報道発表資料
2024年01月19日
- 自然環境
絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律施行令の一部を改正する政令の閣議決定について(国内希少野生動植物種及び国際希少野生動植物種の追加)
1.「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律施行令の一部を改正する政令」が、令和6年1月19日(金)に閣議決定され、同年2月13日(火)に施行されることとなりました。
2. 本政令は、6種の動植物について国内希少野生動植物種へ、1種の植物について国際希少野生動植物種への追加を行うものです。あわせて、本政令案に関する意見募集(パブリックコメント)の結果を取りまとめましたので、お知らせします。
2. 本政令は、6種の動植物について国内希少野生動植物種へ、1種の植物について国際希少野生動植物種への追加を行うものです。あわせて、本政令案に関する意見募集(パブリックコメント)の結果を取りまとめましたので、お知らせします。
■ 概要
環境省では、絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(平成4年法律第75号。以下「種の保存法」という。)に基づいて、我が国に生息・生育する絶滅のおそれのある野生動植物種を「国内希少野生動植物種※1」に指定し、捕獲・採取や譲渡し等を規制することなどにより、種の保存を図っています。
今般、国内希少野生動植物種の選定に係る検討の結果、Eucorydia donanensis(ウスオビルリゴキブリ)等の6種の動植物について、その種の保存を図る必要があると認められることから、新たに国内希少野生動植物種として追加します。これらのうち、1種(Eucorydia miyakoensis(ベニエリルリゴキブリ))の卵を個体と同様の規制を適用する卵・種子に追加します。
なお、今回追加するEucorydia donanensis(ウスオビルリゴキブリ)、Eucorydia miyakoensis(ベニエリルリゴキブリ)、Scolopendra alcyona(リュウジンオオムカデ)の3種は既に種の保存法に基づく緊急指定種として指定されており、捕獲や譲渡し等が規制されていますので御注意ください。
また、種の保存法では、絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(以下「ワシントン条約」という。)附属書Ⅰに掲載された種を「国際希少野生動植物種※2」として指定し国内取引(譲渡し等)を規制することにより、ワシントン条約に基づく国際取引規制の確実な実施を図っています。
Pachypodium windsorii(パキュポディウム・ウィンドソリイ)を附属書Ⅰに掲載することについてワシントン条約事務局から通知されたことから、今般、当該種を国際希少野生動植物種として追加します。なお、本種の繁殖個体等については、譲渡し等の禁止の規制対象から除外されています。
新たに追加する種の概要等については、以下URLから令和5年度希少野生動植物種専門家科学委員会資料 資料1-1から資料2-2を御参照ください。
〇令和5年度希少野生動植物種専門家科学委員会資料
https://www.env.go.jp/nature/kisho/kagaku/post_113.html
※1) 国内希少野生動植物種
我が国に生息・生育する絶滅のおそれのある野生動植物の種であって、政令で定めるもの。捕獲・採取、譲渡し等、販売・頒布目的の陳列・広告などを原則禁止するとともに、必要に応じ生息地等保護区の指定や保護増殖事業を実施する。改正政令施行前の時点で、ヤンバルクイナ、イリオモテヤマネコ等442種の動植物を指定。改正政令施行後の指定種数は448種。
※2) 国際希少野生動植物種
国際的に協力して種の保存を図ることとされている絶滅のおそれのある野生動植物種(国内希少野生動植物種を除く。)であって、政令で定めるもの。ワシントン条約附属書I掲載種(我が国が留保している種を除く。)及び渡り鳥等保護条約等に基づき相手国から通報のあった種を指定。譲渡し等や販売・頒布目的の陳列・広告などを原則禁止する。改正政令施行前の時点で、チンパンジー、トラ等812種類の動植物を指定。改正政令施行後の指定種数は813種類。
今般、国内希少野生動植物種の選定に係る検討の結果、Eucorydia donanensis(ウスオビルリゴキブリ)等の6種の動植物について、その種の保存を図る必要があると認められることから、新たに国内希少野生動植物種として追加します。これらのうち、1種(Eucorydia miyakoensis(ベニエリルリゴキブリ))の卵を個体と同様の規制を適用する卵・種子に追加します。
なお、今回追加するEucorydia donanensis(ウスオビルリゴキブリ)、Eucorydia miyakoensis(ベニエリルリゴキブリ)、Scolopendra alcyona(リュウジンオオムカデ)の3種は既に種の保存法に基づく緊急指定種として指定されており、捕獲や譲渡し等が規制されていますので御注意ください。
また、種の保存法では、絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(以下「ワシントン条約」という。)附属書Ⅰに掲載された種を「国際希少野生動植物種※2」として指定し国内取引(譲渡し等)を規制することにより、ワシントン条約に基づく国際取引規制の確実な実施を図っています。
Pachypodium windsorii(パキュポディウム・ウィンドソリイ)を附属書Ⅰに掲載することについてワシントン条約事務局から通知されたことから、今般、当該種を国際希少野生動植物種として追加します。なお、本種の繁殖個体等については、譲渡し等の禁止の規制対象から除外されています。
新たに追加する種の概要等については、以下URLから令和5年度希少野生動植物種専門家科学委員会資料 資料1-1から資料2-2を御参照ください。
〇令和5年度希少野生動植物種専門家科学委員会資料
https://www.env.go.jp/nature/kisho/kagaku/post_113.html
※1) 国内希少野生動植物種
我が国に生息・生育する絶滅のおそれのある野生動植物の種であって、政令で定めるもの。捕獲・採取、譲渡し等、販売・頒布目的の陳列・広告などを原則禁止するとともに、必要に応じ生息地等保護区の指定や保護増殖事業を実施する。改正政令施行前の時点で、ヤンバルクイナ、イリオモテヤマネコ等442種の動植物を指定。改正政令施行後の指定種数は448種。
※2) 国際希少野生動植物種
国際的に協力して種の保存を図ることとされている絶滅のおそれのある野生動植物種(国内希少野生動植物種を除く。)であって、政令で定めるもの。ワシントン条約附属書I掲載種(我が国が留保している種を除く。)及び渡り鳥等保護条約等に基づき相手国から通報のあった種を指定。譲渡し等や販売・頒布目的の陳列・広告などを原則禁止する。改正政令施行前の時点で、チンパンジー、トラ等812種類の動植物を指定。改正政令施行後の指定種数は813種類。
■ 国内希少野生動植物種の追加に関する意見募集(パブリックコメント)の結果
① 意見募集期間 令和5年12月22日(金)~ 令和6年1月4日(木)
② 意見募集結果 意見提出件数2通
② 意見募集結果 意見提出件数2通
■ 国際希少野生動植物種の追加に関する意見募集(パブリックコメント)の結果
① 意見募集期間 令和5年12月18日(月)~ 令和6年1月16日(火)
② 意見募集結果 意見提出件数0通
以上
② 意見募集結果 意見提出件数0通
以上
添付資料
連絡先
環境省自然環境局野生生物課希少種保全推進室
- 代表
- 03-3581-3351
- 直通
- 03-5521-8353
- 室長
- 河野 通治
- 室長補佐
- 谷垣 佐智子
- 係長
- 早瀬 穂奈実
- 係長
- 皆藤 琢磨
環境省自然環境局野生生物課
- 直通
- 03-5521-8283
- 課長補佐
- 田邊 依里子
- 専門官
- 尾﨑 由布子