報道発表資料

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2023年03月16日
  • 水・土壌

第10回東京湾再生推進会議の開催結果について

1. 令和5年3月14日(火)に、東京湾に関連する関係省庁及び地方公共団体からなる東京湾再生推進会議の第10回の会議が開催されました。
2. 令和5年3月に計画期間を満了する「東京湾再生のための行動計画(第二期)」の取組状況とその評価を期末評価報告書としてとりまとめるとともに、「東京湾再生のための行動計画(第三期)」が策定されました。
3. 行動計画(第三期)では、新たな目標の実現に向け、「豊かな水環境の実現」、「楽しく、親しみやすい東京湾の創出」、「活動の環(わ)の拡大」からなる3つの目標の柱を設定し、分野を超えた連携を図りながら施策を検討し取組を進めること等が決定されました。

■ 東京湾再生推進会議について

平成13年12月に都市再生本部の都市再生プロジェクト(第三次決定)として、水質汚濁が慢性化している大都市圏の「海の再生」を図ることとされたことを受け、平成14年2月に関係省庁及び関係地方公共団体を構成員として設置されました。これまで、平成15年から平成25年まで、平成25年から令和5年までをそれぞれ計画期間とする「東京湾再生のための行動計画」を策定し、二期に渡って取組を進めてきました。
「東京湾再生のための行動計画(第二期)」が計画期間満了を迎えることから、令和5年3月14日(火)に、第10回東京湾再生推進会議が開催されました。

■ 「東京湾再生のための行動計画(第二期)」の期末評価について

「東京湾再生のための行動計画(第二期)」において位置づけられている各取組を着実に実施し、長期的には一定の改善がみられるものの、東京湾全体の水質指標については、依然として全体目標の達成には至らず、引き続き東京湾再生を目指す関係者の連携をより一層強化していくことが重要である等の報告がありました。
期末評価の全文については、東京湾再生推進会議のウェブサイトを御参照ください。
(外部リンク:https://www1.kaiho.mlit.go.jp/KANKYO/TB_Renaissance/index.html

■ 「東京湾再生のための行動計画(第三期)」について

行動計画(第三期)における新たな目標が以下の通り決定されました。
 
(新たな目標)
快適に水遊びができ、「江戸前」をはじめ多くの生物が生息する、
親しみやすく美しい豊かな「海」を多様な主体が協力しあうことで取り戻す
~流域3,000万人の心を豊かにする「東京湾」の創出~
 
また、行動計画(第三期)については、新たな目標の実現に向け、「豊かな水環境の実現」、「楽しく、親しみやすい東京湾の創出」、「活動の環(わ)の拡大」からなる3つの目標の柱を設定し、分野を超えた連携を図りながら施策を検討し取組を進めること等が決定されました。また、新たな取組として、「ブルーカーボン・オフセット・クレジット制度」の活用等によるブルーインフラの持続可能な保全・再生・創出の実施や、「自然共生サイト」認定等、官民が連携する取組の推進が盛り込まれました。加えて、計画の機動性・実効性を向上させるため、従来のものから計画の構成を一新し、併せて推進会議体制についても見直しが図られました。
※ブルーインフラとはCO₂吸収源対策や生物多様性等の様々な課題の解決に貢献するブルーカーボン生態系及びその生息環境を形成する基盤となるもの。 

行動計画の全文については、東京湾再生推進会議のウェブサイトを御参照ください。
(外部リンク:https://www1.kaiho.mlit.go.jp/KANKYO/TB_Renaissance/index.html

連絡先

環境省水・大気環境局水環境課閉鎖性海域対策室
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8317
室長
木村正伸
室長補佐
速水香奈
担当
加藤貴裕

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