報道発表資料
2024年12月24日
- 地球環境
環境省ナッジ事業の実施概要について~長崎における本格的な実証実験~
1. 環境省では、2050年カーボンニュートラル及び2030年度削減目標の実現に向け、脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動、「デコ活」を推進しています。
2. また、環境省では、2017年4月よりナッジ(英語nudge:そっと後押しする)やブースト(英語boost:ぐっと後押しする)を始めとする行動科学の知見を活用してライフスタイルの自発的な変革を創出する新たな政策手法を検証しています。
3. この度、「ナッジ×デジタルによる脱炭素型ライフスタイル転換促進事業」で採択された事業者のうち、株式会社サイバー創研が令和6年度に実施した、電力の昼間の需要量を増やす上げDR促進に向けた実証実験の概要についてお知らせします。
2. また、環境省では、2017年4月よりナッジ(英語nudge:そっと後押しする)やブースト(英語boost:ぐっと後押しする)を始めとする行動科学の知見を活用してライフスタイルの自発的な変革を創出する新たな政策手法を検証しています。
3. この度、「ナッジ×デジタルによる脱炭素型ライフスタイル転換促進事業」で採択された事業者のうち、株式会社サイバー創研が令和6年度に実施した、電力の昼間の需要量を増やす上げDR促進に向けた実証実験の概要についてお知らせします。
■ 実証実施期間
令和6年7月
■ 実証概要
本実証においては、五島市民電力および取次店の提供する「ごとうの電気」を利用する需要家のうち1,334件に対して、電力利用時間帯のシフトを促す実証を2024年7月の31日間実施しました。具体的には、一部の需要家には、再生可能エネルギーの余剰が発生しやすい昼12~13時の電気料金を無料とすることなどにより金銭的インセンティブを付与するとともに、更にそのうち一部の需要家に対しては、チラシを配布するなどして、電力消費の昼シフトでCO2を削減できることを訴求しました。
■ 結果
本実証終了後の分析やインタビューを通じて、昼の電力使用量が増大していることや、例えば空調やアイロンがけの時間を昼にシフトするなどの行動変容があったことが確認できました。
■ 今後について
環境省は本実証結果も踏まえ、国民・消費者に対して昼の電力利用へのシフトの利益やメリットを提示し、脱炭素につながる豊かな暮らしの実現と2050年ネットゼロ及び2030年度削減目標に向けて取り組んで参ります。
連絡先
環境省 地球環境局 地球温暖化対策課 デコ活応援隊(脱炭素ライフスタイル推進室)
- 代表
- 03-3581-3351
- 直通
- 03-5521-8341
- 隊長
- 島田 智寛
- 副長
- 井原 啓太
- 隊長補佐
- 加藤 大祐
- 隊士
- 松本 太洋