報道発表資料

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2023年09月08日
  • 大気環境

令和5年度バッテリー交換式EV開発及び再エネ活用の組み合わせによるセクターカップリング実証事業の公募について

1.環境省では、地域の再生可能エネルギーを最大限に活用した持続可能かつ地域貢献型の脱炭素型交通・物流モデルを構築することを目的とし、用途に応じたバッテリー交換式EVの開発及び実証を行っています。

2.令和4年度に引き続き、バッテリー交換式EV開発及び再エネ活用の組み合わせによるセクターカップリング実証事業の公募を開始しますので、お知らせします。

3.公募実施期間は、令和5年9月8日(金)~同年10月6日(金)17:00です。

■ 事業の全体概要

 2050年カーボンニュートラルの実現に向けては、CO2排出量の約2割を占める運輸部門においても脱炭素化の実現が必要不可欠であり、電動車両(EV)の導入が主要な対策の一つとして期待されています。

 一方、EVは、航続距離、充電時間、充電インフラ、価格等の点で課題を抱えており、とりわけ物流分野では、充電に長時間を要し稼働率が低下するため保有する台数を増やす必要がある、導入コスト(車両本体価格)が高く投資回収が難しい等の理由から障壁が高く、導入が困難になっています。

 また、カーボンニュートラルの実現に向けては、再生可能エネルギーを最大限に利活用することが求められますが、調整力となる蓄電機能が高価であることから、普及が限定的となっています。

 加えて、地域の防災施設等では蓄電池等の非常用電源が不可欠ですが、こうした非常用電源の多くは稼働率が低く、費用対効果が悪いことが大きな課題となっています。

 以上のような背景を踏まえて、本事業では、物流とエネルギーの2つのセクターをカップリングすることで上記に示す複数の課題を同時に解決し、地域の再生可能エネルギーを最大限に活用した持続可能かつ地域貢献型の脱炭素型交通・物流モデルを構築することを目的とし、用途に応じたバッテリー交換式EVの開発及び実証を行います。

 

■ 公募期間

令和5年9月8日(金)~同年10月6日(金) 17:00

■ 対象及び内容

対象:民間企業 等
内容:委託

■ 予算及び事業期間

今回公募を行う事業全体の予算額は1.8億円(委託)とします。
原則として各課題における実施期間は令和6年度末までとします。
本事業では、各年度末に中間評価を行い、事業継続の可否について審査します。

■ 応募方法

 本事業へ応募される場合は、以下のリンクから応募様式等をダウンロードし、公募要領、作成要領に従って必要事項を記載の上、所定の方法で提出してください。

 ○ 「令和5年度バッテリー交換式EV開発及び再エネ活用の組合せによるセクターカップリング実証事業」の公募について

  https://www.env.go.jp/page_00893.html

連絡先

環境省  水・大気環境局 モビリティ環境対策課 脱炭素モビリティ事業室
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8303
室長
中村 真紀
室長補佐
溝手 雅士
室長補佐
河田 陽平
室長補佐
須山 友貴
担当
上林 優太