報道発表資料
2024年10月24日
- 自然環境
令和6年度 ネイチャーポジティブとカーボンニュートラルの同時実現に向けた再生可能エネルギー推進技術等の評価・実証事業(うちバイオミミクリー関連)の公募採択結果について
環境省において、ネイチャーポジティブとカーボンニュートラルの同時実現に向けた再生可能エネルギー推進技術等の評価・実証事業(うちバイオミミクリー関連)について公募を行い、事業を採択することとなりましたのでお知らせいたします。
事業の目的と概要
自然環境への負荷を可能な限り回避し、技術的政策によりトレードオフを解消することで、信頼される再生可能エネルギーの推進を目指すために、ネイチャーポジティブやカーボンニュートラルの同時達成に必要となる各種技術テーマについて公募*を行いました。
今般採択した事業は、生物の機能を模倣するなど生物の機能原理に着想を得るアプローチ(バイオミミクリー/バイオミメティクス)をプロダクト設計に生かし、自然への負荷が少ない再エネ技術・省エネ技術の技術シーズの探索を目的とした、効果実証試験を実施するものです。
今般採択した事業は、生物の機能を模倣するなど生物の機能原理に着想を得るアプローチ(バイオミミクリー/バイオミメティクス)をプロダクト設計に生かし、自然への負荷が少ない再エネ技術・省エネ技術の技術シーズの探索を目的とした、効果実証試験を実施するものです。
採択結果
① 課題設定の適切性
② 実証手法・目標の妥当性
③ 実施計画・体制
④ 出口戦略と波及効果
⑤ 環境負荷の低減
⑥ 経費の妥当性
の観点から、審査委員会による評価を経て以下の事業を採択しました。
事業主体
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事業名称
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事業概要
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株式会社 東芝 | バイオミミクリー活用による再生可能 エネルギー施設のO&Mにおける超音 波検査簡便化技術の実証事業 |
昆虫の肢構造を模倣することで、環境負荷が高いと される液体接触媒質を使用しない超音波検査簡便化 技術を開発し、環境負荷を低減するとともに、再生 可能エネルギー施設の運用管理(O&M)の効率化 を図るための技術実証を行う。 |
NanoSuit 株式会社 | 昆虫の色識別能力の研究に基づく風力発 電の発電率維持に資する技術の実証事業 |
風力発電の発電効率低下の一因であるブレードへの 昆虫の衝突・付着への対策として、昆虫特有の色識 別能力の研究にもとづく衝突回避に効果を有する塗 料を開発し、風力発電施設を用いた効果実証を行う。 |
■報道機関の方へ
取材を御希望の方は下記問合せ先まで、ご連絡ください。
shizen-suishin@env.go.jp
連絡先
環境省自然環境局自然環境計画課 生物多様性主流化室
- 代表
- 03-3581-3351
- 直通
- 03-5521-9108
- 室長
- 永田 綾
- 室長補佐
- 大澤 晃一
- 係長
- 服部 優樹
- 係長
- 山﨑 大輔