報道発表資料
2025年11月04日
- 地球環境
G7エネルギー・環境大臣会合、気候行動に関する閣僚会合(MOCA)の結果について
2025年10月30日及び31日、カナダ・トロントで、G7エネルギー・環境大臣会合が開催されました。また、同年11月1日、同地で、気候行動に関する閣僚会合(Ministerial on Climate Action:MOCA)が開催されました。
G7エネルギー・環境大臣会合では、カナダが議長を務め、「循環経済及び資源効率性トロント行動計画」、「G7水コアリション作業計画」、「異常気象予測・準備・対応に関する議長ステートメント」及び「議長サマリー」を取りまとめました。
我が国からは、青山環境副大臣が両会合に出席するとともに、合計4か国と二国間会談を行いました。
G7エネルギー・環境大臣会合では、カナダが議長を務め、「循環経済及び資源効率性トロント行動計画」、「G7水コアリション作業計画」、「異常気象予測・準備・対応に関する議長ステートメント」及び「議長サマリー」を取りまとめました。
我が国からは、青山環境副大臣が両会合に出席するとともに、合計4か国と二国間会談を行いました。
※ 成果文書については、以下の添付資料を御参照ください。
■ G7エネルギー・環境大臣会合の概要
(1) 日時
2025年10月30日 及び 10月31日(2) 場所
カナダ・トロント
(3) 参加国・機関
G7各国及び招待国・招待機関
【G7】
カナダ、欧州連合(EU)、フランス共和国、ドイツ連邦共和国、イタリア共和国、日本国、英国及び
アメリカ合衆国
【招待国】
オーストラリア連邦、メキシコ合衆国、大韓民国等
【招待機関】
国連気候変動枠組条約事務局(UNFCCC)、世界資源研究所(World Resources Institute)等
(4) 日本からの出席者
青山環境副大臣 ほか
G7 エネルギー・環境大臣会合出席者の集合写真
■ 議論概要
・ G7エネルギー・環境大臣会合では、循環経済、水、異常気象等を含む、環境・気候問題について、幅広く議論が
行われました。
・ 青山副大臣からは、気候変動、生物多様性の損失及び汚染の3つの世界的な危機への対処において、対策間のシナ
ジーを発揮させることの重要性を強調しました。
・ また、1.5度目標を達成するためには国際社会が団結して取り組まなければならないこと、昆明・モントリオール
生物多様性枠組の迅速かつ効果的な実施を進めること、プラスチック汚染対策条約交渉の次回会合での合意に向け
てモメンタムを高めていくことの重要性について発信しました。
・ さらに、循環経済の促進において官民連携が不可欠であることや、水関連災害へのレジリエンスと適応の重要性、
異常気象対策における早期警戒システムを含む国内対策とその経験を踏まえた国際協力の必要性について訴えまし
た。
大臣会合にて発言を行う青山環境副大臣

行われました。
・ 青山副大臣からは、気候変動、生物多様性の損失及び汚染の3つの世界的な危機への対処において、対策間のシナ
ジーを発揮させることの重要性を強調しました。
・ また、1.5度目標を達成するためには国際社会が団結して取り組まなければならないこと、昆明・モントリオール
生物多様性枠組の迅速かつ効果的な実施を進めること、プラスチック汚染対策条約交渉の次回会合での合意に向け
てモメンタムを高めていくことの重要性について発信しました。
・ さらに、循環経済の促進において官民連携が不可欠であることや、水関連災害へのレジリエンスと適応の重要性、
異常気象対策における早期警戒システムを含む国内対策とその経験を踏まえた国際協力の必要性について訴えまし
た。
大臣会合にて発言を行う青山環境副大臣

■ MOCAの概要
(1) 日程
2025年11月1日
(2) 主催
カナダ・中国・EU
(3) 参加国・機関
主催国であるカナダ、中国及びEUを始め、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)を含む27の国・機関。
(4) 日本からの出席者
青山環境副大臣 ほか
2025年11月1日
(2) 主催
カナダ・中国・EU
(3) 参加国・機関
主催国であるカナダ、中国及びEUを始め、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)を含む27の国・機関。
(4) 日本からの出席者
青山環境副大臣 ほか
■ 議論概要
・ 本会合は、2017年以降、主要国及び当該年の気候変動枠組条約COPの議長国の閣僚級が、COPの主要な交渉議題
について議論する会議。例年およそ30か国が参加しており、今回が9回目。日本は第1回MOCAより毎回参加。
・ 今次会合では、低炭素で強靭な経済への移行を加速させるための資金・技術・能力構築の動員、野心向上と共同で
の現実的解決策の実施についての議論が行われました。
・ 青山副大臣からは、1.5度目標の実現に向けた多国間協調の重要性を強調するとともに、緩和・適応のための資
金・技術・能力構築の重要性を認識し、特に脆弱な国々への資金アクセス改善と、民間資金の動員に向けた議論の
深化が必要である旨を発言しました。また、パリ協定の野心と実施の向上サイクルの重要性を訴え、次期「国が決
定する貢献(NDC)」未提出の国に対して、野心的な目標の提出を呼びかけるとともに、COP30に向けて、国際的
な合意形成に貢献していく旨表明しました。
について議論する会議。例年およそ30か国が参加しており、今回が9回目。日本は第1回MOCAより毎回参加。
・ 今次会合では、低炭素で強靭な経済への移行を加速させるための資金・技術・能力構築の動員、野心向上と共同で
の現実的解決策の実施についての議論が行われました。
・ 青山副大臣からは、1.5度目標の実現に向けた多国間協調の重要性を強調するとともに、緩和・適応のための資
金・技術・能力構築の重要性を認識し、特に脆弱な国々への資金アクセス改善と、民間資金の動員に向けた議論の
深化が必要である旨を発言しました。また、パリ協定の野心と実施の向上サイクルの重要性を訴え、次期「国が決
定する貢献(NDC)」未提出の国に対して、野心的な目標の提出を呼びかけるとともに、COP30に向けて、国際的
な合意形成に貢献していく旨表明しました。
■ その他
以下の国と二国間会談を実施しました。
・ アメリカ合衆国:リー・ゼルディン環境保護庁長官
・ EU:ジェシカ・ロズウォール欧州委員(環境・強靭な水資源・競争力のある循環経済担当)
・ カナダ:モリ―・ジョンソン環境・気候変動副大臣
・ フランス共和国:ベノア・ファラコ気候変動交渉担当大使
アメリカ合衆国リー・ゼルディン環境保護庁長官・青山環境副大臣との二国間会談

・ アメリカ合衆国:リー・ゼルディン環境保護庁長官
・ EU:ジェシカ・ロズウォール欧州委員(環境・強靭な水資源・競争力のある循環経済担当)
・ カナダ:モリ―・ジョンソン環境・気候変動副大臣
・ フランス共和国:ベノア・ファラコ気候変動交渉担当大使
アメリカ合衆国リー・ゼルディン環境保護庁長官・青山環境副大臣との二国間会談

連絡先
環境省地球環境局国際連携課
- 代表
- 03-3581-3351
- 直通
- 03-5521-8243
- 課長
- 内藤 冬美
- 補佐
- 峯岸 律子
- 補佐
- 迫口 貞充
- 担当
- 淺井 麻由香
気候変動国際交渉室
- 室長
- 平塚 二朗
- 担当
- 平林 沙雪