報道発表資料

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2024年04月12日
  • 大気環境

能登半島地震の被災地におけるアスベスト調査の結果について

 環境省では、令和6年2月・3月に、能登半島地震の被災地においてアスベスト大気濃度調査等を実施し、今般、その結果を取りまとめましたのでお知らせします。

能登半島地震の被災地におけるアスベスト調査の結果について

アスベスト大気濃度調査

(1)調査地点

能登半島地震の被災地6市町14箇所(7地点、各2箇所)において、アスベスト大気濃度調査を実施しました。
 

​(2)調査方法

 試料の採取及び分析は「アスベストモニタリングマニュアル(第4.2版)」(令和4年3月 環境省水・大気環境局大気環境課)に基づき実施しました。
 本調査では、位相差顕微鏡法によりアスベスト以外の繊維も含む総繊維数濃度を求め、総繊維数濃度が1本/Lを超えた場合は、分析走査電子顕微鏡法により、繊維の同定(アスベスト繊維数濃度の測定)を行いました。

(3)調査結果

 調査を実施した全ての地点で、アスベスト大気濃度は通常の一般大気環境とほぼ変わりませんでした。
 環境省では、能登半島地震の被災地におけるアスベスト大気濃度調査を今後も実施する予定です。
 
表 アスベスト大気濃度調査結果

※ 穴水町役場の2地点で、総繊維数濃度が1本/Lを超えたため、アスベスト繊維数濃度の測定を行いましたが、アスベスト繊維は確認されませんでした。“ND”はアスベスト繊維数濃度が0.11本/L未満を示します。

被災建物のアスベスト露出状況調査

 石川県が保有するアスベスト台帳などを踏まえ、6市町64棟の被災建物を対象にアスベスト露出状況調査を行った結果、12棟においてアスベストの露出が確認されたことから、大気汚染防止法を所管する石川県と連携して、建物の所有者等に対して、アスベストの飛散防止措置等について指導・助言を行っています。

連絡先

環境省水・大気環境局環境管理課環境汚染対策室
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8293
室長
鈴木 清彦
室長補佐
百瀬 嘉則
室長補佐
中澤 剛

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