報道発表資料

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2023年12月15日
  • 総合政策

(仮称)太白CC太陽光発電事業に係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見の提出について

環境省は、「(仮称)太白CC太陽光発電事業に係る環境影響評価準備書」(株式会社ブルーキャピタルマネジメント)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。

環境大臣意見では、
(1)専門家等の意見を踏まえ、適切な環境保全措置を講じることで水生生物に対する影響を回避又は低減すること
(2)太陽電池発電設備の処分等に当たっては、廃棄物の発生抑制に努めること。また、やむを得ず廃棄物となるものについては、廃棄する時点における太陽電池発電設備の廃棄に係る諸制度に則り、適正な処理を行う計画とすること

等を求めている。
 

■ 背景

 環境影響評価法及び電気事業法は、出力40,000kW以上の太陽電池発電所の設置又は変更の工事を第一種事業として対象事業としており、経済産業大臣は、事業者から提出された環境影響評価準備書※1の審査に当たって、環境大臣の意見を聴かなければならないこととしている。
 本件は、「(仮称)太白CC太陽光発電事業に係る環境影響評価準備書」について、この手続に沿って経済産業大臣に対して意見を提出するものである。
 今後、事業者は、環境大臣の意見及び関係地方公共団体の長の意見を受けた経済産業大臣勧告等を踏まえ、法に基づく環境影響評価書の作成等の手続が求められる。
 
※1 環境影響評価準備書:環境影響評価の結果について環境の保全の見地からの意見を聴くための準備として、調査、予測、評価及び環境保全措置の検討を実施した結果等を示し、環境の保全に関する事業者自らの考え方を取りまとめた文書。

■ 事業の概要

宮城県仙台市において、最大で出力48,000kWの太陽電池発電所を設置する事業。
  ・ 事業者   株式会社ブルーキャピタルマネジメント
  ・ 事業位置  宮城県仙台市太白区(対象事業実施区域の面積:約116ha)
  ・ 出力    最大48,000kW

■ 環境大臣意見

別紙のとおり。
 
 (参考)環境影響評価に係る手続                    
  【配慮書の手続】
   ・ 公表          令和2年 5月12日 ~ 令和2年 6月11日 (住民意見2件※2
   ・ 仙台市長意見提出    令和2年 7月 3日
   ・ 環境大臣意見提出    令和2年 7月21日
   ・ 経済産業大臣意見提出  令和2年 8月 5日
 
  【方法書の手続】
   ・ 縦覧          令和4年 7月29日 ~ 令和4年 8月29日 (住民意見0件※2
   ・ 仙台市長意見提出    令和4年12月15日
   ・ 経済産業大臣勧告    令和5年 1月17日
 
  【準備書の手続】
   ・ 縦覧          令和5年 6月16日 ~ 令和5年 7月18日 (住民意見0件※2
   ・ 仙台市長意見提出    令和5年11月13日
   ・ 環境大臣意見提出    令和5年12月15日
 
     ※2 環境の保全の見地からの意見の件数

連絡先

環境省大臣官房環境影響評価課環境影響審査室
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8237
室長
加藤 聖
室長補佐
鈴木 祐介
審査官
福田 朋也
審査官
中山 裕貴
審査官
呉屋 拓実

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