報道発表資料

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2024年02月27日
  • 総合政策

令和6年度予算案における環境保全経費の概要について

 環境省では、今般、政府の経費のうち地球環境の保全、公害の防止並びに自然環境の保護及び整備その他の環境の保全に関する経費として、令和6年度環境保全経費を取りまとめました。
 令和6年度予算案における環境保全経費の総額は、2兆1,427億円で、主に「地球環境の保全」の区分におけるGX関連予算等による増額により、令和5年度当初予算比+30.7%(+5,028億円)と大幅増になりました。
1.環境保全経費とは
 環境省では、政府の経費のうち地球環境の保全、公害の防止並びに自然環境の保護及び整備その他の環境の保全に関する経費を、環境保全経費として毎年取りまとめを行っています。今般、令和6年度予算案における環境保全経費を、以下のとおり取りまとめました。
 
2.令和6年度予算案における環境保全経費の総額
令和6年度予算案の総額:2兆1,427億円(前年度当初予算比+30.7%、+5,028億円)
令和5年度当初予算の総額:1兆6,399億円
 
3.令和6年度予算案における環境保全経費の施策体系別内訳及び主な施策
 
  令和6年度予算案(令和5年度当初予算額)・・・・・【対前年度増減額】
 
(1) 地球環境の保全・・・・・1兆1,656億円(6,017億円)【+5,639億円】
○ 蓄電池の製造サプライチェーン強靱化支援事業【経済産業省】、GXサプライチェーン構築支援事業【経済産業省】、地域脱炭素推進交付金【環境省】、住宅・建築物カーボンニュートラル総合推進事業【国土交通省】、「デコ活」(脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動)推進事業【環境省】等
 
(2) 生物多様性の保全及び持続可能な利用・・1,609億円(1,606億円)【+3億円】
○  水源林造成事業【農林水産省】、国営公園等維持管理費等【国土交通省】、自然公園等事業費【環境省】、指定管理鳥獣捕獲等事業費【環境省】、OECMを活用した健全な生態系の回復及び連結促進事業【環境省】等
 
(3) 循環型社会の形成・・・・・・・・・・・656億円(706億円)【▲50億円】
○ 循環型社会形成推進交付金【環境省】、大規模災害に備えた廃棄物処理体制検討・拠点整備事業【環境省】、廃棄物処理施設整備事業費【国土交通省】、循環経済移行促進事業【環境省】等
 
(4)  水環境、土壌環境、地盤環境、海洋環境の保全・・1,661億円  (1,506億円)【+155億円】
○  下水道防災事業に必要な経費【国土交通省】、農村整備推進対策に必要な経費【農林水産省】、海洋プラスチックごみ総合対策費【環境省】、PFAS対策推進費【環境省】、環境モニタリング調査【環境省】等
 
(5) 大気環境の保全・・・・・・・・・・1,479億円(1,433億円)【+46億円】
○ 交通安全施設等整備費補助【警察庁】、脱炭素に向けた産学官連携による次世代大型車開発促進事業【国土交通省】、モビリティ大気汚染対策推進費【環境省】、光化学オキシダント等総合対策費【環境省】等
 
(6) 包括的な化学物質対策・・・・・・・・・ 55億円(52億円)【+3億円】
○ 化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律施行経費【環境省】、化学物質総合研究費【厚生労働省】、化学物質規制対策事業【経済産業省】、分析技術活用食品安全確保調査等事業委託費【農林水産省】等
 
(7) 放射性物質による環境汚染の防止・・ 2,811億円(3,543億円)【▲732億円】
○  中間貯蔵施設の整備等【環境省】、特定帰還居住区域整備事業【環境省】、特定復興再生拠点整備事業【環境省】、原子力発電施設等緊急時安全対策交付金【内閣府】等
 
(8) 各種施策の基盤となる施策等・・・・1,501億円(1,536億円)【▲36億円】
 
※ 令和5年度当初予算額は、令和6年度予算案との比較対照のため、組替えをしています。
※ 各内訳は億円単位に四捨五入したため、総額等とは一致しない場合があります。
※ 複数の施策体系の区分に該当する経費については、主要区分により集計を行っています。
 

連絡先

環境省大臣官房総合政策課
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-9265
計画官
東岡 礼治
課長補佐
大久保 千明
担当
吉川 武留