報道発表資料

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2023年12月14日
  • 地球環境

第9回JCMパートナー国会合を開催しました

 2023年12月9日、アラブ首長国連邦・ドバイで開催された国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)のジャパン・パビリオンにて、「第9回JCMパートナー国会合」を開催しました。

 JCMが着実に世界全体の温室効果ガスの削減・吸収に貢献していることが共有されるとともに、各国における取組及び今後の期待が述べられました。

 環境省としては、引き続きJCMの実施を通じて世界の脱炭素化に向けて貢献してまいります。

■ 第9回JCMパートナー国会合結果概要

 本会合には、伊藤日本国環境大臣と二国間クレジット制度(JCM)を構築している19カ国の代表者が出席しました。会合では、パートナー国との連携の下、これまで240件以上の脱炭素プロジェクトが形成され、JCMが世界全体の温室効果ガスの削減・吸収に着実に貢献していることが改めて共有されました。また、参加者から各国の取組や今後の協力に対する期待が述べられました。
 環境省としては、今後も引き続き、パリ協定第6条に沿った市場メカニズムとしてJCMを実施し、地球規模での温室効果ガス排出削減・吸収、パートナー国のNDC達成及び持続可能な開発に貢献し、世界の脱炭素化に向けた取組に貢献していきます。

(1)日時
2023年12月9日 17:30~18:00(現地時間)
 
(2)場所
COP28 ジャパン・パビリオン
(アラブ首長国連邦・ドバイ)
 
(3)主な出席者
日本国            伊藤 環境大臣
モルディブ共和国       シャリーフ 気候変動特使
カンボジア王国        ソファレス 環境大臣
チュニジア共和国       マダオウイ 環境大臣
モルドバ共和国        ヨルダノフ 環境大臣
ジョージア          シャムギア 環境保護・農業大臣
スリランカ民主社会主義共和国 ジャシンハ 環境省次官
パプアニューギニア独立国   キレパ 環境保全・気候変動大臣
カザフスタン共和国      オシュルバエフ エコロジー・天然資源副大臣
 この他、モンゴル国、バングラデシュ人民共和国、エチオピア連邦民主共和国、ケニア共和国、ベトナム社会主義共和国、ラオス人民民主共和国、インドネシア共和国、サウジアラビア王国、チリ共和国、タイ王国、キルギス共和国の計19カ国が参加。

【参考】二国間クレジット制度(JCM:Joint Crediting Mechanism)概要

・途上国等への優れた脱炭素技術等の普及や対策実施を通じ、実現した温室効果ガス排出削減・吸収への我が国の貢献を定量的に評価し、我が国のNDCの達成に活用するもの。
・JCMは、二重計上防止のルール(相当調整)を定めたパリ協定6条2の協力的アプローチに関するガイダンスに沿って実施している。
・2013年にモンゴルとの間で初めて署名したことを皮切りに、これまでに28か国とJCMを構築し、240件以上のプロジェクトを実施中。
 
モンゴル国、バングラデシュ人民共和国、エチオピア連邦民主共和国、ケニア共和国、モルディブ共和国、ベトナム社会主義共和国、ラオス人民民主共和国、インドネシア共和国、コスタリカ共和国、パラオ共和国、カンボジア王国、メキシコ合衆国、サウジアラビア王国、チリ共和国、ミャンマー連邦共和国、タイ王国、フィリピン共和国、セネガル共和国、チュニジア共和国、アゼルバイジャン共和国、モルドバ共和国、ジョージア、スリランカ民主社会主義共和国、ウズベキスタン共和国、パプアニューギニア独立国、アラブ首長国連邦、キルギス共和国、カザフスタン共和国

連絡先

環境省地球環境局国際脱炭素移行推進・環境インフラ担当参事官室
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8246
参事官
水谷 好洋
JCM推進企画官
重松 賢行
参事官補佐
髙橋 健太郎
国際炭素市場調整官
宇賀 まい子
担当
竹下 剛司