報道発表資料

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2026年02月09日
  • 自然環境

島根県出雲市におけるトキの放鳥決定について

 本日開催した第28回トキ野生復帰検討会にて、島根県出雲市におけるこれまでの取組状況から、本州におけるトキの野生復帰に必要な確認事項が満たされていると判断され、出雲市におけるトキの放鳥計画及びモニタリング計画が了承されました。
 これを受け、環境省は、令和9年度上半期中を目処に出雲市にてトキの放鳥を行い、野生復帰事業を進めていくことを決定しました。
 本州でのトキ放鳥は、石川県能登地域(令和8年5月31日(日)の放鳥を予定)に続き、2例目となります。

■トキ野生復帰検討会

 「トキ保護増殖事業計画」の実施に当たり、科学的な知見に基づく意見を聴取することを目的として環境省が設置した検討会であり、トキや鳥類に関する専門家、学識経験者らで構成されています。

■佐渡島におけるトキの野生復帰の状況

 平成11年に中国から贈呈された2羽のトキを始めとして飼育繁殖を進め、新潟県佐渡島では平成20年からトキの放鳥を開始しました。野外での繁殖も成功するなど野生復帰は順調に進み、今では野生下に推定576羽(幼鳥含む。)が生息しています(令和6年12月末時点)。

■本州等でのトキの野生復帰に向けた取組

 令和4年度に、環境省が本州における「トキと共生する里地づくり取組地域」を目指す地方公共団体を公募した結果、石川県及び能登9市町並びに島根県出雲市の2地域が「トキの野生復帰を目指す里地」に選定されました。
 このため、両地域では、将来的なトキの野生復帰を目指し、生息環境の整備や地域での意識醸成のための取組等が行われてきました。
 このうち、石川県及び能登9市町については、令和7年2月14日(金)に開催された検討会の結果を踏まえ、環境省では「石川県能登地域において、令和8年度にトキの放鳥を行い、野生復帰を展開していくこと」を決定しました。本州で初となる石川県能登地域でのトキの放鳥は、令和8年5月31日(日)に行う予定です。

■出雲市におけるトキの放鳥地域決定までの流れ

 環境省で策定した「本州等におけるトキの放鳥の方針」及び「本州に放鳥したトキのモニタリング方針」を踏まえ、出雲市によってトキの放鳥計画及びモニタリング計画が作成され、本日開催されたトキ野生復帰検討会において、当該計画が了承されました。
 また、出雲市におけるこれまでの自然的・社会的環境の整備に向けた取組内容を確認した結果、出雲市においてもトキが野生復帰するに足るだけの自然的・社会的環境と地域体制が着実に整備されていると認められたことから、環境省は、令和9年度上半期中を目処に、出雲市にてトキの放鳥を行い、野生復帰事業を進めていくことを決定しました。

連絡先

環境省自然環境局野生生物課希少種保全推進室
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8353
室長
北橋 義明
室長補佐
吉澤 泰輔
室長補佐
鴛海 智佳
担当
周藤 里輝