報道発表資料

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2025年01月31日
  • 地球環境

「脱炭素社会実現のための都市間連携セミナー2025」の開催結果について

1. 環境省は、令和7年1月23日(木)に、大阪府大阪市において「脱炭素社会実現のための都市間連携セミナー2025」を開催しました。

2. 環境省が実施している「脱炭素社会実現のための都市間連携事業」では、2013年度に開始して以降、アジアを中心に13か国56都市・地域と、日本23自治体が参画しています。

3. 本セミナーには、ニラテオボエト・パラオ共和国アイライ州知事、カストロ・チリ共和国サンティアゴ市レンカ区長、モハマド・インドネシア共和国マカッサル市長をはじめ、日本を含む世界9カ国・34都市が参加し、都市間連携事業に関して活発に議論を行いました。

 

■ 開催概要

 主催:   環境省
 
 共催:   公益財団法人 地球環境戦略研究機関(IGES)

 開催場所: コングレコンベンションセンター
       (大阪府大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪 北館 B2F)

 日程:   令和7年1月23日(木) 10:00~12:30
 

■ 参加者

 日本を含む世界9カ国34都市より約130名が参加するとともに、オンラインで約200名が視聴しました。

■ プログラム

(1) 主催者挨拶
    松澤 裕 環境省地球環境審議官

(2) 開催地代表挨拶
    堀井 久司 大阪市環境局長

(3) 都市間連携事業及び企業の海外展開支援施策について
    工藤 俊祐 環境省地球環境局
          国際脱炭素移行推進・環境インフラ担当参事官室 参事官補佐

(4) 都市間連携事業参画事業者・自治体からの発表
    ノーマン・ニラテオボエト パラオ共和国アイライ州知事
    森田 修平 株式会社兼松KGK
    馬場 亜希 日本工営株式会社

(5) パネルディスカッション
    モデレーター:
    行木 美弥 環境省地球環境局
          国際脱炭素移行推進・環境インフラ担当参事官室 参事官
    パネリスト:
    クラウディオ・カストロ チリ共和国サンティアゴ市レンカ区長
    モハマド・ラムダン・ポマント インドネシア共和国マカッサル市長
    辻尾 匡彦 堺市環境局カーボンニュートラル推進部長
    武田 史郎 神戸市都市局部長(未来都市推進担当)
    辻 敦士 経済産業省近畿経済産業局国際部国際事業課長
 

■ 結果概要

 松澤地球環境審議官による主催者挨拶では、環境課題の解決における自治体の取組の重要性を述べるとともに、過去に多くの課題を解決してきた日本の経験と技術によって、都市間連携事業のパートナー国における課題を解決していく決意が述べられました。開催地代表挨拶においては、堀井大阪市環境局長より、大阪市としてのこれまでの都市間連携事業の成果についての紹介や本年4月13日から始まる大阪・関西万博の紹介が行われました。
 都市間連携事業参画事業者・自治体からの発表においては、ノーマン・ニラテオボエト・パラオ共和国アイライ州知事をはじめ、都市間連携事業に参画している自治体及び企業より、活動の紹介や二国間クレジット制度(JCM)を利用した脱炭素技術導入の成功事例の紹介、本事業の更なる発展への期待が述べられました。
 パネルディスカッションでは、クラウディオ・カストロ・チリ共和国サンティアゴ市レンカ区長、モハマド・ラムダン・ポマント・インドネシア共和国マカッサル市長をはじめとする国内・海外の自治体・関係機関の参加者がパネリストとして登壇し、都市間連携事業をベースとした海外都市と日本企業・自治体の連携のあり方や今後の期待について、活発に議論が交わされました。
 また、1月23日の午後には都市間連携事業に参加している関係者による相互学習が非公開で行われました。
 当日の発表資料等については、以下のHPに掲載しています。
 https://www.iges.or.jp/jp/events/20250123

連絡先

環境省 地球環境局 国際脱炭素移行推進・環境インフラ担当参事官室
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8248
参事官
行木 美弥
推進官
須賀 義徳
参事官補佐
工藤 俊祐
担当
原田 葵