報道発表資料
2024年09月20日
- 総合政策
(仮称)島牧美川・折川ウィンドファーム事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見の提出について
環境省は、「(仮称)島牧美川・折川ウィンドファーム事業 計画段階環境配慮書」(日本風力サービス株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。
環境大臣意見では、
(1) 想定区域及びその周辺においては、他の事業者による複数の風力発電所が稼働中又は環境影響評価手続中であることから、累積的な影響について適切に調査、予測及び評価を行い、その結果を踏まえ、風力発電設備等の配置等を検討すること
(2) 想定区域の周辺では、国内希少種のオオワシ、オジロワシ、クマタカ等の生息が確認されており、バードストライク、移動の阻害等による鳥類への影響が懸念される。また、想定区域及びその周辺は、ノスリ、ハチクマ等の猛禽類の渡り経路となっている可能性があることから、風力発電設備の配置等の検討に当たっては、専門家等からの助言を踏まえ、鳥類への影響について適切に調査、予測及び評価を行うこと
等を求めている。
環境大臣意見では、
(1) 想定区域及びその周辺においては、他の事業者による複数の風力発電所が稼働中又は環境影響評価手続中であることから、累積的な影響について適切に調査、予測及び評価を行い、その結果を踏まえ、風力発電設備等の配置等を検討すること
(2) 想定区域の周辺では、国内希少種のオオワシ、オジロワシ、クマタカ等の生息が確認されており、バードストライク、移動の阻害等による鳥類への影響が懸念される。また、想定区域及びその周辺は、ノスリ、ハチクマ等の猛禽類の渡り経路となっている可能性があることから、風力発電設備の配置等の検討に当たっては、専門家等からの助言を踏まえ、鳥類への影響について適切に調査、予測及び評価を行うこと
等を求めている。
■ 背景
環境影響評価法は、出力50,000kW以上の風力発電所の設置又は変更の工事を第一種事業とし、環境大臣は事業者から提出された計画段階環境配慮書※について、経済産業大臣からの照会に対して意見を述べることができる。
今後、経済産業大臣から事業者である日本風力サービス株式会社に対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられ、事業者は、意見の内容を検討した上で事業計画を決定し、事業段階の環境影響評価手続を行うこととなる。
※ 計画段階環境配慮書:事業への早期段階における環境配慮を可能にするため、事業の位置・規模等の検討段階において、環境の保全について適正な配慮をしなければならない事項について検討を行い、その結果をまとめた図書。
今後、経済産業大臣から事業者である日本風力サービス株式会社に対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられ、事業者は、意見の内容を検討した上で事業計画を決定し、事業段階の環境影響評価手続を行うこととなる。
※ 計画段階環境配慮書:事業への早期段階における環境配慮を可能にするため、事業の位置・規模等の検討段階において、環境の保全について適正な配慮をしなければならない事項について検討を行い、その結果をまとめた図書。
■ 事業の概要
北海道島牧郡島牧村、寿都郡寿都町及び黒松内町において、最大で出力130,000kWの風力発電所を設置する事業。
・ 事業者 日本風力サービス株式会社
・ 事業位置 北海道島牧郡島牧村、寿都郡寿都町及び黒松内町(事業実施想定区域の面積 約1,800ha)
・ 出力 最大130,000kW(単機出力 4,200kW~6,100kW×20~30基程度)
・ 事業者 日本風力サービス株式会社
・ 事業位置 北海道島牧郡島牧村、寿都郡寿都町及び黒松内町(事業実施想定区域の面積 約1,800ha)
・ 出力 最大130,000kW(単機出力 4,200kW~6,100kW×20~30基程度)
(参考)環境影響評価に係る手続
・ 令和6年8月 9日 経済産業大臣から環境大臣に意見照会
・ 令和6年9月20日 環境大臣から経済産業大臣に意見提出
・ 令和6年9月20日 環境大臣から経済産業大臣に意見提出
連絡先
環境省大臣官房環境影響評価課環境影響審査室
- 代表
- 03-3581-3351
- 直通
- 03-5521-8237
- 室長
- 加藤 聖
- 室長補佐
- 鈴木 祐介
- 審査官
- 原田 駿