報道発表資料

この記事を印刷
2023年03月31日
  • 大気環境

令和3年(2021年)度ダイオキシン類に係る環境調査結果について

  ダイオキシン類対策特別措置法に基づき、令和3年度に国及び地方公共団体が実施した全国の大気、水質(水底の底質を含む。)、地下水質及び土壌のダイオキシン類に係る環境調査結果を取りまとめたのでお知らせいたします(詳細は別添資料1参照)。
1.調査の概要
各環境媒体における調査地点数及び検体数は以下のとおりです。
(1)大気     :  584地点(1,635検体)
(2)公共用水域水質:1,382地点(1,789検体)
(3)公共用水域底質:1,147地点(1,217検体)
(4)地下水質   :  467地点(  467検体)
(5)土壌     :  760地点(  760検体)
 
2.調査結果の概要
各環境媒体における調査結果概要は表1のとおりです(総括表は添付資料2参照、年度毎の推移については添付資料3参照、継続的な調査地点における推移については添付資料4参照)。
大気、地下水質及び土壌では、全ての地点で環境基準を達成していましたが、公共用水域の水質・底質では、それぞれ環境基準を超過した地点がありました。
 
表1 令和3年度ダイオキシン類に係る環境調査結果概要
環境媒体 地点数 環境基準超過地点数 平均値 濃度範囲
大気** 584地点 0地点(0.0%) 0.015 pg-TEQ/m3 0.0022 ~ 0.25 pg-TEQ/m
公共用水域水質 1,382地点 27地点(2.0%) 0.18 pg-TEQ/L 0.012 ~ 3.1 pg-TEQ/L
公共用水域底質 1,147地点 4地点(0.3%)  5.9 pg-TEQ/g 0.058 ~ 430 pg-TEQ/g
地下水質*** 467地点 0地点(0.0%) 0.053 pg-TEQ/L 0.00028 ~ 0.67 pg-TEQ/L
土壌**** 760地点 0地点(0.0%) 3.4 pg-TEQ/g 0.000060 ~ 200 pg-TEQ/g
*:   平均値は各地点の年間平均値の平均値であり、濃度範囲は年間平均値の最小値及び最大値である。
**:  大気については、全調査地点(633地点)のうち、夏季・冬季を含む年2回以上の調査が実施された584地点についての結果であり、環境省の定点調査結果及び大気汚染防止法政令市が独自に実施した調査結果を含む。
***: 地下水質については、環境の一般的状況を調査(概況調査)した結果であり、汚染の継続監視等の経年的なモニタリングとして定期的に実施される調査等の結果は含まない。
****:土壌については、環境の一般的状況を調査(一般環境把握調査及び発生源周辺状況把握調査)した結果であり、汚染範囲を確定するための調査等の結果は含まない。
なお、簡易測定法による4地点4検体のデータは、平均値、濃度範囲の算出の対象外である。
このほかに、土壌では継続モニタリング調査(2区域6地点、6検体)が実施された。
 
 
3. 今後の取組
  今後も、ダイオキシン類対策特別措置法に基づき、ダイオキシン類の環境中への排出の低減、環境調査の適切な実施等に努めます。

連絡先

環境省水・大気環境局総務課
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8291
課長
福島 健彦
課長補佐
桑原 厚
環境省水・大気環境局大気環境課
直通
03-5521-8295
課長
太田 志津子
課長補佐
奥野 博信
環境省水・大気環境局水環境課
直通
03-5521-8313
課長
大井 通博
係長
森 美穂子
環境省水・大気環境局水環境課 土壌環境室
直通
03-5521-8321
参事官
堀内 洋
室長補佐
甲斐 文祥
環境省水・大気環境局地下水・地盤環境室
直通
03-5521-8309
参事官
堀内 洋
室長補佐
甲斐 文祥

PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Readerが必要です。Adobe Reader(無償)をダウンロードしてご利用ください。

Get ADOBE READER