報道発表資料
2024年08月02日
- 大臣官房
グリーンボンド及びサステナビリティ・リンク・ボンドガイドライン、グリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローンガイドラインの改定に関する意見の募集(パブリックコメント)について
1. 環境省では、令和3年度に「グリーンファイナンスに関する検討会」(以下「検討会」という。)を設置し、国内のグリーンファイナンス市場を健全かつ適切に拡大していく観点で議論を行い、環境に関する各種金融商品の国内実務指針であるグリーンファイナンス関連ガイドライン(グリーンボンド及びサステナビリティ・リンク・ボンドガイドライン、グリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローンガイドライン)の見直し等を実施してきました(詳細は「■御参考(これまでのガイドライン改訂の経緯)」に記載)。その後、令和4年度及び令和5年度の検討会において、環境省が策定したグリーンファイナンス関連ガイドラインの利便性向上等に向けた議論を行った結果、今年度においては、同ガイドラインが準拠する国際原則(国際資本市場協会(ICMA)やローン・マーケット・アソシエーション(LMA)等が策定するサステナブルファイナンスに関する国際原則)の改訂の反映と並行して、ガイドラインの構成の改善に向けた改定を実施することとしました。
2. このような背景を踏まえ、次ページ以降に記載のとおり、市場関係者の皆様にグリーンファイナンス関連ガイドラインとして改定すべき事項等の意見の提供を求めることといたしましたことをお知らせいたします。
2. このような背景を踏まえ、次ページ以降に記載のとおり、市場関係者の皆様にグリーンファイナンス関連ガイドラインとして改定すべき事項等の意見の提供を求めることといたしましたことをお知らせいたします。
■ 概要
令和5年度の検討会においては、グリーンファイナンス関連ガイドラインの利便性向上等に向けた議論が行われ、その結果、グリーンボンドガイドラインが当初策定された平成29 年と比較するとグリーンファイナンス市場が一定程度成熟してきたこと、また、加速度的に進む国際的な潮流を捉え、今後の国際原則の改訂の反映を速やかに行うことを可能とする観点で、第2章第2節及び第3章第2節の各金融商品に期待される事項と具体的対応方法において、国際原則に準拠した部分と国内向けの解説部分を整理することとなりました。
また、この構成の見直しに加え、LMA 等によるグリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローン原則の改訂(令和5年2月)、ICMA によるサステナビリティ・リンク・ボンド原則の改訂(令和6年6月)等の国際的な動向や国内市場の状況を反映し、グリーンファイナンス関連ガイドライン改定版を策定することとしました。
このような背景の下で、今般、以下のとおり、両ガイドラインの改定案について、意見募集(パブリックコメント)を実施します。なお、改定のポイントについては、「資料2 2024年改定のポイント」を、過年度の検討会における本件に関する議論や論点に関する整理は、「関連情報」に記載のホームページリンクをご参照ください。
また、この構成の見直しに加え、LMA 等によるグリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローン原則の改訂(令和5年2月)、ICMA によるサステナビリティ・リンク・ボンド原則の改訂(令和6年6月)等の国際的な動向や国内市場の状況を反映し、グリーンファイナンス関連ガイドライン改定版を策定することとしました。
このような背景の下で、今般、以下のとおり、両ガイドラインの改定案について、意見募集(パブリックコメント)を実施します。なお、改定のポイントについては、「資料2 2024年改定のポイント」を、過年度の検討会における本件に関する議論や論点に関する整理は、「関連情報」に記載のホームページリンクをご参照ください。
■ 意見募集の対象について
① グリーンボンド及びサステナビリティ・リンク・ボンドガイドライン 2024 年改定版(案)第2章第2節及び第3章第2節の【解説】部分
② グリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローンガイドライン 2024 年改定版(案)第2章第2節及び第3章第2節の【解説】部分
※ グリーンボンド等ガイドライン 2024 年改定版(案)の「原則」部分については、ICMA や LMA 等が策定するサステナブルファイナンスに関する国際原則の和訳であるため、意見募集の対象とはしません。また、今回の改定作業対象外である第1章、第2章第1節、第3章~第5章、及び付属書は、意見募集の対象外となります。
※ 解説部分に記載されている【1-1④】等の数字は、2022 年版ガイドラインの該当センテンスを指します。(例:【1-1④】の場合、「1-1 調達資金の使途」の「④調達資金の使途は、目論見書などの法定書類その他の書類によって投資家に事前に説明すべきである」を意味します。国際原則の改訂等により新たに追加した解説事項は【新規追加】と記載しています。
② グリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローンガイドライン 2024 年改定版(案)第2章第2節及び第3章第2節の【解説】部分
※ グリーンボンド等ガイドライン 2024 年改定版(案)の「原則」部分については、ICMA や LMA 等が策定するサステナブルファイナンスに関する国際原則の和訳であるため、意見募集の対象とはしません。また、今回の改定作業対象外である第1章、第2章第1節、第3章~第5章、及び付属書は、意見募集の対象外となります。
※ 解説部分に記載されている【1-1④】等の数字は、2022 年版ガイドラインの該当センテンスを指します。(例:【1-1④】の場合、「1-1 調達資金の使途」の「④調達資金の使途は、目論見書などの法定書類その他の書類によって投資家に事前に説明すべきである」を意味します。国際原則の改訂等により新たに追加した解説事項は【新規追加】と記載しています。
■ 意見の受付期間
令和6年8月2日(金)~ 同年8月 19 日(月)
■ 意見の提出方法
次のいずれかの方法で提出してください。
(環境省環境経済課環境金融推進室宛)
<電子メールによる御意見の提出様式>
下記1~5を漏れなく記載し、上記メールアドレスまで御意見を送付いただきますようお 願いいたします。
② 該当箇所
※ どの部分についての御意見か分かるように関連する該当章・ページ番号な どを具体的に記載してください。
③ 御意見の内容
④ 御意見の理由
※ 可能であれば、根拠となる出典等を添付又は併記してください。
- 電子政府の総合窓口[e-Gov]の意見提出フォームによる御提出
- 電子メールによる御提出
(環境省環境経済課環境金融推進室宛)
<電子メールによる御意見の提出様式>
下記1~5を漏れなく記載し、上記メールアドレスまで御意見を送付いただきますようお 願いいたします。
- 件名 「グリーンボンド及びサステナビリティ・リンク・ボンドガイドライン 2024 年改定 版(案)、グリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローンガイドライン 2024 年改定版(案)に対する意見」と御記載ください。
- 氏名(企業・団体の場合は、企業・団体名、部署名及び担当者名)
- 電話番号
- 電子メールアドレス
- 御意見
② 該当箇所
※ どの部分についての御意見か分かるように関連する該当章・ページ番号な どを具体的に記載してください。
③ 御意見の内容
④ 御意見の理由
※ 可能であれば、根拠となる出典等を添付又は併記してください。
■ 注意事項
- 御意見は日本語で提出してください。
- 提出いただきました御意見については、所属組織、部署、氏名、電話番号及びメールアドレスを除き、全て公開される可能性があることを、あらかじめ御承知おきください。
- ただし、意見中に、個人に関する情報であって特定の個人が識別しうる記述がある場合及び法人等の財産権等を害するおそれがあると判断される場合には、公表の際に当該箇所を伏せさせていただくこともあります。
- 締切日までに到着しなかったものについては、無効といたしますので、御了承ください。
- 提出いただいた御意見に対する個別の御回答はいたしかねますので、御了承ください。
- 提出いただきました御意見については、所属組織、部署、氏名、電話番号及びメールアドレスを除き、全て公開される可能性があることを、あらかじめ御承知おきください。
- ただし、意見中に、個人に関する情報であって特定の個人が識別しうる記述がある場合及び法人等の財産権等を害するおそれがあると判断される場合には、公表の際に当該箇所を伏せさせていただくこともあります。
- 締切日までに到着しなかったものについては、無効といたしますので、御了承ください。
- 提出いただいた御意見に対する個別の御回答はいたしかねますので、御了承ください。
■ 参考(これまでのガイドライン改訂の経緯)
環境省では、グリーンボンドの環境改善効果に関する信頼性の確保と、資金調達者のコストや事務的負担の軽減とを両立し、国内におけるグリーンボンドの普及を図ることを目的として、国際原則に準拠した形で、平成 29 年3月にグリーンボンドガイドラインを策定しました。
令和2年3月には、グリーンボンド国際原則の改訂やグリーンファイナンスを取り巻く市場動向を踏まえ、グリーンボンドガイドラインの改訂、グリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローンガイドラインの新規策定を行いました。
また、令和4年7月には各種国際原則の改訂と整合を図るため、グリーンボンドガイドライン、グリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローンガイドラインの改訂、及びサステナビリティ・リンク・ボンドガイドライン(資料2参照)の新規策定を行いました。
そして直近では、国内外の動向や市場関係者・学識者の知見を基に、市場・政策・技術等の動向を継続的に「グリーンボンドガイドライン」「グリーンローンガイドライン」の付属書1(グリーンプロジェクトの判断指針及びグリーンリスト)へ反映する新しい「仕組み」として、グリーンファイナンスに関する検討会の下に新たに「グリーンリストに関するワーキンググループ」を設置しました。あわせて、令和6年3月、「グリーンボンドガイドライン」「グリーンローンガイドライン」の付属書1(グリーンプロジェクトの判断指針及びグリーンリスト)の改訂を行い、グリーンリストの充実化等の対応を実施しました。
令和2年3月には、グリーンボンド国際原則の改訂やグリーンファイナンスを取り巻く市場動向を踏まえ、グリーンボンドガイドラインの改訂、グリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローンガイドラインの新規策定を行いました。
また、令和4年7月には各種国際原則の改訂と整合を図るため、グリーンボンドガイドライン、グリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローンガイドラインの改訂、及びサステナビリティ・リンク・ボンドガイドライン(資料2参照)の新規策定を行いました。
そして直近では、国内外の動向や市場関係者・学識者の知見を基に、市場・政策・技術等の動向を継続的に「グリーンボンドガイドライン」「グリーンローンガイドライン」の付属書1(グリーンプロジェクトの判断指針及びグリーンリスト)へ反映する新しい「仕組み」として、グリーンファイナンスに関する検討会の下に新たに「グリーンリストに関するワーキンググループ」を設置しました。あわせて、令和6年3月、「グリーンボンドガイドライン」「グリーンローンガイドライン」の付属書1(グリーンプロジェクトの判断指針及びグリーンリスト)の改訂を行い、グリーンリストの充実化等の対応を実施しました。
■ 個人情報の取り扱いについて
回答者の個人情報は、環境省及び業務委託先が定めるプライバシーポリシー※に則って厳重に管理し、意見提出用紙に関するお問い合わせ及び聞き取り調査の目的にのみ利用させていただきます。
※ 令和6年3月 29 日まで:株式会社日本総合研究所
お客さまの個人情報保護に関するプライバシーポリシー
https://www.jri.co.jp/privacy/
※ 令和6年3月 29 日まで:株式会社日本総合研究所
お客さまの個人情報保護に関するプライバシーポリシー
https://www.jri.co.jp/privacy/
■ 関連情報
・ グリーンファイナンスに関する検討会及びグリーンリストに関するワーキンググループ
http://www.env.go.jp/policy/greenbond/gb/conf/conf_r31216.html
・ グリーンボンドガイドライン及びサステナビリティ・リンク・ボンドガイドライン 2022 年度版、グリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローンガイドライン 2022 年度版
https://www.env.go.jp/content/000062348.pdf
http://www.env.go.jp/policy/greenbond/gb/conf/conf_r31216.html
・ グリーンボンドガイドライン及びサステナビリティ・リンク・ボンドガイドライン 2022 年度版、グリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローンガイドライン 2022 年度版
https://www.env.go.jp/content/000062348.pdf
添付資料
連絡先
大臣官房環境経済課 環境金融推進室
- 代表
- 03-3581-3351
- 直通
- 03-5521-8240
- 課長
- 平尾 禎秀
- 企画官
- 平良 耕作
- 室長補佐
- 水野 紗也
- 室長補佐
- 影山 凡子
- 担当
- 飯嶋 英樹