報道発表資料

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2023年09月22日
  • 自然環境

第2回「2030生物多様性枠組実現日本会議(J-GBF)」総会の開催結果について

1.  令和5年9月12日(火)に西村環境大臣、久保田経団連副会長・事務総長(急遽所用のため欠席となった十倉雅和J-GBF会長(経団連会長)の代理)出席
  の下、第2回総会が開催されました。
2.  総会では生物多様性に関する最近の動向の共有や「J-GBFネイチャーポジティブ行動計画」について議論しました。
 
【配布資料】
議事次第、座席表、出席者名簿
資料1-1 生物多様性に関する最近の動向について(環境省)
資料1-2 みどりの食料システム戦略に基づく取組の進捗状況(農林水産省)
資料1-3 エシカル消費の普及・啓発に関する取組(消費者庁)
資料2-1 令和5年度 J-GBF活動内容(案)
資料2-2 J-GBFネイチャーポジティブ行動計画(案)
参考 J-GBF概要
 
資料は以下のURLより御参照ください。

■  総会議事

1.日時

令和5年9月12日(火)17:00~18:30

2.開催

経団連会館 経団連ホール ※ オンライン併用
(東京都千代田区大手町1-3-2)

3.概要

○ 内容

関係省庁からの生物多様性に関する最近の動向等の共有、令和5年度の活動内容についての議論を行った。また、第1回総会にて発表した「J-GBFネイチャーポジティブ宣言」に基づく「J-GBFネイチャーポジティブ行動計画」についての議論を行った。

○ 議事次第

1. 開会
2. 挨拶
    西村明宏  環境大臣
    久保田政一 経団連副会長・事務総長
    ※急遽所用のため欠席となった十倉雅和 J-GBF会長(経団連会長)の代理出席
3. 議事
   (1) 生物多様性に関する最近の動向
   (2) 令和5年度 J-GBF活動内容について
     (J-GBFネイチャーポジティブ行動計画含む)
4. 閉会

■  総会の開催概要

(1)西村環境大臣挨拶
 ・J-GBFは経済界、NGO、自治体ネットワーク、ユース団体、関係省庁など、各界で人々の行動変容を促すお立場の方々が参画しており、社会経済全体の変革
 を進めていく、大きな力を持ったプラットフォーム。
 ・本年3月、世界に先駆けて生物多様性国家戦略を改定した。
 ・本年4月に開催したG7札幌 気候・エネルギー・環境大臣会合では、ネイチャーポジティブな経済への転換の重要性を確認し、「G7ネイチャーポジティブ
 経済アライアンス」を設立した。
 ・「自然共生サイト」認定事業を本年4月に開始し、多くの御応募を頂いた。今年中に100箇所以上の認定を目指している。
 ・十倉会長にも愛称選定に御尽力をいただいた「デコ活」を始め、気候変動の取組と生物多様性保全の取組のシナジーが生み出されるよう力を尽くす所存。
 ・各委員のなお一層のお力添えをお願い申し上げる。
 
(2)十倉J-GBF会長挨拶(急遽所用のため、久保田経団連副会長・事務総長代読)
 ・J-GBFは「昆明・モントリオール生物多様性枠組」の実現、「生物多様性国家戦略」の推進を目指している。
 ・令和3年のJ-GBF設立以来、ネイチャーポジティブに向けて、委員の皆様方の御協力を得て、様々な活動を展開している。
 ・本年は、ネイチャーポジティブ実現に向けた第一歩を踏み出すために非常に重要な年。
 ・本年2月の第1回総会では、ネイチャーポジティブ実現に向けた社会経済全体の変革を目指す「ネイチャーポジティブ宣言」を発表した。
 ・この宣言に基づき、今回、参画団体ごとに「ネイチャーポジティブ行動計画(案)」を策定いただいた。
 ・経団連としても、サステナブルな資本主義の実践に向けて、ネイチャーポジティブ(NP)、グリーントランスフォーメーション(GX)、サーキュラー・
 エコノミー(CE)に、一体的に取り組んでいる。
 ・ネイチャーポジティブの領域については、経団連自然保護協議会が中心となり、本年6月、アクションプランを取りまとめ、公表するとともに、「J-GBF
 ネイチャーポジティブ行動計画(案)」にも登録した。
 ・アクションプランの実行を通じて、新たな国際目標の達成に積極的に貢献していく所存。
 ・J-GBFの運営に当たり武内和彦会長代理を始め、各委員の協力が不可欠。引き続きの御協力をお願い申し上げる。
 
(3)最近の生物多様性の動向
 関係省庁から以下の内容について報告。
 【環境省】
 ・生物多様性に関する最近の動向について
 【農林水産省】
 ・みどりの食料システム戦略に基づく取組の進捗状況
 【消費者庁】
 ・エシカル消費の普及・啓発に関する取組
 
(4)令和5年度 J-GBF活動内容について(J-GBF行動計画含む)
 事務局から以下の内容について報告・説明し、案についていずれも承認された。
  ・令和4年度活動報告
  ・令和5年度の活動(案)について
   -予算、寄付金の収支について(報告)
   -ネイチャーポジティブ行動計画(案)について
   -ネイチャーポジティブ宣言の呼びかけについて(案)
   -ビジネスフォーラム、地域連携フォーラム、行動変容WGの活動(案)について

<参考>
○2030生物多様性枠組実現日本会議(J-GBF)
・2010年の「生物多様性条約第10回締約国会合」(愛知)を機に設置された産官学民からなる連携プラットフォームUNDB-Jを前身として、2021年11月に設置。
・日本経済団体連合会会長を会長とし、経済団体・自治体ネットワーク・NGO・ユース・関係省庁等、約40団体が加盟。事務局は環境省。
・総会の下に、ビジネスフォーラム、地域連携フォーラム、行動変容ワーキンググループを設置し、勉強会、シンポジウム、ビジネスマッチングイベント等を実施。
(ウェブサイト)https://policies.env.go.jp/nature/biodiversity/j-gbf/
                                                               以上

連絡先

自然環境局自然環境計画課生物多様性主流化室
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8150
室長
浜島 直子
室長補佐
渡邉 加奈
担当
角野  匠
担当
中村 裕二