中国へのトキ16羽の返還について

１．　日本国環境省と中華人民共和国（中国）政府 国家林業･草原局の間の覚書により、中国から提供されたトキから生まれた個体の所有権は次のとおり帰属することとなっている。

　華(ホワ)陽ヤン（オス）･･･奇数子は日本側、偶数子は中国側
　溢(イー)水シュイ（メス）･･･偶数子は日本側、奇数子は中国側
　楼(ロウ)楼ロウ（オス）･･･奇数子は日本側、偶数子は中国側
　関(グワン)関グワン（メス）･･･偶数子は日本側、奇数子は中国側

２．　中国政府との調整の結果、平成28年～令和４年に華(ホワ)陽(ヤン)、溢水(イーシュイ)、楼楼(ロウロウ)、関関(グワングワン)から生まれた個体のうち中国側に所有権のある16羽を、令和６年10月31日（木）に中国へ返還する（前回は平成28年３月９日に４羽を返還。今回は８回目の返還となる）。

３．　トキの移送に先立ち、高病原性鳥インフルエンザ等の感染症の検査を行うため、佐渡トキ保護センターにおいて令和６年10月９日（水）からトキの隔離検疫を開始している。

・　令和６年10月30日（水）
　　　19:30　 新潟県・佐渡市　両津港発
　　　22:00　 新潟県　新潟港着
　　　　　　　その後、陸路で東京国際空港（羽田空港）へ

・　令和６年10月31日(木)
　　　08:55　 東京国際空港（羽田空港）発　　　（日本時間）
　　　12:15　 北京首都国際空港（北京空港）着　（現地時間） 

平成28年生まれ　　１羽（オス１羽）
平成29年生まれ　　１羽（メス１羽）
平成30年生まれ　　１羽（オス１羽）
平成31年生まれ　　２羽（オス２羽）
令和元年生まれ　　２羽（メス２羽）
令和２年生まれ　　４羽（オス３羽、メス１羽）
令和３年生まれ　　４羽（メス４羽）
令和４年生まれ　　１羽（メス１羽）
・（別紙）返還予定個体

国家林業・草原局動植物司　張涛 処長　ほか　計４名
　注：来日人数等は変更となる場合があります。

トキの移送を円滑に進めるため、下記要領に沿って取材いただきますよう、お願いします。

１．　今回返還される16羽のトキの写真は、別紙のとおりです。別紙の写真のデータの使用希望がある場合はお問合せください。
２．　今回、トキの移送風景を撮影可能な場面はございません。トキを安全に目的地まで移送する必要があることから、移送中のトキの撮影には一切応じられません。
３．　令和６年10月29日（火）14:00（予定）から、新潟県・佐渡市のトキ交流会館大ホール（新潟県佐渡市新穂潟上1101−１）にて、トキの引渡し署名式を行います。署名式の様子は取材可能ですので、御希望の方は、令和６年10月27日（日）17:00までに電子メールにて、以下の要領でお申込みください。　

　【記載事項】
　　件名：「トキ引渡し署名式　取材希望」
　　本文：①氏名（ふりがな）、②所属（勤務先等）、③電子メールアドレス、④電話番号、⑤取材人数、⑥カメラの有無（ムービー、スチール）
　【取材申込先】
　　環境省自然環境局野生生物課希少種保全推進室
　　電子メール：shizen-kishoshu@env.go.jp　
　【取材申込みに係る留意事項】
　　運営管理の都合上、取材希望者が多数の場合は、抽選となることもございますので御了承ください。
　　署名式の時間は、若干前後する可能性があることを御了承ください。

４.　羽田空港では、撮影のための制限区域への立入りは許可されておりません。航空機等の撮影が必要な場合は、旅客ターミナルの展望デッキから撮影をお願いします。

 ＜参考＞
過去の中国へのトキ返還実績
・　１回目   平成14年３月６日  平成13年生まれ                   ２羽
・　２回目   平成15年４月16日 平成14年生まれ                   ３羽
・　３回目   平成19年11月20日 平成15～19年生まれ           13羽
・　４回目   平成21年11月28日 平成20、21年生まれ           10羽
・　５回目   平成23年12月10日 平成22、23年生まれ           ８羽
・　６回目   平成25年11月27日 平成24、25年生まれ           ７羽
・　７回目　 平成28年３月９日  平成26、27年生まれ         ４羽