報道発表資料

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2023年02月17日
  • 総合政策

(仮称)平木阿波ウィンドファーム事業及び(仮称)平木阿波第二ウィンドファーム事業に係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見の提出について

1. 環境省は、「(仮称)平木阿波ウィンドファーム事業及び(仮称)平木阿波第二ウィンドファーム事業に係る環境影響評価準備書」(株式会社グリーンパワーインベストメント)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。 

2. 環境大臣意見では、
(1)砂防指定地内における風力発電設備等について、砂防法に基づく砂防指定地の行為の許可基準に適合する設置計画とならない限りは、設置の回避又は配置等の変更を含む事業計画の見直しを行うこと
(2)対象事業実施区域及びその周辺において、クマタカ等の営巣及び繁殖が複数確認されているほか、ヤイロチョウ等の生息が確認されていることから、風力発電設備等の工事の実施に当たっては、専門家の助言等を踏まえ、工事内容、工事時期及び工事期間に係る環境保全措置を講ずること
等を求めている。

■ 背景

 環境影響評価法及び電気事業法は、令和3年10月31日から施行された環境影響評価法施行令の一部を改正する政令の経過措置(附則第2条)に基づき、施行日前に環境影響評価法第3条の4第1項の規定による公表が行われた出力10,000kW以上の風力発電所の設置又は変更の工事を第一種事業とし、経済産業大臣は、事業者から提出された環境影響評価準備書※1の審査に当たって、環境大臣の意見を聴かなければならないこととされている。本件は、「(仮称)平木阿波ウィンドファーム事業及び(仮称)平木阿波第二ウィンドファーム事業に係る環境影響評価準備書」について、この手続に沿って経済産業大臣に対して意見を提出するものである。    
 今後、事業者は、環境大臣の意見及び関係地方公共団体の長の意見を受けた経済産業大臣勧告等を踏まえ、法に基づく環境影響評価書の作成等の手続が求められる。

※1 環境影響評価準備書:環境影響評価の結果について環境の保全の見地からの意見を聴くための準備として、調査、予測、評価及び環境保全措置の検討を実施した結果等を示し、環境の保全に関する事業者自らの考え方を取りまとめた文書。

■ 事業の概要

 三重県津市及び伊賀市において、最大で出力37,800kWの風力発電所を設置する事業
 ・ 事業者  株式会社グリーンパワーインベストメント
 ・ 事業位置 三重県津市及び伊賀市(対象事業実施区域の面積:約157 ha)  
 ・ 出力   最大37,800kW(単機出力4,200kW ×9[=6+3]基、2事業の合計)

■ 環境大臣意見

別紙のとおり。
(参考)環境影響評価に係る手続

※2 環境の保全の見地からの意見の件数                                                    以上 

連絡先

環境省大臣官房 環境影響評価課 環境影響審査室
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8237
室長
相澤 寛史
室長補佐
村井辰太朗
審査官
福田 朋也