報道発表資料

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2024年01月19日
  • 総合政策

(仮称)肥薩ウインドファームに係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見の提出について

1.環境省は、「(仮称)肥薩ウインドファーム環境影響評価準備書」(電源開発株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。 

2.環境大臣意見では、
(1)対象事業実施区域の周辺には複数の住居が存在しており、風力発電設備の稼働に伴い騒音レベルが環境基準を超過する予測結果となっていることから、稼働調整を含む環境保全措置を検討し実施すること
(2)対象事業実施区域の周辺では、国内希少種であるクマタカのペアによる営巣が複数確認されており、衝突確率も高いと予測されていることから、クマタカ等の重要な鳥類に対する知見を有する専門家等による検討会を設置し、クマタカ等の重要な鳥類の営巣及び繁殖、風力発電設備への衝突、移動の阻害等に関する環境保全措置や事後調査等に係る助言を踏まえて事業を実施すること
(3)残土の搬出量が多いにもかかわらず、搬出先等が具体的に検討されていないことから、残土の発生量を可能な限り抑制するとともに、評価書の作成までに搬出先及び搬出に係る騒音等の影響について具体的な検討を行い、関係機関等と十分に調整を行った上で適切な処理計画を策定すること
等を求めている。

■背景

 環境影響評価法及び電気事業法は、出力50,000kW以上の風力発電所の設置又は変更の工事を第一種事業とし、経済産業大臣は、事業者から提出された環境影響評価準備書※1の審査に当たって、環境大臣の意見を聴かなければならないこととされている。
 本件は、「(仮称)肥薩ウインドファーム環境影響評価準備書」について、この手続に沿って経済産業大臣に対して意見を提出するものである。
 今後、事業者は、環境大臣の意見及び関係地方公共団体の長の意見を受けた経済産業大臣勧告等を踏まえ、法に基づく環境影響評価書の作成等の手続が求められる。
 
※1 環境影響評価準備書:環境影響評価の結果について環境の保全の見地からの意見を聴くための準備として、調査、予測、評価及び環境保全措置の検討を実施した結果等を示し、環境の保全に関する事業者自らの考え方を取りまとめた文書。

■事業の概要

 熊本県水俣市、鹿児島県出水市及び伊佐市において、最大で出力129,000kWの風力発電所を設置する事業。
・  事業者   電源開発株式会社
・  事業位置  熊本県水俣市、鹿児島県出水市及び伊佐市(対象事業実施区域面積 約3,511ha)
・  出力    最大129,000kW(単機出力 4,300kW程度×30基)

■環境大臣意見

 別紙1のとおり。なお、環境大臣意見の形成に当たって、別紙2のとおり、環境影響審査助言委員から意見を聴取した。
 
(参考)環境影響評価に係る手続
【配慮書の手続】
・ 公表         令和2年6月16日~令和2年7月15日(住民意見87件※2
・ 熊本県知事意見提出  令和2年8月28日
・ 鹿児島県知事意見提出 令和2年8月14日
・ 環境大臣意見提出   令和2年8月28日
・ 経済産業大臣意見提出 令和2年9月9日
 
【方法書の手続】
・ 縦覧         令和3年1月19日~令和3年3月4日(住民意見134件※2
・ 熊本県知事意見提出  令和3年7月15日
・ 鹿児島県知事意見提出 令和3年7月7日
・ 経済産業大臣勧告   令和3年8月10日
 
【準備書の手続】
・ 縦覧         令和5年5月10日~令和5年6月9日(住民意見4,523件※2
・ 熊本県知事意見提出  令和5年12月20日
・ 鹿児島県知事意見提出 令和5年12月20日
・ 環境大臣意見提出   令和6年1月19日
 
※2 環境の保全の見地からの意見の件数

連絡先

環境省大臣官房環境影響評価課環境影響審査室
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8237
室長
加藤 聖
室長補佐
鈴木 祐介
審査官
高木 亮介
審査官
小野 朋次

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