報道発表資料
2025年02月18日
- 総合政策
(仮称)檜山陸上ウィンドファーム事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見の提出について
環境省は、「(仮称)檜山陸上ウィンドファーム事業計画段階環境配慮書」(日本風力サービス株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。
環境大臣意見では、
(1)想定区域のほぼ全域が土砂流出防備保安林等となっていること等から、土砂及び濁水の流出等による自然環境等への影響について適切に調査、予測及び評価を行い、その結果を踏まえ、土砂の崩落又は流出の可能性の高い箇所の改変を回避するとともに、土地の改変量を可能な限り抑制すること
(2)想定区域及びその周辺では、オジロワシ、オオワシ、クマタカ等の生息が確認されていること、想定区域の周辺では、コヤマコウモリ等の死骸が稼働中の風力発電設備の周辺で確認されていること等から、専門家等からの助言や最新の知見を踏まえ、鳥類等への影響について適切に調査、予測及び評価を行い、その結果を踏まえ、環境保全措置を講ずること等により、鳥類等への影響を回避又は極力低減すること
等を求めている。
環境大臣意見では、
(1)想定区域のほぼ全域が土砂流出防備保安林等となっていること等から、土砂及び濁水の流出等による自然環境等への影響について適切に調査、予測及び評価を行い、その結果を踏まえ、土砂の崩落又は流出の可能性の高い箇所の改変を回避するとともに、土地の改変量を可能な限り抑制すること
(2)想定区域及びその周辺では、オジロワシ、オオワシ、クマタカ等の生息が確認されていること、想定区域の周辺では、コヤマコウモリ等の死骸が稼働中の風力発電設備の周辺で確認されていること等から、専門家等からの助言や最新の知見を踏まえ、鳥類等への影響について適切に調査、予測及び評価を行い、その結果を踏まえ、環境保全措置を講ずること等により、鳥類等への影響を回避又は極力低減すること
等を求めている。
■ 背景
環境影響評価法は、出力50,000kW以上の風力発電所の設置又は変更の工事を第一種事業とし、環境大臣は事業者から提出された計画段階環境配慮書※について、経済産業大臣からの照会に対して意見を述べることができる。
今後、経済産業大臣から事業者である日本風力サービス株式会社に対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられ、事業者は、意見の内容を検討した上で事業計画を決定し、事業段階の環境影響評価手続を行うこととなる。
※ 計画段階環境配慮書:事業への早期段階における環境配慮を可能にするため、事業の位置・規模等の検討段階において、環境の保全について適正な配慮をしなければならない事項について検討を行い、その結果をまとめた図書。
今後、経済産業大臣から事業者である日本風力サービス株式会社に対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられ、事業者は、意見の内容を検討した上で事業計画を決定し、事業段階の環境影響評価手続を行うこととなる。
※ 計画段階環境配慮書:事業への早期段階における環境配慮を可能にするため、事業の位置・規模等の検討段階において、環境の保全について適正な配慮をしなければならない事項について検討を行い、その結果をまとめた図書。
■ 事業の概要
北海道松前郡松前町及び檜山郡上ノ国町において、最大で出力240,000kWの風力発電所を設置する事業。
・ 事業者 日本風力サービス株式会社
・ 事業位置 北海道松前郡松前町及び檜山郡上ノ国町
(事業実施想定区域面積 約3,380ha)
・ 出力 最大240,000kW程度(単機出力 4,200~6,100kW程度×30~40基程度)
・ 事業者 日本風力サービス株式会社
・ 事業位置 北海道松前郡松前町及び檜山郡上ノ国町
(事業実施想定区域面積 約3,380ha)
・ 出力 最大240,000kW程度(単機出力 4,200~6,100kW程度×30~40基程度)
(参考)環境影響評価に係る手続
・ 令和7年1月7日 経済産業大臣から環境大臣に意見照会
・ 令和7年2月18日 環境大臣から経済産業大臣に意見提出
・ 令和7年2月18日 環境大臣から経済産業大臣に意見提出
連絡先
環境省大臣官房環境影響評価課環境影響審査室
- 代表
- 03-3581-3351
- 直通
- 03-5521-8237
- 室長
- 加藤 聖
- 審査官
- 中山 裕貴
- 審査官
- 高木 亮介