報道発表資料
2024年11月26日
- 自然環境
IPBES総会第11回会合の開催について
1.2024年12月10日から同年12月16日まで、ナミビア共和国・ウィントフックにおいて生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES)総会第11回会合が開催されます。
本会合では、以下の評価報告書の政策決定者向け要約(SPM: Summary for Policymakers)が承認される予定です。
①「生物多様性、水、食料及び健康の間の相互関係に関するテーマ別評価(ネクサス・アセスメント)」
②「生物多様性の損失の根本的要因、変革の決定要因及び生物多様性2050ビジョン達成のためのオプションに関するテーマ別評価(社会変革アセスメント)」
また、本会合では、2028年までの4年間で実施予定の「生物多様性と生態系サービスに関する第2次地球規模評価」のスコーピング文書(評価の目的、方法、章構成等を定めた文書)についても承認される予定です。
2.上記1.の各評価報告書(①及び②)について、IPBES事務局主催のメディア・カンファレンスが以下のとおり開催されます。
①2024年12月17日(火)22:00-23:30(日本時間)(ネクサスアセス)
②2024年12月18日(水)22:00-23:30(日本時間)(社会変革アセス)
また、環境省主催の結果報告会を、2025年1月頃に開催予定です。
本会合では、以下の評価報告書の政策決定者向け要約(SPM: Summary for Policymakers)が承認される予定です。
①「生物多様性、水、食料及び健康の間の相互関係に関するテーマ別評価(ネクサス・アセスメント)」
②「生物多様性の損失の根本的要因、変革の決定要因及び生物多様性2050ビジョン達成のためのオプションに関するテーマ別評価(社会変革アセスメント)」
また、本会合では、2028年までの4年間で実施予定の「生物多様性と生態系サービスに関する第2次地球規模評価」のスコーピング文書(評価の目的、方法、章構成等を定めた文書)についても承認される予定です。
2.上記1.の各評価報告書(①及び②)について、IPBES事務局主催のメディア・カンファレンスが以下のとおり開催されます。
①2024年12月17日(火)22:00-23:30(日本時間)(ネクサスアセス)
②2024年12月18日(水)22:00-23:30(日本時間)(社会変革アセス)
また、環境省主催の結果報告会を、2025年1月頃に開催予定です。
1.会議の概要
(1) 名称
日本語 生物多様性及び生態系サービスに関する
政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES)総会第11回会合
英 語 The eleventh session of the Intergovernmental Science-Policy Platform on Biodiversity
and Ecosystem Services (IPBES) Plenary
(2) 期 間 2024年12月10日 ~ 同年12月16日
(3) 場 所 ナミビア共和国・ウィントフック
(4) 参加者 IPBES参加各国の政府、国連環境計画などの関連国際機関など
(5) 公式ウェブサイト
https://www.ipbes.net/events/ipbes-11
日本語 生物多様性及び生態系サービスに関する
政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES)総会第11回会合
英 語 The eleventh session of the Intergovernmental Science-Policy Platform on Biodiversity
and Ecosystem Services (IPBES) Plenary
(2) 期 間 2024年12月10日 ~ 同年12月16日
(3) 場 所 ナミビア共和国・ウィントフック
(4) 参加者 IPBES参加各国の政府、国連環境計画などの関連国際機関など
(5) 公式ウェブサイト
https://www.ipbes.net/events/ipbes-11
2.主な議題
(1) 「生物多様性、水、食料及び健康の間の相互関係に関するテーマ別評価(ネクサス・アセスメント)」及び「生物多様性の損失の根本的要因、変革の決定要因及び生物多様性2050ビジョン達成のためのオプションに関するテーマ別評価(社会変革アセスメント)」にかかる報告書の政策決定者向け要約(SPM)(※)
(※) 各評価報告書の作成目的等については以下のとおりです。
参考:https://www.ipbes.net/ipbes-11/primers
(2) 「生物多様性と生態系サービスに関する第2次地球規模評価」スコーピング文書
(3) その他、第2期作業計画2019-2030の実施状況に関する事務局長報告、IPBESの財政及び予算、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)への取組、能力構築、知識基盤強化及び政策支援、IPBESの有効性向上、今後の総会の日時・場所、等
①「生物多様性、水、食料及び健康の間の相互関係に関するテーマ別評価(ネクサス・アセスメント)」
生物多様性、水、食料、健康、気候変動のネクサス(相互作用)の各要素、及び要素間における行動の機会等を特定し、相互に関連する対策オプション間のシナジーとトレードオフを明らかにすることを主たる目的とする。評価の中で、ある要素に対処することが他の要素にどのようなプラスとマイナスの影響を与えるかを示し、成果を改善するために今すぐ実践可能で、複数の要素にわたって良い結果の得られる幅広い対策オプションを特定する。
②「生物多様性の損失の根本的要因、変革の決定要因及び生物多様性2050ビジョン達成のためのオプションに関するテーマ別評価(社会変革アセスメント)」
社会変革の決定要因、社会変革が直面する最大の障害と発生方法等を評価することを主たる目的とする。評価の中で、持続可能な世界に向けた社会変革を促進、加速、維持するために実現可能な選択肢と、社会変革の世界的ビジョンを達成するためのステップを特定する。
(※) 各評価報告書の作成目的等については以下のとおりです。
参考:https://www.ipbes.net/ipbes-11/primers
(2) 「生物多様性と生態系サービスに関する第2次地球規模評価」スコーピング文書
(3) その他、第2期作業計画2019-2030の実施状況に関する事務局長報告、IPBESの財政及び予算、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)への取組、能力構築、知識基盤強化及び政策支援、IPBESの有効性向上、今後の総会の日時・場所、等
①「生物多様性、水、食料及び健康の間の相互関係に関するテーマ別評価(ネクサス・アセスメント)」
生物多様性、水、食料、健康、気候変動のネクサス(相互作用)の各要素、及び要素間における行動の機会等を特定し、相互に関連する対策オプション間のシナジーとトレードオフを明らかにすることを主たる目的とする。評価の中で、ある要素に対処することが他の要素にどのようなプラスとマイナスの影響を与えるかを示し、成果を改善するために今すぐ実践可能で、複数の要素にわたって良い結果の得られる幅広い対策オプションを特定する。
②「生物多様性の損失の根本的要因、変革の決定要因及び生物多様性2050ビジョン達成のためのオプションに関するテーマ別評価(社会変革アセスメント)」
社会変革の決定要因、社会変革が直面する最大の障害と発生方法等を評価することを主たる目的とする。評価の中で、持続可能な世界に向けた社会変革を促進、加速、維持するために実現可能な選択肢と、社会変革の世界的ビジョンを達成するためのステップを特定する。
3.IPBES事務局主催メディア・カンファレンス
2024年12月17日及び18日(いずれも日本時間22時)より、IPBES事務局主催によるメディア・カンファレンス(ナミビア共和国・ウィントフック及びオンライン)が開催され、各テーマ別評価報告書の政策決定者向け要約(SPM)が公表される予定です。メディア向けのメーリングリストへの登録などについては、以下のIPBES事務局ウェブサイト(英語)を御参照ください。
https://www.ipbes.net/ipbes-11/media-accreditation/registration
https://www.ipbes.net/ipbes-11/media-accreditation/registration
4.環境省主催結果報告会
(1) 概要
【日時】2025年1月(予定)
【形態】オンライン(予定)
【主催】環境省
【議事次第(予定)】
1) IPBES総会第11回会合結果概要
2) IPBES総会第11回会合で採択されたテーマ別評価SPM(2件)概要
3) IPBES総会第11回会合に関する専門家所見
4) その他関連事項
5) 質疑応答
(2) 参加申込要領
後日公開予定です。
【日時】2025年1月(予定)
【形態】オンライン(予定)
【主催】環境省
【議事次第(予定)】
1) IPBES総会第11回会合結果概要
2) IPBES総会第11回会合で採択されたテーマ別評価SPM(2件)概要
3) IPBES総会第11回会合に関する専門家所見
4) その他関連事項
5) 質疑応答
(2) 参加申込要領
後日公開予定です。
〈参考〉
● 生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム
(Intergovernmental science-policy Platform on Biodiversity and Ecosystem Services:IPBES)
◆ 生物多様性と生態系サービスに関する動向を科学的に評価し、科学と政策のつながりを強化するための政府間のプラットフォームとして2012年に設立された政府間組織
◆ 2024年11月1日現在、147カ国が参加
◆ 科学的評価、能力開発、知見生成、政策立案支援の4つの機能が活動の柱
◆ これまでに以下の評価報告書及びワークショップ報告書を作成
・ 生物多様性及び生態系サービスのシナリオとモデルの方法論に関する評価報告書
・ 花粉媒介者、花粉媒介及び食料生産に関するテーマ別評価報告書
・ 生物多様性及び生態系サービスに関する地域・準地域別評価報告書
・ 土地劣化と再生に関するテーマ別評価報告書
・ 生物多様性と生態系サービスに関する地球規模評価報告書
・ 生物多様性とパンデミックに関するワークショップ報告書
・ 生物多様性と気候変動に関するIPBES-IPCC合同ワークショップ報告書
・ 野生種の持続可能な利用に関するテーマ別評価報告書
・ 自然及びその便益に関する多様な価値の概念化に関する方法論評価報告書
・ 侵略的外来種とその管理に関するテーマ別評価報告書
◆ 参考情報
・ IPBES webサイト
https://www.ipbes.net/
・環境省webサイト
https://www.biodic.go.jp/biodiversity/about/ipbes/index.html
(Intergovernmental science-policy Platform on Biodiversity and Ecosystem Services:IPBES)
◆ 生物多様性と生態系サービスに関する動向を科学的に評価し、科学と政策のつながりを強化するための政府間のプラットフォームとして2012年に設立された政府間組織
◆ 2024年11月1日現在、147カ国が参加
◆ 科学的評価、能力開発、知見生成、政策立案支援の4つの機能が活動の柱
◆ これまでに以下の評価報告書及びワークショップ報告書を作成
・ 生物多様性及び生態系サービスのシナリオとモデルの方法論に関する評価報告書
・ 花粉媒介者、花粉媒介及び食料生産に関するテーマ別評価報告書
・ 生物多様性及び生態系サービスに関する地域・準地域別評価報告書
・ 土地劣化と再生に関するテーマ別評価報告書
・ 生物多様性と生態系サービスに関する地球規模評価報告書
・ 生物多様性とパンデミックに関するワークショップ報告書
・ 生物多様性と気候変動に関するIPBES-IPCC合同ワークショップ報告書
・ 野生種の持続可能な利用に関するテーマ別評価報告書
・ 自然及びその便益に関する多様な価値の概念化に関する方法論評価報告書
・ 侵略的外来種とその管理に関するテーマ別評価報告書
◆ 参考情報
・ IPBES webサイト
https://www.ipbes.net/
・環境省webサイト
https://www.biodic.go.jp/biodiversity/about/ipbes/index.html
連絡先
環境省自然環境局自然環境計画課生物多様性戦略推進室
- 代表
- 03-3581-3351
- 直通
- 03-5521-8275
- 室長
- 鈴木 渉
- 室長補佐
- 齋藤 佑介
- 室長補佐
- 河合 秀樹