報道発表資料
2024年02月27日
- 大気環境
令和5年度バッテリー交換式EV開発及び再エネ活用の組み合わせによるセクターカップリング実証事業の公募の結果について
1.環境省では、脱炭素社会構築に向けた運輸部門等の脱炭素化を実現するため「バッテリー交換式EV開発及び再エネ活用の組み合わせによるセクターカップリング実証事業」を実施しています。
2.令和4年度に引き続き、本事業の公募を行ったところ、1件の応募があり、審査の結果、採択することとしましたのでお知らせします。
【添付資料】
・(別添)令和5年度バッテリー交換式EV開発及び再エネ活用の組み合わせによるセクターカップリング実証事業採択案件一覧(新規事業)
■ 事業の概要
2050年カーボンニュートラルの実現に向けては、CO2排出量の約2割を占める運輸部門においても脱炭素化の実現が必要不可欠であり、電動車両(EV)の導入が主要な対策の一つとして期待されています。
一方、EVは、航続距離、充電時間、充電インフラ、価格等の点で課題を抱えており、とりわけ物流分野では、充電に長時間を要し稼働率が低下するため保有台数を増やす必要がある、導入コスト(車両本体価格)が高く投資回収が難しい等の理由から、導入が困難になっています。
また、カーボンニュートラルの実現のためには、再生可能エネルギーを最大限に利活用することが求められますが、調整力となる蓄電機能が高価であるため、普及が限定的となっています。
加えて、地域の防災施設等では蓄電池等の非常用電源が不可欠ですが、こうした非常用電源の多くは稼働率が低く、費用対効果が悪いことが大きな課題となっています。
以上のような背景を踏まえて、本事業では、物流とエネルギーの2つのセクターをカップリングすることで上記に示す複数の課題を同時に解決し、地域の再生可能エネルギーを最大限に活用した持続可能かつ地域貢献型の脱炭素型交通・物流モデルを構築することを目的とし、用途に応じたバッテリー交換式EVの開発及び実証を行います。
一方、EVは、航続距離、充電時間、充電インフラ、価格等の点で課題を抱えており、とりわけ物流分野では、充電に長時間を要し稼働率が低下するため保有台数を増やす必要がある、導入コスト(車両本体価格)が高く投資回収が難しい等の理由から、導入が困難になっています。
また、カーボンニュートラルの実現のためには、再生可能エネルギーを最大限に利活用することが求められますが、調整力となる蓄電機能が高価であるため、普及が限定的となっています。
加えて、地域の防災施設等では蓄電池等の非常用電源が不可欠ですが、こうした非常用電源の多くは稼働率が低く、費用対効果が悪いことが大きな課題となっています。
以上のような背景を踏まえて、本事業では、物流とエネルギーの2つのセクターをカップリングすることで上記に示す複数の課題を同時に解決し、地域の再生可能エネルギーを最大限に活用した持続可能かつ地域貢献型の脱炭素型交通・物流モデルを構築することを目的とし、用途に応じたバッテリー交換式EVの開発及び実証を行います。
■ 審査方法
応募があった案件については、専門家で構成する外部評価委員会においてヒアリングを行った上で、次の観点等から審査を実施しました。
- 技術課題の妥当性
- 技術的意義、政策的意義
- 実施体制・実施計画
- 技術の事業化・普及の見込み ほか
■ 審査の結果
公募期間:令和5年9月8日(金)~同年10月6日(金)
応募件数:1件
採択案件:1件
※ 採択した案件の概要については、「(別添)令和5年度バッテリー交換式EV開発及び再エネ活用の組み合わせによるセクターカップリング実証事業採択案件一覧(新規事業)」を御参照ください。
※2次公募は行わない予定です。
応募件数:1件
採択案件:1件
※ 採択した案件の概要については、「(別添)令和5年度バッテリー交換式EV開発及び再エネ活用の組み合わせによるセクターカップリング実証事業採択案件一覧(新規事業)」を御参照ください。
※2次公募は行わない予定です。
連絡先
環境省 水・大気環境局 モビリティ環境対策課 脱炭素モビリティ事業室
- 代表
- 03-3581-3351
- 直通
- 03-5521-8303
- 室長
- 中村 真紀
- 室長補佐
- 須山 友貴
- 担当
- 上林 優太