報道発表資料

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2024年05月23日
  • 総合政策

(仮称)新阿蘇にしはらウインドファームに係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見の提出について

1.環境省は、「(仮称)新阿蘇にしはらウインドファーム環境影響評価準備書」(株式会社ジェイウインド)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。 

2.環境大臣意見では、眺望保全のための措置を講じた複数パターンのフォトモンタージュを作成すること等により、風力発電設備等の配置等について検討し、その結果について阿蘇くじゅう国立公園の管理者等の意見を踏まえて景観への影響を極力低減すること等を求めている。

■ 背景

 環境影響評価法及び電気事業法は、令和3年10月31日から施行された環境影響評価法施行令の一部を改正する政令の経過措置(附則第2条)に基づき、施行日前に環境影響評価法第3条の4第1項の規定による公表が行われた出力10,000kW以上の風力発電所の設置又は変更の工事を第一種事業とし、経済産業大臣は、事業者から提出された環境影響評価準備書※1の審査に当たって、環境大臣の意見を聴かなければならないこととされている。
 本件は、「(仮称)新阿蘇にしはらウインドファーム環境影響評価準備書」について、この手続に沿って経済産業大臣に対して意見を提出するものである。
 今後、事業者は、環境大臣の意見及び関係地方公共団体の長の意見を受けた経済産業大臣勧告等を踏まえ、法に基づく環境影響評価書の作成等の手続が求められる。

※1 環境影響評価準備書:環境影響評価の結果について環境の保全の見地からの意見を聴くための準備として、調査、予測、評価及び環境保全措置の検討を実施した結果等を示し、環境の保全に関する事業者自らの考え方を取りまとめた文書。

■ 事業の概要

 熊本県菊池郡大津町及び阿蘇郡西原村において、最大出力を17,200kWに低減させ、単機出力4,300kWの風力発電設備に建て替える事業。
・ 事業者   株式会社ジェイウインド
・ 事業位置  熊本県菊池郡大津町及び阿蘇郡西原村
        (対象事業実施区域の面積:約71.1ha)
・ 出力    最大17,200kW(単機出力4,300kW×4基)

■ 環境大臣意見

別紙のとおり。

(参考)環境影響評価に係る手続
【配慮書の手続】
・ 公表         令和2年 5月26日~令和2年 6月25日(住民意見20件※2
・ 熊本県知事意見提出  令和2年 8月12日
・ 環境大臣意見提出   令和2年 7月31日
・ 経済産業大臣意見提出 令和2年 8月18日

【方法書の手続】
・ 縦覧         令和2年11月24日~令和2年12月24日(住民意見42件※2
・ 熊本県知事意見提出  令和3年 3月30日
・ 経済産業大臣勧告   令和3年 5月18日

【準備書の手続】
・ 縦覧         令和5年10月31日~令和5年11月30日(住民意見23件※2
・ 熊本県知事意見提出  令和6年 5月 9日
・ 環境大臣意見提出   令和6年 5月 23日

※2 環境の保全の見地からの意見の件数

連絡先

環境省大臣官房環境影響評価課環境影響審査室
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8237
室長
加藤 聖
室長補佐
鈴木 祐介
審査官
高木 亮介

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