報道発表資料

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2025年03月21日
  • 大臣官房

J-クレジット制度におけるMRV支援システム運営者の採択について

 環境省では、令和2年度以降ブロックチェーンを活用したJ-クレジットのデジタル化の検討を行ってきました。その検討成果を踏まえ、令和5年にMRV支援システムを用いたクレジット発行の検討及び実証を行った上で、令和6年にはJ-クレジット制度運営委員会にて制度文書の改定を行い、MRV支援システム運用に向けたルール整備を行いました。
  こうした経緯を経て、太陽光発電方法論を対象に、令和7年度からMRV支援システムの実運用を開始することとなりました。
  令和7年2月17日(月)から同年3月7日(金)までの期間で募集したMRV支援システム運営者を採択しましたので、お知らせします。

■ 詳細

1.背景
 J-クレジット制度におけるプロジェクト登録からクレジット取引までの各段階における各種手続は、人手の少ない中小企業にとって、コストと時間がかかる上、自らの削減活動ではクレジット発行量が小さいため単独で参加することが難しいという課題があります。こうした課題の解消に向けて、地球温暖化対策計画(令和7年2月18日閣議決定)では、MRV支援システムの活用等による利便性確保のためのデジタル化推進を行うことが記載されています。
 環境省では、令和2年度以降ブロックチェーンを活用したJ-クレジットのデジタル化の検討を行ってきました。その検討成果を踏まえ、令和5年にMRV支援システムを用いたクレジット発行の検討及び実証を行った上で、令和6年にはJ-クレジット制度運営委員会にて制度文書の改定を行い、MRV支援システム運用に向けたルール整備を行いました。
 こうした経緯を経て、太陽光発電方法論を対象に、令和7年度からMRV支援システムの実運用を開始する運びとなり、MRV支援システム運営者の募集を行いました。
 
2. 採択について
 令和7年2月17日(月)から同年3月7日(金)までの期間にてMRV支援システム運営者を公募しました。応募のあった提案のうち、ブロックチェーンを活用したMRV支援の実績、継続的なMRV支援システム運用の意思、登録簿システムの仕様に合わせたシステム設計の可否、J-クレジット制度に係る知見などの観点から総合的に審査の上、次の4社を採択しました。
 
採択結果:
・株式会社エナリス
・富士通株式会社
・株式会社IHI
・株式会社日立製作所
 
本件に関するお問合せ先:
○ J-クレジット制度
  「J-クレジット制度におけるMRV支援システム運営事業者の募集」公募担当
  E-Mail:jcredit@env.go.jp
  * ご質問はメールにてお願いいたします。
 
 

連絡先

環境省大臣官房環境経済課市場メカニズム室
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8324
室長
清水 延彦
課長補佐
宮原 薫