報道発表資料
2025年11月26日
- 自然環境
佐渡トキ保護センターで飼育中のトキ1羽(優優)の死亡について
1.令和7年11月24日(月)午後3時10分に、佐渡トキ保護センターで飼育していたトキ1羽「優優」の死亡が確認されました。
2.この個体は、1999年に中華人民共和国から贈呈された2羽から、日本で初めて人工ふ化で生まれた個体です。
2.この個体は、1999年に中華人民共和国から贈呈された2羽から、日本で初めて人工ふ化で生まれた個体です。
■死亡個体「優優」について
飼育番号:019/A/99
性別 :オス
孵化日 :1999年5月21日 (令和7年時点で26歳)
系統 :雄の「友友」と雌の「洋洋」が中華人民共和国から天皇陛下(当時)に1999年に贈呈され、同年この2羽の間に生まれた子。国内で初めてトキの人工ふ化に成功した例となった。
性別 :オス
孵化日 :1999年5月21日 (令和7年時点で26歳)
系統 :雄の「友友」と雌の「洋洋」が中華人民共和国から天皇陛下(当時)に1999年に贈呈され、同年この2羽の間に生まれた子。国内で初めてトキの人工ふ化に成功した例となった。
■死亡日時
令和7年11月24日(月)午後3時10分
■死亡場所
佐渡トキ保護センター(新潟県佐渡市新穂長畝377-4)
■死亡時の状況
- 本年9月の健康診断時には、優優に特筆するような異常は見られなかった。
- 11月21日(金)までは食欲も十分にあり、給餌時には飼育担当者の足元まで来るなど普段と変わらない様子が見られた。
- 11月22日(土)に採食量の低下が認められ、元気がない様子も見られたため、要経過観察とした。
- 11月23日(日)の給餌時(朝9時ごろ)に、飼育担当者が近づいても動かなかったため、直ちに捕獲し、高病原性鳥インフルエンザについて簡易検査を実施したところ、A型鳥インフルエンザウイルスは陰性反応であった。また、自力採食が出来なかったため、獣医師が強制給餌を開始した。
- 11月24日(月)には与えた餌を吐き戻すことが多くなり、午後3時10分に死亡を確認した。死亡後にあらためて高病原性鳥インフルエンザについて簡易検査を実施したところ、再び陰性反応であった。
- 今後、死因の解明のため、新潟県中央家畜保健衛生所に病性鑑定を依頼する。
連絡先
自然環境局野生生物課希少種保全推進室
- 代表
- 03-3581-3351
- 直通
- 03-5521-8353
- 室長
- 北橋 義明
- 室長補佐
- 吉澤 泰輔
- 室長補佐
- 鴛海 智佳