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2023年07月28日
  • 自然環境

カミキリムシ科2種を特定外来生物に指定する政令の閣議決定について

 カミキリムシ科2種(ツヤハダゴマダラカミキリ及びサビイロクワカミキリ)を特定外来生物に指定するための「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律施行令の一部を改正する政令」が、本日閣議決定されました。
 本政令が施行される令和5年9月1日から、これらの2種について、飼養等、輸入、譲渡し等、放出等が禁止されます。

背景・概要

 環境省では、カミキリムシ科の2種(ツヤハダゴマダラカミキリ(Anoplophora glabripennis)及びサビイロクワカミキリ(Apriona swainsoni))について、その生態系及び農林水産業への被害等に鑑み、「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」(平成16年法律第78号)に基づき飼養等、輸入その他の取扱いを規制する 特定外来生物として新たに追加すべく、具体的検討を進めてきました。
 特定外来生物等専門家会合からの意見聴取やパブリックコメントといった所定の手続きを経て、本日、これら2種を特定外来生物に指定するための「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律施行令の一部を改正する政令」が閣議決定されました。なお、本政令は令和5年9月1日から施行されます(詳細は添付資料1のとおり)。

特定外来生物とは:
    
外来生物(海外起源の外来種)であって、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、又は及ぼすおそれがあるものの中から指定されます。指定された生物の取扱いについては、飼養等(飼養、栽培、保管又は運搬)、輸入、譲渡し、放出等の禁止といった厳しい規制がかかります。

意見の募集(パブリックコメント)の実施結果について

 令和5年6月6日(火)から同年7月5日(水)にかけ、特定外来生物の新規指定に対する意見の募集(パブリックコメント)を実施し、11件(うち有効意見11件)の御意見を頂きました(詳細は添付資料2のとおり)。

連絡先

環境省自然環境局野生生物課 外来生物対策室
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8344
室長
大林 圭司
室長補佐
藤田 道男
担当
末永 珠佑

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