報道発表資料
2025年10月17日
- 再生循環
令和7年度国内資源循環体制構築に向けた再エネ関連製品及びベース素材の全体最適化実証事業(間接補助)の公募結果について
1.環境省は、脱炭素化を進める観点から、従来の資源循環の取組から更に踏み込んだ資源の徹底活用を図るとともに、当該活用プロセスの省CO2化を図ることとしています。
2.本事業は、再エネ関連製品やベース素材の省CO2型のリサイクル技術向上と、デジタルを用いたトレーサビリティ確保によるリサイクル原料の品質向上を図り、未利用資源の活用体制構築を促進する実証を行うものです。
3.同事業に応募があった案件について、申請書類による事前審査及び有識者で構成される評価審査委員会における審査を行いました。
4.審査の結果、使用済み太陽光パネルから分離・回収されたガラスから封止材(EVA)を除去し、より高度なガラスの再資源化を行う実証事業を採択しましたので、お知らせします。
■ 令和7年度国内資源循環体制構築に向けた再エネ関連製品及びベース素材の全体最適化実証事業(間接補助)の公募概要
環境省は、脱炭素を進める観点から、従来の資源循環の取組から更に踏み込んだ資源の徹底活用を図ると共に、当該活用プロセスの省CO2化を図ることとしています。
本事業は、太陽光パネルや車載用バッテリー等の再エネ関連製品、センサーや電子基板に含まれるレアメタル及びガラス等のベース素材を対象とした省CO2型のリサイクル技術向上と、デジタルを用いたトレーサビリティ確保によるリサイクル原料の品質向上を図り、未利用資源の活用体制構築を促進する設備導入を伴う実証(間接補助)を行うものです。
本事業は、太陽光パネルや車載用バッテリー等の再エネ関連製品、センサーや電子基板に含まれるレアメタル及びガラス等のベース素材を対象とした省CO2型のリサイクル技術向上と、デジタルを用いたトレーサビリティ確保によるリサイクル原料の品質向上を図り、未利用資源の活用体制構築を促進する設備導入を伴う実証(間接補助)を行うものです。
■ 選定結果
本事業の公募に対し2件の応募があり、申請書類による事前審査及び有識者で構成される評価審査委員会による審査を行った結果、以下2件の事業について選定しました。
申請事業者名 | 申請事業名 | 事業の概要 |
株式会社タケエイ | マイクロ波を利用した太陽光パネルガラス付着有機物除去によるガラスカレット水平リサイクルの実証事業 | 使用済み太陽光パネルから破砕・回収されるガラスレットの水平リサイクルを推進する事業。 電気エネルギーによるマイクロ波照射を応用した選択加熱での封止材(EVA)の除去・低減技術の開発を通じた、板ガラスへの水平リサイクルの実証試験を行う。 |
株式会社浜田 | 太陽光パネルのカバーガラスを水平リサイクルするための新技術の実証事業 | 使用済み太陽光パネルからホットナイフ分離装置で分離されたカバーガラスの水平リサイクルを推進する事業。 分離したカバーガラスに残存する封止材(EVA)をウォータージェット工法を用いて除去する装置を開発し、既存リサイクルフローに追加することで板ガラスへの水平リサイクルの実証試験を行う。 |
連絡先
環境省環境再生・資源循環局資源循環課資源循環ビジネス推進室
- 代表
- 03-3581-3351
- 直通
- 03-6206-1875
- 室長
- 塚原 沙智子
- 室長補佐
- 脇坂 肇
- 主査
- 田中 陽二
- 担当
- 恵美 健央
- 担当
- 前田 啓太郎