡易化基盤整備のどちらか、または両方の取組 

   参加団体は、以下の取組を実施します。 

  (CFP人材育成)  
  ①CFP人材育成事業の準備を行う。  
   ・事業の位置づけ・方向性、事務局の支援内容をすり合わせる。  
   ・役割分担やスケジュール、成果物の権利等を確認・決定する。 

  ②人材育成事業を実施する。  
   ・検討した事業について実行し、CFP算定・表示に係る人材を育成する。  
   ・CFPの人材育成・業界内でのCFP算定・表示の更なる促進に向けて、次年度以降のロードマップの策定や具体的な取組に関する計画策定・準備を行う。 

  ③実施した事業について報告する。  
   ・業界向けの報告会を開催し、業界のステークホルダーに対して、事業の取組成果や今後の計画を発表する。  


  (算定簡易化に向けた基盤整備)   
   (例)算定簡易化ツールの作成、業界固有の排出原単位データベースの策定など  

  ①算定簡易化に向けた基盤整備の準備を行う。   
   ・事業の位置づけ・方向性、事務局の支援内容をすり合わせる。  
   ・役割分担やスケジュール、成果物の権利等を確認・決定する。 

  ②算定簡易化に向けた基盤整備事業を実施する。  
   ・整備すべきデータを確認し、整備方針を検討する。  
   ・CFPの算定シートや業界共通の排出係数データベース等を整備・発行する。  
   ・業界内でのCFP算定・表示の更なる普及に向けて、次年度以降のロードマップの策定や具体的な取組について計画策定・準備を行う。 

  ③実施した事業について報告する。  
   ・業界向けの報告会を開催し、業界のステークホルダーに対して、事業の取組成果や今後の計画を発表する。 


(3)【地域人材育成事業】地域のステークホルダー(自治体・商工会議所・金融機関・大学・支援機関・企業等)が行う、CFPの算定/表示に係る人材育成の取組 

  (例1)地域におけるCFPセミナーの実施や、簡単なCFP算定等、参加者がCFPについて「学ぶ」取組 
  (例2)CFPに関する教材作成や、地域内の企業等に対してCFPを教える講師の育成を行う等、参加者がCFPについて「教える」取組 
  (例3)地域の特産品等に関するCFPの算定/表示ルールを作る等、参加者がCFPに関する「ルール等をつくる」取組 
  ※ 上記は一例であり、参加団体が目指す姿に応じてCFP人材育成に係る取組を支援します。 

  参加団体は、以下の取組を実施します。 

  ①地域のCFP人材育成事業の検討を行う。 
   ・事業の位置づけ・方向性の確認、事務局の支援内容、スケジュールの確定 
   
  ②地域のCFP人材育成事業を実行する。 
   ・必要に応じて、事務局からのCFPの講義を受講。検討した事業について実行し、CFPの算定/表示に係る人材を育成する。 
   
  ③地域のCFP人材育成事業に関する今後の計画を策定する。 
   ・更なるCFPの人材育成・地域内でのCFP算定/表示の促進に向けて、次年度以降のロードマップの策定・準備を行う。 

  ④地域のCFP人材育成事業の実施内容について報告する。 
   ・地域向けの報告会を開催し、地域のステークホルダーに対して、事業の取組成果や今後の計画を発表する。 

応募対象者

(1)(2)業界団体・企業群支援 

   下記2つのパターンから参加を募集します。 

   ①業界団体と業界のリーディング企業群 
   ②業界のリーディング企業群 
   ※(2)普及促進支援事業については、既にCFPの算定や表示に関する共通ルール・ガイドライン等がある業界に限ります。   

(3) 地域人材育成支援 
   本事業の対象は、CFPの算定・表示の人材を育成したい・地域のCFPの普及に取り組みたい団体とします。  
   以下は、参加団体の例です。なお、応募に当たっては、複数団体共同での参加、単独団体での参加いずれも可能です。 

   ・自治体 
   ・商工会議所 
   ・金融機関 
   ・大学等の教育機関 
   ・支援機関 
   ・地域内の企業 等

募集期間

令和8年5月19日(火)から同年6月16日(火)17時まで 

オンライン説明会実施について

本モデル事業の参加団体・企業等の公募に関連し、オンライン説明会を実施します。 
参加希望の方は、下記の申込先URLより、お申し込みください。 

なお後日、アーカイブ配信を予定しています。 

【業界団体・企業群支援 オンライン説明会】 
   日 時:令和8年5月27日(水) 11:00~12:00 
   開催方法:オンライン会議方式(Zoomウェビナー) 
   内 容:事業概要の説明、前年度参加者の声、Q&A 
   申込先: https://www.113.vovici.net/se/13B2588B4B81D6C7

【地域人材育成支援 オンライン説明会】 
   日 時:令和8年5月25日(月) 09:30~10:30 
   開催方法:オンライン会議方式(Zoomウェビナー) 
   内 容:事業概要の説明、前年度参加者の声、Q&A 
   申込先: https://www.113.vovici.net/se/13B2588B2258D063

申請書提出先及び問合せ先

 応募を希望する団体・企業等は、別添の公募要領及び事業概要を熟読いただき、申請書に必要事項を記入の上、PDF化したファイルを令和8年6月16日(火)17時までに下記の提出先へメールにて御提出ください。 

 
【本事業の事務局】 
   ○ ボストン コンサルティング グループ合同会社(環境省より委託) 
   E-mail: MOEcfp@bcg.com

連絡先

環境省 地球環境局 地球温暖化対策課 脱炭素ビジネス推進室
代表
03-3581-3351
直通
03-6205-8277
室長
小野 裕永 
課長補佐
三浦 弘靖
係長
村上 悠紀
担当
山口 明弘
担当
成田 元気