報道発表資料

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2025年02月21日
  • 大気環境

令和5年度悪臭防止法等施行状況調査の結果について

1. 環境省では、悪臭防止行政の一層の推進を図るため、毎年度、全国の都道府県、市及び特別区を通じ、悪臭防止法に基づく各種措置の施行状況等について調査を行い、その結果を取りまとめています。

2. この度、都道府県等からの報告に基づき、令和5年度における悪臭に係る苦情の件数のほか、悪臭防止法に基づく地域指定の状況、臭気判定士の免状の取得状況、措置の状況等について取りまとめましたので、お知らせします。 
 
   【添付資料】
    ・ 別添 悪臭防止法等施行状況調査の詳細
 
    ※ 調査により得られた自治体毎のデータは、後日「令和5年度悪臭防止法等施行状況調査報告書」としてホームページで公表する予定です。
      https://www.env.go.jp/air/akushu/index.html



<概要は次ページ以降>
■ 調査結果の概要
(1)悪臭に係る苦情の件数
 悪臭に係る苦情の件数は、令和5年度は11,735件(前年度12,435件)であり、前年度に比べ700件(前年度比5.6%)減少しました。
 苦情の内訳をみると、野外焼却が最も多く2,603件(全体の22.2%)、サービス業・その他が1,911件(同16.3%)、個人住宅・アパート・寮が1,584件(同13.5%)等でした。
 
(2)悪臭防止法に基づく地域指定の状況
 悪臭防止法の規制地域を有する市区町村は、令和5年度末時点で、全国の市区町村数の75.6%に当たる1,317市区町村(前年度1,315市区町村)でした。
 
(3)臭気判定士の免状の取得状況
 平成8年に創設された臭気判定士の令和5年度末時点での臭気判定士免状取得者数は3,352名(前年度3,299名)でした。
 
(4)悪臭防止法に基づく措置の状況
 令和5年度の悪臭防止法の規制地域内の工場・事業場に係る苦情の件数は4,171件(前年度4,497件)でした。当該年度に行われた悪臭防止法に基づく立入検査は870件(同944件)、報告の徴収は230件(同245件)、悪臭の測定は58件(同73件)で、測定の結果、規制基準を超えていたものは25件(同20件)でした。また、行政指導は763件(同762件)、同法に基づく改善勧告は7件(同2件)、改善命令は0件(同0件)でした。
 
 
 
以上

連絡先

環境省水・大気環境局環境管理課環境汚染対策室
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8299
室長
鈴木 清彦
室長補佐
増田 大美
担当
鈴木 将和
担当
桜庭 愛奈