報道発表資料
2024年10月25日
- 総合政策
中部国際空港代替滑走路事業に係る環境影響評価書に対する環境大臣意見の提出について
環境省は、「中部国際空港代替滑走路事業に係る環境影響評価書」(中部国際空港株式会社)に対する環境大臣意見を国土交通大臣に提出した。
環境大臣意見では、
(1)バードストライクの発生頻度をより低減するため、空港島及びその周辺を飛翔する鳥類が滑走路周辺に進入しないよう対策を講ずるとともに、他の空港におけるバードストライク対策の情報収集や事例分析等を行い、より効果的な手法の導入を検討するなど、バードストライクの発生頻度のさらなる低減に努めること
(2)2050年カーボンニュートラルの達成に向け、空港施設の省エネルギー化や再生可能エネルギーの導入促進等により、空港全体の脱炭素化を図るとともに、「地球温暖化対策計画」等の関連する計画や方針等、脱炭素化に係る政策の進捗状況及び見直しの状況、今後の政策や技術の発展等を踏まえ、事業に適切に反映させること
等を求めている。
環境大臣意見では、
(1)バードストライクの発生頻度をより低減するため、空港島及びその周辺を飛翔する鳥類が滑走路周辺に進入しないよう対策を講ずるとともに、他の空港におけるバードストライク対策の情報収集や事例分析等を行い、より効果的な手法の導入を検討するなど、バードストライクの発生頻度のさらなる低減に努めること
(2)2050年カーボンニュートラルの達成に向け、空港施設の省エネルギー化や再生可能エネルギーの導入促進等により、空港全体の脱炭素化を図るとともに、「地球温暖化対策計画」等の関連する計画や方針等、脱炭素化に係る政策の進捗状況及び見直しの状況、今後の政策や技術の発展等を踏まえ、事業に適切に反映させること
等を求めている。
■ 背景
環境影響評価法は、滑走路の新設(2,500m以上)又は延長(延長後の滑走路2,500m以上かつ延長500m以上)を伴う飛行場及びその施設の変更の事業を第一種事業とし、事業者が作成した環境影響評価書※1について、国土交通大臣からの照会に対して環境大臣は意見を述べることができる。
今後、国土交通大臣は、環境大臣意見を勘案して事業者である中部国際空港株式会社に対して意見を述べることができる。事業者は、国土交通大臣意見を勘案して評価書の記載事項に検討を加え、当該事項の修正を必要とすると認めるときは評価書の補正を行い、公告縦覧等を行うこととなる。
※1 環境影響評価書:環境影響評価の結果について記載した環境影響評価準備書に対する意見を踏まえて、必要に応じて、その内容を修正した文書。
今後、国土交通大臣は、環境大臣意見を勘案して事業者である中部国際空港株式会社に対して意見を述べることができる。事業者は、国土交通大臣意見を勘案して評価書の記載事項に検討を加え、当該事項の修正を必要とすると認めるときは評価書の補正を行い、公告縦覧等を行うこととなる。
※1 環境影響評価書:環境影響評価の結果について記載した環境影響評価準備書に対する意見を踏まえて、必要に応じて、その内容を修正した文書。
■ 事業の概要
愛知県常滑市において、中部国際空港の既存の敷地内の誘導路の1本を転用し、3,290mの滑走路を整備する事業。
・ 名称 中部国際空港代替滑走路事業
・ 事業者 中部国際空港株式会社
・ 事業位置 愛知県常滑市沖の人工島
・ 事業規模 滑走路の整備(滑走路長 3,290m×1本)
(参考)環境影響評価に係る手続
【配慮書の手続】
・ 公表 令和4年6月30日~同年7月30日(住民意見99件※2)
・ 愛知県知事意見提出 令和4年8月30日
・ 環境大臣意見提出 令和4年8月18日
・ 国土交通大臣意見提出 令和4年8月25日
【方法書の手続】
・ 縦覧 令和5年1月11日~同年2月13日(住民意見234件※2)
・ 愛知県知事意見提出 令和5年6月2日
【準備書の手続】
・ 縦覧 令和6年2月8日~同年3月8日(住民意見187件※2)
・ 愛知県知事意見提出 令和6年7月8日
【評価書の手続】
・ 令和6年9月11日 国土交通大臣から環境大臣に意見照会
・ 令和6年10月25日 環境大臣から国土交通大臣に意見提出
※2 環境の保全の見地からの意見の件数
・ 公表 令和4年6月30日~同年7月30日(住民意見99件※2)
・ 愛知県知事意見提出 令和4年8月30日
・ 環境大臣意見提出 令和4年8月18日
・ 国土交通大臣意見提出 令和4年8月25日
【方法書の手続】
・ 縦覧 令和5年1月11日~同年2月13日(住民意見234件※2)
・ 愛知県知事意見提出 令和5年6月2日
【準備書の手続】
・ 縦覧 令和6年2月8日~同年3月8日(住民意見187件※2)
・ 愛知県知事意見提出 令和6年7月8日
【評価書の手続】
・ 令和6年9月11日 国土交通大臣から環境大臣に意見照会
・ 令和6年10月25日 環境大臣から国土交通大臣に意見提出
※2 環境の保全の見地からの意見の件数
連絡先
環境省大臣官房環境影響評価課環境影響審査室
- 代表
- 03-3581-3351
- 直通
- 03-5521-8237
- 室長
- 加藤 聖
- 室長補佐
- 鈴木 祐介
- 審査官
- 寺田 彩乃
- 審査官
- 永島 賢吾